2021年11月17日

レーザー治療 で やけど?

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レーザー治療で全治6か月のやけど…被害者が医師らを刑事告訴 医療機器は国内未承認

という報道がありましたが いくつか間違いと 問題の焦点のズレが気になったので正確な表現で解説しました。 美容クリニックで死亡事故以外に家宅捜査や刑事事件として報道されるケースは異例です。 美容医療リスクマネジメントとしては、美容医療トラブル発生時の患者様へのフォローや患者様への対応に問題があったため さらに医療トラブル以上に問題が拡大したと考えられます。 まず、この美容医療トラブルは、レーザー治療で・・・やけど・・・とタイトルがありますが、文書内では高周波によるものと レーザーではなく高周波による美容治療の医療事故であることがわかります。 レーザーと高周波は全く異なります。 レーザーは単一波長の光 高周波は電気エネルギー つまり光と電気 全く異なるエネルギーの種類なのです。 レーザーは シミや入れ墨除去 など主として表皮もしくは真皮浅層へのアプローチの美容治療が主たる領域です。 しかし、高周波は表皮ではなく シワ、タルミ治療に使用されることが主であり真皮下ターゲットとした治療となります。 レーザーと高周波を混同しています。 さて次に 未承認機器 ということでJis●●社という医療メーカーの名称もニュース動画に映っており さらに使用したと想定されます機器 ULTRACell ?のパンフレットと思われる写真も写されていました。 これではまるでこの業者も問題と思われてしまいかねません。この業者が、看護師施術を謳って営業をかけてこの機器の売り込みを行っていたのであれば業者の責務も問われることがありますが常識的に考えてそのような推奨をすることはありえません。本来、医師が必ず行うべき医療行為の治療を看護師が行える医療機器ですと営業することは考えられません。 もちろん未承認機器はいかなる業者も国内では販売はできません。実際は、医師が個人の責任において個人輸入を行い 業者がその個人輸入代行を務めるというのが未承認美容医療機器購入の流れになります。 この場合は当然、リースはできませんので全て現金決済となります。 この報道では未承認機器を使用したから問題?というイメージが視聴者に持たれることを危惧しております。現在の美容医療の世界では美容治療を実施する際には未承認機器の使用することが多くを占めており 未承認機器 = 違法 ととらえられてしまうと美容医療サービスの多くは停止しなければならないのです。 未承認医療機器でも医師の責務において使用することは問題ありません。この医療機関の医師もこの機器を導入することは全く問題なかったはずです。 さて、この事件で問題視されているのが 看護師が施術 ということです。限りなくブラックに使いグレーなどと表現される医療行為です。 医師は最初に出力など指示していたようですが、看護師は流れ作業的?もしくは何かのマニュアルに沿って治療を進めていたはずです。この患者様の術直後の傷痕がネット上にありましたので拝見しましたが2-3度の熱傷。一部皮膚壊死と思われるほどの酷い熱傷部位が認められました。 熱傷は擦過傷や切創とは異なり治癒に時間もかかり瘢痕化しやすく瘢痕収縮なども起こりやすいのです。 術後の痛みも相当酷い状態であったことが想定されます。 看護師のスキルというより 医師が施術中も患者の状態など確認するべきでした。当然術後も。 術後に熱傷による皮膚損傷がわかった時点で、早期に熱傷に対する集中的な治療(私ならPRP療法やサイトカインによる皮膚再生療法と湿潤療法、冷却、炎症の抑制などを徹底的に行い毎日 創部のケアを考えます。)が必要だったはずです。 患者様へ その時の医学的な診断と治療などを詳細に説明し謝罪し できる限りの美容・再生医療を行えば傷跡の治癒促進だけでなく患者様の心の負担も軽減できたことが想定されます。 報道では医療機関への刑事告訴ということですので 医療トラブルの結果だけでなく医療機関の対応に不信感を持って激怒されていたことがわかります。 看護師施術 私はこの治療行為はグレーではなく ブラック つまり法的にも問題ではないかと考えております。倫理的には絶対にNGです。 安いからということで看護師施術を患者様が選択されたようですが 治療費を安くするから本来 医師が行うべき施術や治療を看護師に行わせるのは疑問です。 私は法的な専門家ではありませんが、美容外科医として30年以上美容医療を臨床で行ってきましたが 医師に代わって行う看護師施術ほど 問題が多く 恐ろしい結果を招くのではないかと常に危惧しておりました。 縁があります美容医療メーカーに対しましても過去に何度も看護師施術は問題が起こる、倫理的にも法的にも看護師施術は決して行うべきではないので絶対に美容医療機器を取り扱うメーカーとして営業トークで使用してはいけないと依頼させていただいていました。 快く納得して 看護師施術を勧めない美容医療業者様もあれば、反発され看護師にやらせて何が悪いといった態度をとるような美容医療業者も現実には存在します。 今回の事件は 決してこの医療機関がとんでもなく悪徳であるとか違法であるとか大きな問題を引き起こしたか とは思えません。この事件のような美容医療トラブルはほんの一部なのです。 私の元へは看護師施術によって もっと悲惨なトラブルの相談も数多くあります。 氷山の一角といった表現が適当かと思います。 この事件で、今後 美容医療業者もしっかりと襟を正し 看護師ではなく医師が責任を持って美容医療機器を操作して直接、美容医療治療を実施するようなサポートやビジネスをお願いしたいと思います。このクリニックの医師や看護師をかばうわけではありませんが、この事件を教訓として担当医や看護師を叩くのではなく美容医療は慎重に受けるべき 医師が責任を持って美容医療を担当できるきっかけになることが大切であると思います。 女性を幸福にすることが美容医療の目的ですから。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No.23

