- 内科医出身の医師がアポクリン汗腺の位置や構造を理解していない
- 看護師に施術を任せ、患者に誤った情報を伝えて強引に治療を推奨する事例

Reading Time: < 1 minute 美容外科医としての経験と、ワキガ治療に関する重要な情報 美容外科医として35年間、多くの腋臭症(ワキガ)手術を行ってまいりました。これまでに1500症例以上に対応してきたため、おそらく日本トップクラスの症例数だと思われます。 ワキガ手術の限界 あらゆる手術方法を経験しましたが、どれほど美容外科的に傷跡が残らないように配慮しても、ある程度の傷跡が残り、臭いや汗を完全に消失させることは困難です。 例えば、植皮のように真皮を薄くする手術では効果は大きくなるものの、壊死や瘢痕のリスクが高まります。固定も最低1週間は必要となり、経過が良かった場合でも数カ月後には粉瘤や毛包炎の合併症が発生する可能性も否定できません。 手術においては「傷を取るか、効果を取るか」が常に課題であり、これを克服するのは容易ではありません。 最近のワキガ治療における問題点:ミラドライ 最近、内科医出身の医師がワキガ治療の経験や知識、手術経験ゼロであるにもかかわらず、「ミラドライ」という機器を使用し、看護師に任せて治療を行うケースが増加しています。この方法は効果が少なく、リスクやダウンタイムが大きいため、絶対にお勧めできません。 以前は他院での手術後の再発例に関する相談が多かったですが、最近ではほぼ全例がミラドライ施術後の再発や無効事例に関する相談です。特に以下のような問題が顕著です: