医療技術を用いたケアを行っても、時間の経過とともに再びニオイが気になってしまうケースは少なくありません。
今回は、その再発を分ける要因と、切らないアプローチとして選択肢に挙がる「EL法(電気分解法)」の仕組みについて解説します。
■ 再発しやすい人としにくい人の違い
ワキガの再発に大きく影響するのは、「治療を受けた年齢」と「アプローチの方法」です。- 再発しやすい傾向にある人 10代前半から半ばの成長期に治療を受けた人は、一時的にニオイの元を減らせても、その後に身体の成長とともにアポクリン汗腺が新たに発達し、再びニオイが生じる可能性があります。 また、皮膚の表面からアプローチする照射治療などで一部の汗腺にダメージを与えきれなかった場合、残った細胞が数年かけて徐々に活動を再開することもあります。
- 再発しにくい傾向にある人 汗腺の成長が完全にストップした成人以降に治療を受けた人です。 大人になってから適切に処理された汗腺が、後から再生したり増えたりすることは基本的にはありません。
■ ニオイの元へピンポイントに届く「EL法」
こうした再発リスクを考慮した上で、メスを入れない選択肢として適しているのが「EL法(電気分解法)」です。 EL法は、絶縁処理を施した極細の器具を毛穴から直接挿入し、高周波の熱エネルギーによってニオイの原因であるアポクリン汗腺を個別にターゲットにする治療法です。
切開手術のように皮膚を大きく切る必要がないため、「傷跡が目立たず、術後の日常生活への影響(ダウンタイム)が少ない」という特徴を持ちながら、汗腺を物理的に捉えるため長期的な持続性が期待できます。
さらに、過去の治療によって皮膚の内部が硬く癒着してしまい、再手術が難しいと診断された再発症例に対しても、安全にアプローチしやすいという大きなメリットがあります。
ワキガの程度や皮膚の状態は一人ひとり異なります。
ご自身の年齢やライフスタイル、将来的な再発への不安を考慮しながら、信頼できる専門医と十分に相談して最適な治療計画を立てることが大切です。
【自由診療に関する確認事項(限定解除要件に基づく記載)】
治療名:EL法(電気分解法/ワキガ・多汗症治療)治療法:汗や臭いの元となるアポクリン汗腺をピンポイントで除去する治療法
費用の目安:220,000円〜825,000円(税込)
主なリスク・副作用:違和感、毛包炎、施術後の赤み、内出血、一時的な色素沈着が生じる場合がありますが、通常は時間の経過とともに軽快します。効果の現れ方や持続期間には個人差があります。