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美容クリニックを狙った悪質な潜入スタッフ

美容クリニックには多くのスタッフとしての勤務希望される方の応募や問い合わせがあります。 女性にとって憧れの職業になりつつあるのでしょうか。 しかし、中には美容クリニックをターゲットとした不当な金員を要求するためスタッフになろうとする者もいました。 Kは、クリニックでの受け付け、カウンセラー業務を希望した30代の女性でした。 面接時、印象が薄かったのですが、どうしても美容クリニックで勤務したいので何とか勤務できるチャンスを与えていただけないかという執拗な要望から オリエンテーションを行うことになりました。 オリエンテーションは、本人が希望する日数、時間でクリニックでの業務を実際、説明し、DVD供覧、受付業務を見学していただくことです。 オリエンテーションで業務内容を確認し継続勤務が可能かを明確にする機会です。 Kは、執拗にオリエンテーション日数を重ねる希望を出し何としてもクリニックで勤務したい旨を幾度も申し出ました。 当初は、大変、仕事にやる気があると考えていたのですが、オリエンテーション中にスタッフへ恐ろしい発言をするようになりました。 2週間ほど勤務した 前職場である 某美容クリニックの中傷や内情を暴露しだしたのです。しかも、自分が嫌がらせやいじめで退職に追い込まれたとんでもない 悪徳クリニックであると話しだしました。 前クリニックは許せない、悪徳だ、とんでもないことを行っているなど 執拗に話すようになりました。 具体的な経営情報や患者様の情報まで語りだし、Kには個人情報の遵守という概念が全くないことが判明しました。 当然、患者様のプライバシーや個人情報をいかなる企業よりも遵守する必要がある医療機関ではこのような人物の採用はあり得ないことです。 また、Kはオリエンテーション中、どうしても美容治療を受けたいと申し出て施術を行いました。 当然、治療費がかかるにもかかわらずKは支払う意思はなかったことが後日判明しました。 オリエンテーション後、Kに対し、採用はできない旨を伝えると態度が急変し、お前たちが丁寧に教えないから業務の理解ができない、お前たちスタッフが酷いなどと散々、悪態をついて帰りました。 数日後、Kから脅迫文がクリニックへ送付されてきました。 3日以内に給与(タイムカードも存在しなければ、時給など一切の取り決めもなく Kの希望通りの期日でオリエンテーションを行っていました。)を支払わなければ法的措置をとるとの内容でした。 第3者介在もにおわせていました。 その後、労働基準監督署から給与が支払われていない申し出がKからあったとの報告があり担当者と面談を行いました。 Kは、医療行為を看護師でもないにも関わらずに行ったなどととんでもない虚偽の報告を行っていたことが担当者の説明で判明しました。また、オリエンテーションにおいてもクリニックへ全く来ていない期日を勤務したと報告していたことも判明しました。 嫌がらせで労働基準監督署へ中傷を行ったのです。 労働基準監督署担当者もKの悪行には驚いていました。 まったくのでたらめな報告であるということが判明し、今後も同様の手口で被害にあう職場が出ないように要請しました。 前職場の院長へも直ちに連絡を行いK退職の経緯と事情を聴くことができました。 同様の手口でスタッフへ悪態をつき問題があったため退職になったとのことでした。 Kのあまりにも不当な行為に大きな危惧をもったため徹底した調査を進めると次々と新事実が出てきました。 クリニックへ下見としてカウンセリングで事前に訪れていたこと(スタッフが問いただしたところ本人は否定)、他の美容外科クリニックで手術をモニターとして受け、その結果に満足しないことを理由にその美容外科クリニックを中傷しモニターとしての責務を逃れていた・・・ 美容クリニックを狙った不当行為、利益を得るための常習者であることが関係者の情報から明確になりました。 内容証明郵便で直ちにKへ不当行為を行った場合は刑事告訴を行う旨を伝えたところ嫌がらせはなくなりました。さらなる中傷行為が出れば直ちに当局へ刑事告訴を行う準備を進めていました。 私たち3クリニック以外にもおそらく多くのクリニックが被害をKから受けていると予想されます。 クリニックの内部にオリエンテーション、スタッフ、モニターといった いろいろな形でもぐりこみ 内部情報を得て恐喝を行ったり不当な利益を得ることを計画的に行う者が存在することに驚いた事件でした。 患者様の個人情報を絶対に守るためにもこういった人物へは厳しい対応を行う方針が必要と考えます。
2019年06月08日

美容外科手術に隠された恐ろしい医療行為 その2

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~美容外科死亡事故の原因は? その実態を探る ディスカウントされた美容外科手術に隠された恐ろしい医療行為~

美容外科、美容皮膚科診療ほど価格が各クリニックにおいて差がある医療はありません。 ある美容外科では二重瞼手術が18万円、ある美容外科では9800円、ボトックス注射がある美容外科では1か所3000円、ある美容外科では3万円。 この差は何でしょうか? ローコスト・ロークオリティ美容外科ビジネスが本来の美容外科医療の未来を破壊しているような気がします。 PRP療法を3万円で行う。 キットが3万円以上するにもかかわらず・・・ この仕組みは、当然、キットの質を極限まで低下させ、本来行うような手順を踏まない。 歯科用の実際効果がないキットを使用したり単純な採血管を使用したりする美容外科クリニックが存在します。 もちろん、効果はほとんど望めません。 さらに大きなリスクが施術の裏には隠されているのです。 最近、クリニックにディスカウント美容医療を売りにしている急成長を遂げた美容外科クリニックでフラクセル2というシステムの施術を受けられ2週間以上も火傷のような赤味、腫れ、痛みが継続して本当につらい思いをされた患者さまが相談にご来院されました。 その患者さまの顔には色素沈着が存在して当然、期待された効果は全く感じられません。 雑誌広告でディスカウント価格につられて施術を受けられたことを後悔していました。 驚くことにその美容外科クリニックでは施術の説明も医師ではなく 看護師が行っているのです。 フラクショナルレーザーはダウンタイムも考えられ美容皮膚科診療でリスクも少なくない治療の一つです。 医師の管理下であっても医師の資格を持たない者が治療をフラクショナルレーザーを患者さまへ照射して行うことは医師法でも許されていません。 明らかな医師法違反行為。 施術費用をディスカウントして集客するために考え出された恐るべき行為です。 この施術と機器に関して 販売代行メーカーに問い合わせると なるべく医師に施術していただくように伝えています。・・・との回答。 なるべく ではなく絶対に医師が行うリスクのある治療ではないかと問いただすと担当者はまずいと思ったのか…まあ、そうですね。と言葉を濁しました。 フラクショナルレーザーの正しい照射を看護師が行えることは絶対にあり得ないことです。 なぜなら診断も行いながら照射を行い、その皮膚の反応を見たうえで設定パワーの変更や照射密度、パスの変更を絶対行うべき治療だからです。 いかなる看護師も皮膚の反応まで適切に診断を下して治療システムの操作ができる者はいないのです。 器械が売れればあとはどのような使用法、誰が使用しようと勝手。ではあまりにも酷いと考えるのは私だけでしょうか。 クリニックでの美容医療の質を落とさないようにするには責任をもって専門医が慎重に施術を患者さまを診察しながら丁寧に行う必要があります。 そうすると1日で診療を行うことができる患者さまの数が限られてきます。 当然、経営上 美容治療費が一定の額になってしまうのはやむをえません。 地元月刊誌に派手にディスカウントを謳った広告が多数掲載されていますが、当クリニックの方針としまして絶対に同様な広告やPRは行うべきではなく医療法第69条も遵守して過大な広告やPRは慎むべきと考えます。 地元医療崩壊が叫ばれる中、安易に美容医療へ医師が流入して未熟な経験で高額な報酬を得るため 質の低い美容治療を行うことを行政やメディアもしっかり警告する必要がある時期に来たと思います。 最近、特にディスカウント美容医療を受けトラブルを起こされ悩んでいる患者さまの相談が急増しました。 このコラムを読まれた患者さまが美容医療を受けられる前に慎重に考えられる時間をもっていただけましたら幸いです。 医療はディスカウント優位であってはいけません。 医療は患者さまに対して、絶えず身内にも行えるレベルでのサービスを常に提供し続けるべきと考えております。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 (特別コラム)

