Reading Time: < 1 minuteワキガ、スソガ、チチガ いずれも臭いによる症状で患者様が悩んでいる病態です。腋臭症は 診断名であり医学的にも多汗症同様 疾患として認識されています。 この治療を果たして医師ではない看護師が行ってよいか? 倫理的 法的にもグレーで場合によっては完全な医師法違反の場合もあります。 医師がクリニック内にいない状況でミラドライ、ビューホット、HIFUなどで治療を看護師が行えば 完全な医師法違反。 カウンセラーが診察や診断を行えばこれも医師法違反。 名古屋の私のクリニックの周囲にも 明らかに医師法違反を行っている美容クリニックの存在が確認されています。 ワキガ、スソガ、チチガ治療を医師法違反に問われないまでも看護師施術は絶対に受けないでほしいと思います。 その理由は、 1:看護師はワキガ、チチガ、スソガに対する治療経験も正しい解剖学的知識もありません。(看護学校でも臨床現場でも看護師に対して治療を研修することはまずありません。) 2:看護師は皮膚の状態が正しく判断できません。ミラドライで熱傷が起こってもその程度や処置ができません。 3:アポクリン汗腺の解剖学的位置も認識できない。看護師は手術の経験は皆無のわけですからアポクリン汗腺を見たことも直接除去したことも解剖的な位置もイメージできません。 4:ミラドライは看護師が施術を担当することを想定して厚生労働省に原発性腋窩多汗症の治療機器として認可されたわけではない。 対象疾患も対象部位も違う部分への看護師施術は死亡事故という大きなリスクを引き起こす可能性もあります。 5:看護師にはトラブルを起こっても責任が果たせません。 6:看護師は医師と違い随時医療機関に長期間勤務することはほとんどない。 ミラドライ施術はどうしてほとんどのクリニックで看護師が行っているのか? 理由は、労働単価の安い看護師が行えば利益が確保できるため、つまり患者様の安全性や有効性よりもクリニックサイドの営利を優先しているためです。 本当に患者様ファーストの医療サービスを提供する気持ちがあれば医師が自ら治療を担当して看護師に治療を行わせることは絶対にないはずです。 できないのか?やらないのか?は私にはわかりませんが看護師が治療を行っている美容クリニックが正当で質の高い医療サービスを行っているとは思えません。 1年間ほどの美容外科クリニック勤務経験の内科医出身の医師が 名古屋中区栄で開業され EL法よりミラドライが有効と患者様へ伝え あらゆる関連学会がミラドライ死亡事故を受けて注意喚起する中、チチガ、スソガに対しても有効と看護師に施術させています。 とんでもない暴挙と考えます。 看護師施術ならまだしも EL法が効果が無いと見たことも実践したことも情報すらない 1年の美容外科経験の内科医出身の医師が情報弱者の患者様へ断言して 適応外部位のスソガ、チチガのミラドライ治療を勧めています。 SNSやネット関連のリスティング広告などで派手に広告宣伝され集客されているようですがトラブルが起こらないことを願います。 *ミラドライ施術を受けられ熱傷が起こってしまったり 効果が無かったり再発された患者様は、確実に治療可能なEL法での施術を安全かつダウンタイム無く行えますのでお気軽に当院へご相談ください。