Reading Time: < 1 minutehttps://news.yahoo.co.jp/pickup/6409686 最近、美容クリニックでの施術トラブルの報道がありました。 この内容には間違いもあり 私見を述べさせていただきたいと思います。 レーザーでのトラブルとニュースで文章が記載されていますが実際はレーザーでしわやたるみの治療は殆んど行われていないため 高周波による電気エネルギーの治療であると予想されます。文章内にも高周波という言葉がありますが 高周波であればサーマクールのような単極の端子から熱エネルギーを発生させ真皮のコラーゲン生成を図りたるみやシワの治療を行うシステムが使用されていたのではないかと考えます。 しかし、現在では頸部のしわ、たるみ治療の主たるシステムはHIFUと呼ばれます超音波を高密度に焦点に集め熱を発生させて真皮や筋膜のタンパク変性を惹起させ引き上げる治療法になります。 ネットではHIFUによるトラブルではないのか?との記載も多くその真相は未だ不明です。 未承認機器の使用とありますが、未承認機器を美容治療で使用することは違法行為であ貼りません。むしろ国内では美容医療においては未承認機器での美容治療がその多くを占め もし未承認機器の美容医療器が違法となれば 美容クリニックの経営も美容診療も成り立たなくなってしまいます。 医師が個人の責任において未承認機器である美容医療機器を国外から輸入して治療を行っているのが日本の美容医療の現状でもあるのです。 未承認機器を使用したから悪い、未承認機器を使用したから警察の家宅捜査が入ったという印象になってしまう報道内容は危惧しております。 この事件の問題点は。 1:看護師が施術を行ったこと 2:看護師への指示や術後のチェックが確実に行われておらず医師の管理下で行われたとしても 不十分であたこと なのです。 警察が医療事故として死亡事故以外に医療機関へ家宅捜査に入ることは、異例であり 患者様からの被害届け、刑事告訴が診断書などを添えて具体的な証拠とともに警察へ提出されたことが想定されます。 もしくは、他にも同様な被害者が存在して同様のケースが複数存在するか、現在の患者様への医療機関の対応が極めて不適切だったことが想定されます。 いずれにしましても この問題は決して家宅捜査を受けた医療機関だけの問題だけではないと思います。 当院にも本来であれば医師が必ず施術すべきレーザー照射やHIFU照射を他医院で受けられ熱傷を受けられたトラブルの患者様のご相談も相当数あります。 いかなる施術でもリスクが少しでもあれば医師が必ず施術を行うべきであり その輸入代行業者やメーカーも看護師が治療を行う事前提で美容医療器販売を行うべきではないと考えています。グレーゾーンが多い美容医療をもっと社会的に安心して多くの方々が受けられるよう 今回の事件はしっかりと事実を注視していきたいですね。 当院では、開業以来、全ての施術を院長である私が責任を持ちまして最初から最後まで必ず施術を行っています。