Reading Time: < 1 minuteWEB上で「ミラドライの効果は無い、ダウンタイムがないと聞いていたのに死ぬほど痛かった」などとの記載が数多く見受けられます。
実際はどうでしょうか?
メスを使用しないから安全、痛みが少ない、手軽に治療が受けられる、ダウンタイムが少ない厚生労働省が認可した医療機器で行う治療…
すべて嘘です。
少なからず熱傷が発生し激痛や酷い腫れが生じます。
日常生活が困難なダウンタイムと看護師施術ならさらに皮膚壊死や感染症のリスク。
厚生労働省は医療機器として認可しているのは原発性腋窩多汗症のみでワキガ治療の医療機器としては認可しておりません。
スソ、乳輪、子供への安全性も確認されておらず私は禁忌だと考えておりこの考えと同様の考えを持つ医師は多いと思います。
つまり ミラドライは患者様の臭いの悩みを解消する医療機器でも方法でもなく 一部の美容クリニックや皮膚科の医療よりも営利を優先しましたビジネスになってしまっているのです。
医療機関だから安心ということはありません。医師が経営者ではなく反医療行為を平然と実施する医療機関もあります。
ミラドライは原発性腋窩多汗症専用の治療機器であり、臭いが気になる方のワキガの治療機器ではありません。多くの美容クリニックでは、多汗症とワキガ症を同様に扱っていますが、実際にはこれら二つの状態には根本的に違います。
ミラドライは原発性腋窩多汗症、つまりワキの部位の過度の発汗を抑制するために開発され販売されている医療機器であり、ワキガの臭いを軽減目的で医療機器に認定されたものではないのです。この混同と誇大広告で多くの方がミスリーディングされてしまっています。
厚生労働省の医療機器認定は原発性腋窩多汗症という 脇汗の治療のみです。
■エクリン汗腺
エクリン汗腺は、全身の皮膚表面に分布し、主に真皮内に存在。エクリン汗腺は、皮膚表面に開口する導管を通じて汗を排出。
・エクリン汗腺の再生能力
エクリン汗腺は破壊されたり、その機能が低下しても、時間が経過すると再生し、機能が回復する可能性があります。
■アポクリン汗腺
アポクリン汗腺は、主に腋窩(わき)、陰部、乳輪周辺など毛が密集している部位に関連して存在。
アポクリン汗腺は皮膚の真皮及び皮下組織に存在し、エクリン汗腺より表層から深い領域に存在、毛包にその導管が開口。
・ワキガとアポクリン汗腺
ワキガ臭は、アポクリン汗に含まれる強烈な臭い成分(N-アセチル-5-メチルオルニチン)によるものです。表在菌によって分解され臭いが発生します。アポクリン汗腺には、一度破壊されるとほとんど再生しません。