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~ 美容外科死亡事故の原因は?その実態を探る。ディスカウントされた美容外科手術に隠された恐ろしい医療行為~

!!!緊急コラム!!! 先日、大手美容外科チェーン S美容外科クリニックで死亡事故の報告を各メディアが報じました。昨年も2例の死亡事故、S美容外科ではこれまでにもすでに多くの美容外科手術による死亡事故が起こっています。 業界では有名な、マニュアル化された医療の質の徹底的な削減を行いディスカウント美容外科手術を行う有名クリニックグループです。 経験ある美容外科専門医は絶対に採用しませんし、学術的勉強会や意見交換は一切行わせないことでも有名です。 また、極端な雑な手術を行うことでも有名な美容外科クリニックです。 もちろん、この美容外科グループに所属する医師達が学会で発表したり学会参加を行っているケースはほとんどありません。 正当な美容外科医療を決して学ばせたり導入することはこの美容外科グループにとって不利益になるためです。 つまり患者さまのメリットではなく経営サイドのメリットのみを企業追求した ローコスト、ロークオリティ、収益獲得ビジネスモデルが出来上がっているのです。 この美容外科クリニックグループ出身で自ら美容外科を開業している医師達も同様の集客法や手術法で美容外科クリニックの運営を行うことが多いようです。 私のもとへは、S美容外科で手術を受けられた患者さまのみならずS美容外科出身医師に手術を受けて極めて不自然な状態になって修正に来られる患者さまも少なくありません。S美容外科で学んだり経験したことが最高ですべてであると認識して同様な美容外科手術を行う自称美容外科専門医。 自らをカリスマと称されている医師も出ているようです。 脂肪吸引手術では100人の手術を行って100人全員が本当に満足しているのでしょうか? S美容外科の経験が現在の美容外科手術水準と比較していかなるレベルでしょうか? 手を抜いてローコストにすることは、患者さまにとって金銭的メリット以外大きなリスクとなってのしかかります。 S美容外科は最高の技術と広告で派手にPRを繰り返していますが、最高の技術を持った医師が極端な低価格の手術費用でしっかりしたアフターケアを拒否して最低価格の医療材料のみを採用する美容治療を行うことはありません。 日本美容外科学会も日本美容外科医師会もこの美容外科クリニックを最高の技術を持っているとは決して評価しておりません。 S美容外科クリニックで大きなトラブルを起こされ修正を行うことになった患者さまを数多く私の友人の美容外科医たちも経験しております。 今回の脂肪吸引による70歳の女性の死亡事故。重く受け止めるべき事件です。 70歳という高齢に脂肪吸引を勧め行うことがはたして 正当か? アフターケアも無視する行為が正当か? 血液検査や心電計による検査など手術前に必要な検査が行われていたのか? 経験なる医師が厳重なる管理の下、適切な手術が行われたのか? S美容外科から 満足な回答が得られることはないような気がします。 S美容外科以外にも2009年、大きな事故がディスカウントを売りにした関東圏の美容外科グループで起こりました。 美容外科専門医も指導医も存在しないにも関わらず派手に広告でPRを行い集客し雑な麻酔行為を行い起こった事故のようです。 ディスカウント医療にメリットはあるのでしょうか? リスクを患者さまは本当に理解しているのでしょうか? これまで美容外科による医療事故の多くは価格競争で医療の質を落とした美容外科クリニックで起こっている事実があります。 おそらくS美容外科クリニックを含めてディスカウントしたローコスト美容外科手術を行っている美容外科クリニックの死亡事故の実態には驚くべき数と内容が隠されている可能性があります。 今後の美容外科の発展にも今一度、医療の質をしっかり見極め 我々美容外科専門医も患者さまの立場に立った安心できる医療を提供する必要がこれまで以上に要求されることでしょう。 美容外科医として正当な技術・知識そして経験、いかなるトラブルが起こっても確実に対処できる能力がなければ手術を控える謙虚さも必要ではないでしょうか。 美容外科は怖い、美容外科はとんでもない医療行為だ、美容外科医は反社会的医療だとの認識が広がらないことを願っております。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No.20

