Reading Time: < 1 minute近年 ワキガ・多汗症治療は手術ではなく非観血的なメスを使用しない治療法が開発されダウンタイムが少ない治療法が普及してきました。
現在、ワキガ治療には以下の方法があります。
1.手術
2. ミラドライ
3. ビューホット
4.EL法
5.ボトックス注射
6. 外用薬
それぞれ短所。長所があります。
当院では、4.5.6.の治療を実施して患者様に満足いただいております。
いずれもダウンタイム無く当日から入浴、軽いスポーツが可能で術後や腫れは一切ありません。残念ながら当院の初診の患者様の半数以上がミラドライ、ビューホットの再発もしくは傷跡の修正治療でのご来院となります。
ミラドライを採用している医療機関が多いのですがそのほとんどは看護師施術という現実があります。
つまり、本来 医師が行うべき治療行為を看護師が実施しているのです。
看護師は注射や処置の介助、脱毛などは医師の管理下で可能ですが治療行為は許されていません。
特に生体へ大きな熱エネルギーを与えて汗腺を破壊する治療行為にはリスクも伴います。
その管理医師も1度もワキガ治療を自分自身で行ったことがないか手術すら行ったことが無い医師がほとんどではないでしょうか。
私は美容外科医としまして1500例以上のワキガ手術を行ってきており間違いなく症例数は日本トップクラスと自負しております。
ワキガ治療も30数年実施してあらゆる患者様の悩みに対応させていただいてきました。
昨今ではビジネス優先でワキガに関する知識が全くない医師が 看護師に治療を任せて修正を上げるという 間違った 美容医療が行われています。
局所麻酔もリスクがあります。2%のキシロカインを大量に注射してキシロカイン中毒を起こした事例もあります。
安易に広告を信じて治療を受けることは控えて欲しいと思います。
最初に説明した医師が最後まで安全性や効果を保証して行うべきです。
ミラドライは無痛、メスを使用しないから安全でダウンタイム少ないとの広告を見かけますが絶対にそのようなことはありません。
皮膚へ面で熱を与える治療ですので 熱傷が少なからず起こり痛みや腫れは手術以上です。
決して無痛、ダウンタイム無し ということはありません。むしろ手術より痛みがはるかに強く腫れも出ます。
効果が無いわけではありませんが、看護師が行う ミラドライ治療は、慎重に行うべき治療と考えています。
ミラドライ治療は看護師が行うのが良い と本当にお考えの先生方がおられましたら私までご連絡いただけましたら幸いです。その違法性やリスク、問題点、効果などしっかりお話させていただきたいと思います。