Reading Time: < 1 minute当院へはミラドライを受けられて全く効果が無いため再治療を希望されて多くの患者様が訪れています。
10年前ミラドライを受けて再発して・・・
2年前にはダブルパス法で・・・しかし、10年前よりも有効性は低かった・・・
ミラドライ導入初期には医師が治療を担当していましたが、最近ではほとんどの医療機関では看護師施術になってしまっています。当然、看護師から施術を受ければ効果は期待できないでしょう。
(以前より このブログで繰り返しお伝えしておりますが もし看護師施術で有効性、安全性のエビデンスがあるのであれば 担当看護師の方は当院へご連絡ください。いつでもお話は伺いますし討論させていただけましたら幸いです。当然、看護師に施術させておられます医師の方も)
これは、医師のワキガ治療の経験不足だけでなく 価格競争で 治療の質をかなり落として ワキガ治療知識が全くない看護師が施術を行うことで人件費を安くする・・・
看護師施術に有効な結果はまず期待できません。
正当の医療とは 知識も経験もある専門医が責任をもって最後まで治療することです。
ミラドライビジネスに騙され繰り返しの治療で多額のお金を支払い多大なる苦痛と時間を無駄にされてしまった患者様。
熱傷痕だけ残り全く効果ない結果。
とても残念です。
最近では、
【ミラドライ」は国内で唯一、厚生労働省の認可を得たわきが・多汗症治療の医療機器です。
厚生労働省の認可を得るには、厳しい審査や数多くの症例実績を必要とするため、認可を受けている機器はそれだけ安全性の高い医療機器と言えます。】
と派手に広告宣伝する医療機関も少なくありません。
こちらの文章は真実でしょうか?
虚偽です!騙されないでくださ!。
<承認条件(案)>としてこちら https://www.pmda.go.jp/medical_devices/2018/M20180611001/340679000_23000BZX00161000_A100_1.pdf
原発性局所多汗症の治療に関連する十分な知識を有する医師が、本品の使用方法に関する技能や手技に伴う合併症等の知識を十分に習得した上で、使用目的及び使用方法を遵守して本品を用いるよう、必要な措置を講ずること。
まず看護師への販売を行う医療機器ではないこと。
医師が使用することを条件に安全設定案も出され承認されている医療機器です。
看護師がミラドライを行えば、安全とは言えないのです。
しかも・・・
重度の原発性腋窩多汗症 つまり 汗が異常に出る疾患 にのみ対象の医療機器で いわゆる 臭い・・・ワキガの治療を対象として厚生労働省は認可した医療機器ではないのです。
このような虚偽な謳い文句で集客する医療機関が正当で安全性高い ワキガ治療を行っているとは到底考えられないと思います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000200760_00004.html
→ 臨床試験の結果としても、臭いに対しては臨床試験の達成基準を満たすことができなかったことから、総合して今回はあくまでも多汗症に対して適応を認めるので、臭いの低減効果は認められなかったと、審査としては結論付けております。
○北澤委員 今の御説明で理解できた部分もあるのですが、これは汗が多い人のためのものであり、わきがの人には適応がないということでよろしいでしょうか。
○医薬品医療機器総合機構 御指摘のとおりで、本品の適応は、あくまで原発性の腋窩多汗症の患者さんのみで、当然、腋臭症の患者さんに関しては適応外となります。
○医薬品医療機器総合機構 多汗症と腋臭症が同時に出現する患者さんも多いと思うのです。ただ原理的に、多汗症の汗腺はエクリン汗腺であって、腋臭症の原因の汗腺はアポクリン汗腺と、そもそも原因の汗腺が異なります。今回の装置のターゲットはエクリン汗腺ですので、その効果としても今回の臨床試験の結果で多汗症だけに効果があることが分かったという結果です。適応としても、多汗症のみの方が妥当と判断をしております。
ワキガ臭に対するミラドライの効果は認められていませんし、厚生労働省がワキガ治療機器として認可したものではないことはこちらから明確です。
看護師ミラドライ治療でこれ以上 悩まれる患者様が増えないことを祈念申し上げます。