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美容外科医の能力と美容外科手術縫合創のケア

美容外科医は、美容外科手術が上手だけではプロではありません。 美容外科手術でできてしまった縫合創をいかにキレイに治すことができるかという業務も必須です。 いわゆる最後の仕上げです。 傷跡を残さない縫合のプロは全ての外科系医師の中で最もプロフェッショナルなはずです。 しかし、本当に実際、美容外科医の多くは患者さまの傷跡に細心の注意を払ってケアしているでしょうか? 細かく縫合すれば縫合創がキレイになると考えている美容外科もいます。 細かく縫合してはいけない部位もあります。 細かすぎると縫合創の血流循環が悪化して縫合部位が開いてしまいかえって傷痕が汚くなることがあります。 手術後、縫合創へ念入りに消毒を行う美容外科医がいます。 消毒は傷への毒であり縫合創へ対して絶対に行ってはいけない行為です。 内科、精神科、小児科、皮膚科など外科系以外の科から転科してきた自称美容外科医に多い行為です。 縫合創への消毒行為により傷が開いて治癒が大きく遅れることがあります。 もっと、酷い行為は、ガーゼやソフラチュールを縫合創へ直接貼る行為です。 縫合創が乾燥して治癒が大きく遅れます。 ましてやガーゼやソフラチュールをはがすとき出血し痛み、傷口が開いてしまうリスクが高まります。 さらには、ステロイドクリームを縫合創へ塗りつける美容外科医。 クリームには界面活性剤という刺激物質が含有しており間違いなく傷が悪化します。 止めは、溶ける糸で縫合する美容外科医。 ありえない行為です。 特に包茎手術にもう来なくていいよ!と通院不要をうたい文句にする医療機関で行われています。 溶ける糸は抜糸不要だからです。 しかし、この糸が創部に残存することで確実に周囲の皮膚へ炎症を引き起こし縫合創は汚くなります。 常識的な知識とモラルを持ち合わせた美容外科医は絶対に使用しない縫合材料です。 美容外科手術後の縫合創の醜さで悩んでおられる患者さまは数多く存在します。 創傷ケアの知識も無い、知識があっても時間的ロス、費用的ロスを考えてあえて実行しない美容外科医も存在します。 高額な美容外科治療費をお支払いいただいている患者さまには最高レベルの縫合創のケアを受ける権利は当然に存在しますが、縫合創まで気を配っておられない場合が多いようですね。 今では多くの新しい被覆材が発売されておりこれらによって飛躍的に創傷治癒が高まります。 入浴制限も必要ありません。 手術後、1週間は入浴しないでくださいね。 ととんでもないことを伝える美容外科医。 48時間で縫合創は上皮化しますので3日目からは普通に入浴可能です。 創部は、シャワーで洗浄したほうが汚れも取れてかえって感染のリスクが低くなります。 入浴して感染を惹起したケースを私は一度も見たことがありません。 縫合創に消毒したり、ガーゼで縫合創を直接覆ったり、ソフラチュールを使用したり、長期の入浴制限をする美容外科医がいたら要注意です。 縫合創は自分で守らなくてはならないこともあります。 使用する糸、被覆材料、処置法、などなどで 手術の傷は驚くほど変化します。 是非、この縫合創のケアを手術を受ける患者さまの知識としても知っておいて欲しいです。 20年の美容外科医としての経験から正しい縫合創のケアの普及に今後も務めてまいりたいと思います。 https://www.sakae-clinic.com/wound/index.html
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No19

