2023年12月07日

ホクロ除去直後は?

Reading Time: < 1 minuteホクロ除去は 1:切除手術 2:サージトロンによる電気分解法 3:炭酸ガスレーザーによる蒸散 4:ツリウムレーザーによる蒸散 5:Nd:YAGレーザーによる蒸散 等で除去します。 手順は、まず、悪性か否かのダーマスコープでの診断。 次に麻酔をして 1-5の治療を次の要素から選択 1)ホクロの部位 2)ホクロの大きさ 3)ホクロの種類 4)ホクロの性状 を考慮して。 正確に緻密に除去できるスキルがあればサージトロンによる電気分解法による蒸散が短時間、容易でダウンタイム少ないです。 症例は サージトロンでの除去直前後の写真です。 この後のケアは医療用創傷被覆材による患部の保護で終了。 4か月後には赤みも消え 傷跡は全く残らず治癒。
2021年11月16日

ホクロ除去の麻酔

Reading Time: < 1 minuteホクロ除去の際に使用される麻酔は 原則としまして 塩酸リドカイン つまりキシロカイン https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00000332-003が使用されます。 エピレナミンという血管収縮剤が含有されたキシロカインを使用します。 エピレナミンは治療の時、血管を収縮させて出血を抑制する効果と キシロカインの有効時間を延長させる効果があります。 医学部の教科書には鼻先部位や指先には使用を禁忌と記載してありますが、現在では臨床的にはまず問題が起こることありません。(血管収縮により皮膚壊死が起こる可能性があると考えられていました。) 濃度は、0.5%〜2.0%の製剤が使用されることが多いのですが ホクロ除去では、0.5%で十分な濃度であり使用に問題がありません。 当院では、キシロカインを使用していますが、キシロカイン塩酸リドカインという名称通りPHが酸性 3.3〜5.0 で 生体内、特に真皮内に注射する時、この薬剤の拡散時にPHの差の薬剤性の痛みが生じます。 このためPH調整のためメイロンというアルカリ性の薬剤を混ぜてさらに濃度を下げ PHをできる限り生体に近い PH7.3程度にPH調整を行って自作しています。 実際の使用では従来のキシロカイン注射に比較して はるかに注射時の痛みが少なく 患者様の負担が減ることになりました。 また、注射を行う 針も 30Gから34G と極細の針での注射のため痛みがかなり軽減されます。 ホクロを多数除去する場合はホクロの数だけ注射が必要となるため必ず患者様への麻酔時の痛み緩和ケアが必要となります。 ホクロ除去の麻酔量は少なく簡単といっても 丁寧な注射で疼痛緩和が可能となります。 当院では極細の針の使用、PH調整した自作キシロカイン麻酔薬の使用によりホクロ除去を行っております。

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