Reading Time: < 1 minutehttps://news.yahoo.co.jp/articles/cd03d70cdd23b5ad36642d5f86d1e611f9bd297d 痛ましい事故ですね。 歯科医療でも毎年のようにキシロカイン中毒による乳幼児の死亡事例が後を絶ちません。局所麻酔だから 安心、局所麻酔だからリスクは無いと多くの方々同様に 医師も安易に考えて 注射する麻酔の濃度や量に関して注意を払っていないケースが少なくありません。 過去にも20代の女性へワキガ手術のために局所麻酔を行い キシロカイン中毒による死亡事故が 都内の美容外科クリニックで起こりニュースでも大きく取りあげられていました。 歯科では2%の濃度のキシロカイン つまり塩酸リドカインを使用して麻酔を実施しています。 美容外科手術でも2%の高濃度を長時間にわたるような手術の場合は使用する場合もあります。 しかし、麻酔は0.2%という薄い濃度でも十分に有効です。 特に10分の一の濃度での麻酔であればリスクもほとんどなく事故が起こるようなことはまずありえません。 ミラドライ、ビューホットといった施術では医師が麻酔を行った後 看護師が施術する施設も少なくなく 局所麻酔注射後の患者様の反応や状態を診ることも無く治療が勧められている現状があり いずれか 麻酔事故がわきが治療の時にも起こりうると危惧しています。 当院では、0.2%の局所麻酔使用を原則として 麻酔事故が絶対に起こらないよう、患者様のお身体へ負担が無いように配慮した局所麻酔を実施しています。 ワキガ・多汗症の治療の麻酔は局所だから 安全 ・・・というわけではなく事実を治療を受ける前に 患者様には知識として知っていただきたいことです。