Reading Time: < 1 minute皮膚科でホクロ(色素性母斑)の治療として液体窒素による低温熱傷で醜い瘢痕、色素沈着を起こしてご来院される患者様が少なくありません。
イボ(尋常性疣贅)であれば液体窒素での治療もやむをえませんが(私は反対です)、いわゆるホクロ除去を目的として液体窒素を行う治療行為は昭和時代でもびっくりな 絶対に行ってはいけない治療行為です。
まず、ホクロ(色素性母斑)が液体窒素を塗布することで綺麗に除去できることは絶対にありえまあせん。炎症を引き起こしホクロ周囲の皮膚までも低温熱傷による炎症で発赤、腫脹、炎症後色素沈着が必発です。
患者様はこのような事実や治療行為の結果による不利益をほとんどご存じなく一切説明を受けずに液体窒素をホクロにあてられてしまうケースが多いようです。
ホクロは
切除
炭酸ガスレーザー
電気分解法
など 状態に応じて治療します。
何でもかんでも切除も問題ですが何でもかんでも液体窒素での治療も大問題です。
保険診療で実施するにしても母斑は適応にはなっていないはずですが…