2021年12月24日

医療脱毛の理論

Reading Time: < 1 minute最近、脱毛サイトの監修、記事の医学的適正チェックなどを依頼されることが増えてきました。 脱毛理論をしっかり理解されて医師ご自身で脱毛を実施されている医療機関はほとんど無いようです。 ほぼすべての医療機関で看護師が脱毛施術を担当しているようですが、果たして看護師の方が脱毛理論を論文なども読んで理解して臨床応用しているか疑問です。 脱毛するときのターゲットは「毛の」メラニン色素です。酸化ヘモグロビンは血の色、すなわち真皮内の毛細血管の赤血球の色です。メラニンに吸収されやすい・メラニンの温度を上げやすいレーザー光の波長は短いほうが良いのですが、実際は例えば400nmとかだと表皮のメラニンに吸収されるばかりで光が毛乳頭、バルジ領域まで届かず、表皮熱傷になるだけなのです。また、血管を焼かずにメラニンだけを破壊しようとすると694nmの波長(ルビーレーザー)が良いかと思われますが、実際は波長が短いほど光が散乱し、ルビーの694nmでは真皮まで到達する光はわずか15%。このため医療用脱毛レーザーでは毛や毛根のメラニンを破壊するのに適した波長は750~790nmくらいのため755nmのアレキサンドライト光が医療用脱毛レーザーに適しています。 エステサロンの場合は、580nmからのいろいろな波長を含んだIPLの光を用いて脱毛を行います。 レーザーは医師しか取り扱いが医師法上許されていないためです。 脱毛には エステサロンではIPL使用されるため波長は限定的(680―1200nmの波長のIPLが医療用脱毛では使用されていた)   *脱毛効果に影響を与える因子 1:波長 2:パルス幅 3:フルエンス 4:照射回数 5:脱毛回数   *クライアントサイドの状況 1:脱毛する毛の太さ 2:脱毛する毛の色 3:毛の密度 4:脱毛部位 5:皮膚の色   これらを考慮して脱毛を実施します。   理論的にはIPLのスペクトルムはほぼ完成されており、脱毛機器の開発には 医療法上、薬機法上問題なければ高周波と組み合わせたり 冷却力を高め フルエンスをアップさせるしかない。 バルジ領域や毛乳頭部へしっかりと熱が伝達され組織破壊が起こることが重要であり、IPLはどうしてもレーザーと異なり欠点は、拡散が多く浅い部位にしかエネルギー伝達が困難である。いたずらにフルエンスを上げると表皮熱傷を起こしやすいため日焼けしたクライアントやいわゆる色黒のクライアントへの脱毛は注意が必要。 IPL はレーザーとは異なり,非可干渉性,多波長,散乱性の特徴を持つパルス光で、一般にキセノンランプを光源として,短波長領域をフィルターでカットして515 から1200 nm の波長を使用します.用途に応じてさらに1 枚または2 枚のフィルターを追加して,波長帯を限定して実際の治療に用いているのです.エネルギー強度は一様ではなく発振波長帯域の短波長側にピークがあります.IPL 治療は,ミリ秒単位で発振するパルス光をサファイア製の照射フィルターを通して,皮膚面に照射する.スポットサイズは10×30mm 程度の大きな長方形のものが多く,短時間で広範囲の治療が可能です。IPL は機器ごとに発振波長帯,設定可能なパルス幅(ex. 数ミリ秒から数十ミリ秒),パルス分割方式(ex. シングル,ダブル,トリプル),パルス内出力の均一性,皮膚照射面の冷却装置の有無とその方式など,設定や性能に大きな差があります。            

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