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恐怖のクレーマー患者様

美容外科診療では理不尽なクレーマーからの攻撃的で執拗なクレームも対応する必要があります。 クレーマーは最初から無料で美容治療を受ける目的で施術後にクレームをつける場合と途中から自分の気が変わって理不尽な要求を医療機関へ突きつけ治療費の返還を要求する場合があります。 いずれにしてもこういったクレーマーは医療機関以外の店においてもさんざん使用した商品の返品、返金を要求する場合が多いようです。 ホテルにしましても百貨店にしましてもクレーマー対策マニュアルが存在します。わずかなミスでも因縁をつけ宿泊料金をタダにしたり見舞金を請求するケースです。 残念ですが、私どものような個人のクリニックにおきましては患者様を最初からクレーマー扱いにすることは絶対あり得ないので十分な対策を講じておらずクレーマーの餌食になることがこれまでもありました。 特に医療という立場にある人間をターゲットにしたクレーマーが現に存在するのです。 シミの治療で完全にとれないから治療費を全額返還しろ。と執拗に要求する患者様がいました。 治療費用に関しましてもさんざん ディスカウントさせキャンペーン価格で施術を受けたにもかかわらず 治療後に返金を求める計画的なクレーム?と疑わせます。 「完全にシミがとれるとカウンセリングを受けたにもかかわらずシミが取れていない!」 ととんでもないことを口にします。まず、医師として完全にシミが除去できる確約をすることはありません。 なぜなら肝斑のように消失は極めて困難でコントロールするしかないシミもあるのです。また、薄くなるだけでも十分有効である場合も少なくありません。 わずかでも残ったシミに対して攻撃的なクレームをつける常套手段のクレーマーが存在します。 スタッフの対応が悪い、説明不足だ、費用が高すぎる、言っていることが違う などと自己に都合のよいことを一方的に主張して譲りません。中には脅迫めいたクレームをつける患者様も存在します。 これまでは、こういった理不尽な患者様へも時間を割かれるリスクを恐れ返金に応じなければならないかなと考えておりましたが、医療機関としてしっかりご説明させていただき、資料もお渡しして、現在医学で有効とされる治療を行い問題がなければ決して 理不尽なクレームに屈することはありません。 医療トラブルというと医療機関や医師側のミスや過失が取り上げられますが、クレーマーという異常な粘着気質を持っている患者様が存在する事実もあるのです。 以前、診断書を知人の医師に偽造させ返金を要求させたケースがありました。 クリニックの顧問弁護士を通じ 偽造診断書を提出した医師を刑事告訴する旨を伝えたところ態度を一変させ、理不尽な要求はなくなりました。 クレーマーにはまず、ホスピタリティを持って、納得できる再治療などをご説明し納得していただくことを優先させますが 理不尽な要求を繰り返したり脅迫ともとれる行為を行った場合は残念ですが、法的な対応をしなければなりません。 医師は患者様の健康や診療に置けます安全を保障し守る義務がありますが、自分の身をクレーマーという恐怖からも守らなくてはならないということが実際の事例から体験しました。 こいったクレーマーに多くの時間を割いて他の患者様への診療がおろそかにならないように 医療機関としてのクレーマー対策も必要な業務であることは残念でなりません。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No18

