Reading Time: < 1 minuteホクロ除去のご相談は毎日数多くいただきます。
ホクロは切除をできる限り行いように炭酸ガスレーザーもしくは電気蒸散法による 蒸散治療も数多く行われています。
悪性腫瘍を少しでも疑ったり病理検査が必要と考えられる場合は、切除除去が望ましいと想定されます。
しかし、美容的には傷跡が少なからず残るためにホクロより目立つような傷跡が残ることもあります。
炭酸ガスレーザーでのホクロ治療が最先端と思われておられますが 私は、すでに30年前から使用していました。
炭酸ガスレーザーで施術するから綺麗にホクロが除去できる、傷跡が残らないということはありません。
高度な技術を持った専門医が丁寧に電気蒸散法で除去したほうが傷跡も残らないことが多いのです。
蒸散前には熱が発生するため正常組織への熱ダメージを抑制するために当院では―20℃の冷却装置で患部を冷却を繰り返して蒸散処置を行います。
麻酔もPH調整した注入時の痛みがほとんど感じないキシロカイン+メイロン入りの薬剤を使用します。
ホクロの存在場所
ホクロの大きさ
ホクロの色素の深さ
ホクロの状態
ホクロ除去後の処置
によります。
すべてを総合してキレイに除去できるか判断しなければいけません。
術直後の状態は擦り傷のような状態で赤みが出現します。上皮が欠損しているため上皮化を早期にできるように医療用被覆材を1週間ほど貼ります。
傷痕は、残りやすい部位(盛り上がった肥厚性瘢痕となる)は目の周り、口の周り、下顎部など皮膚の動きがある部位。
赤みは4か月ほどで消失してほぼ肌色に変化して目立たなくなります。
この4か月間はできる限り遮光する必要があります。
強い紫外線照射を患部に受けてしまうと色素沈着が長期に残ることもあります。
ケアは最初の1週間が大切です。
除去直後には、抗生剤入りのステロイド軟こうを回のみ塗布。その上から医療用創傷被覆材を貼ります。
これでホクロ除去後の傷痕が被覆され湿潤状態になり上皮の培養状態となります。
上皮の形成が起これば被覆材は不要です。
消毒、外用薬の塗布は不要です。
原則として通院は不要です。