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悪魔の化粧品

何でも流行りの成分は配合する・・・といった化粧品メーカーがあります。 その中でもハイドロキノン配合化粧品には要注意です。 クリニックの関連企業ではなぜ シミに対して有効性の高いとハイドロキノンを配合しないのかと時々、患者さまやドクターズコスメ愛用者の方々から質問されます。 理由は簡単です。 ハイドロキノンは医薬品としてとらえられるべきものであり 酸化しやすく化粧品への配合の安全性は確実に確認できていないからです。 ハイドロキノンはアルブチンの百倍とか(試験管内での話し)効果ばかり話題が先行しているような状態で、安全性に目を瞑って使われる方もおられるかと思います。 過去には日本では化粧品への使用が禁止されていたため、一部の皮膚科でしみ治療に細々と使われている程度でした。 非常に不安定な物質で単に水に溶かしただけではすぐに酸化されて茶褐色へと変化します。 クリームに配合するとピンク色へと変化するので、安定性の確保には苦労を伴う原料です。 もともと日本で禁止されていたのは、安全性に関するデータをどこのメーカーも厚生省に出さなかったからです。 ただ、2001年の化粧品規制緩和後には、安全性データがなくても企業の責任で医薬品成分と一部の配合禁止成分以外は使えるようになったため、ハイドロキノン化粧品が登場しました。といっても化粧品メーカーが安全性を確認したりしたわけではありません。 当然、毒性が強いので、ハイドロキノンに対して規制を設けている国は多く、本場アメリカでは3ヶ月の使用で効果がなければやめるように化粧品に書いてあります。日本と同じく化粧品緩和が進んでいる欧州でも ハイドロキノンを禁止成分に指定して国外からの持込みを阻止しています。日本では非常に曖昧な状態となって、化粧品へのハイドロキノンの注意書きもされず、禁止もされず野放しのような状態となっています。 専門医の監視下で使うハイドロキノンですと、客観的に専門医が判断して、使用の中止など助言してもらえますが、化粧品に配合されている場合は、アメリカの化粧品のように注意書きもなく、いつまでも曼然に使い続けるのが実情ではないでしょうか。 つまり漫然と酸化したハイドロキノンを化粧品として使用することは間違いなく問題があるのです。 大手化粧品メーカーでは配合を見合わせている理由がここにあるのです。 ハイドロキノンは酸化すると毒性が強くなるので、よほど安定性を重視して化粧品を作りこんでいる企業の製品でないと危なくて使えません。というよりハイドロキノンは医師の処方の元に使用する医薬品として取り扱われるべきものです。 ちなみにハイドロキノンの美白効果というのは、チロシナーゼの働きを抑えるのと、小さなメラニン同士がくっついて大きなメラニンになるのを防ぐことで(メラニンの重合防止)威力を発揮します。 残念なことにハイドロキノンは有効に作用する量(美白)と副作用がでる量(刺激)がちかいので、確かに威力はあるが細胞にも負担が大きく一般的な化粧品にハイドロキノンを配合されることはありません。 ヨーロッパで禁止されるのは意外ではなく当たり前ということでしょうか。 アメリカでも規制強化が検討されているようです。安全性を無視した営利優先の流行を追う企業の餌食にならないようしっかりしたコスメの知識を女性の皆様には身につけてほしいです。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No17

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逮捕され自己破産した名古屋の悪徳美容外科医

旧帝国大学医学部卒 無経験で美容外科医に転身→医師法違反で逮捕、医業停止、自己破産 平成9年名古屋で悪徳美容外科医が医師法違反で逮捕され自己破産し行方をくらます事件が発生しました。旧帝国大学医学部卒業で愛知県下の私立医大で胸部外科の講師を務めていた当時50歳のS医師です。美容外科は儲かるからという理由で一切の研修、経験もなく美容外科クリニックをスタートしました。 胸部外科の俺様が美容外科医になってやったからどんな手術でも簡単に上手くおこなえるんだ!というPRが彼の売りだったのです。待合室には、医学博士認定証、旧帝国大学卒業証書が自慢げに飾ってあったそうです。 大学では臨床を離れもっぱら動物実験を担当して臨床はほとんど開業直前まで行っていませんでした。プライドはすこぶる高く、旧帝大出身の俺様が美容外科をやってやるんだから どんな手術も簡単にできるんだとの思い込みで本を参考にしながら豊胸手術を生まれて初めて行いました。 ところが、局所麻酔でスタートし患者が痛みを訴えるためどんどん量が増え、局所麻酔中毒で患者がショック状態、回復せず救急車で日赤病院へ転送。数日間、意識不明の状態に。かろうじて生命は無事でしたが、脳へのダメージが残り健忘症に。この時の恐怖の出来事は後日、S医師の下で勤務していたスタッフから詳細に聞くことができました。 常識ある医師であればここで落ち込んで慎重に手術を行うのですが、いつも酒の勢いで手術を始めるS医師は、死亡事故にならなかったのは俺様の腕が良かったからと 周りに納得させ でたらめな手術がより一層 加速して行われたのです。失敗やトラブルはすべて患者のせい。お前が動いたから皮膚が腐ったんだ、お前が安静にしていなかったからこうなったんだ。俺はベテランの胸部外科医で美容外科医だからミスを犯すことはあり得ないんだと患者さまを恐怖心が湧くように怒鳴りつけ医療ミスも握りつぶしていたようです。 さらにS医師は事務長として雇用していた不動産会社に勤務していた友人の男を偽医師にしたて診療行為を行わせていたのです。ハワイへ遊びに行った時、この事務長に医療行為を行わせトラブルを起こした事件で逮捕され地元の新聞のトップ記事として大きく報道されました。なんとこの後も診療行為を繰り返して被害者を出していたのです。 被害を受けられた患者さま達が、S医師が自己破産して行方不明になってから私のクリニックへも数多く訪れました。鼻のホクロをメスで大きくえぐられて見るにも無残な陥没状態になりうつ状態になった女性患者様やコンジロームという性感染症の一種の疾患を電気メスで性器を滅茶苦茶に切り刻まれた若い女性患者様、ワキガの手術で皮膚を削られすぎて壊死を起こしケロイド状の傷跡が残り上腕の挙上困難で苦しむ若い女性患者様。多くの若い女性患者様がS医師の被害にあっていたのです。 S医師の悪行は名古屋でも有名でした。医学博士、旧帝国大学出身、胸部外科出身、大学講師とエリート意識が強く、他人の意見を一切聞こうとはしなかったようです。大学も女性関係、手術によるトラブルで退職したことが後日判明しました。 S医師が起こした事件で患者さま以外にも大学関係者やこのクリニックで非常勤務していた医師たちが大きな被害を受けたことは言うまでもありません。 昨年、横浜で逮捕された S医師と極めて似た事件が既に10年以上も前に名古屋で起こっていたのです。有名大学出身だから、医学博士だから、自信を持った先生だから・・・必ずしも美容外科医としての資質を備えているわけではない教訓のような事件でした。医業停止処分が解けた今、S医師はどこかで美容外科医としてメスをふるっているかもしれません。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No16

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相次ぐ美容外科のトラブル・事故の報道

以前には表に出なかった美容外科のクレームやトラブルも最近では大きくメディアで取り上げられるようになってきました。 医療過誤とは異なり治療費用の不当な請求によるトラブルも数多く存在します。 最近報道された内容です。 脱毛や豊胸手術などで、医療機関に不当なクレジット契約を結ばされたとするトラブルが相次いでいる。 割賦販売法は、商品やサービスに欠陥があった場合に、信販会社への顧客の代金不払いを認めているが、 医療行為は対象外なのが背景にあるようだ。 弁護士らは25日に初の専用電話「高額美容医療被害110番」を実施する。 「11万円との広告で包茎手術を頼んだが、手術時に『170万~180万円かかる』と言われ、 既にクレジット契約書が用意されていた」「8万5000円との宣伝を見て診療所で二重まぶたの手術を相談すると、 2時間説得され270万円で契約、術後、まぶたが腫れた」 第二東京弁護士会の消費者相談には、こうした医療ローンの相談電話が月1~2本かかる。 同様の電話が医療相談の窓口にも寄せられるという。 国民生活センターによると、美容医療に関する苦情・相談は06年度に1253件で、3年間で1.4倍に増加。 契約・解約絡みは、全体の8割近くを占めた。 エステにしても本来の業務を逸脱した営利優先主義のサロンが業界のイメージを悪化させますが、美容外科も同様です。 業界浄化のため徹底的に膿を出す必要もあります。 行政も厳しく取り締まっていただきたいです。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No15

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エステの医師法違反

最近、時々エステでの医師法違反で経営者やスタッフが逮捕された報道を見かけます。 エステではいわゆるブラックボックスのなかで医療類似行為が公然と行われている場合があります。 つまり医療類似行為に近いほど収益が向上するためです。 本来のスキンケア、癒しの施術では大きな収益が望めないため、医師法違反を犯してまで光脱毛やほくろ取り、シミ取りといった違法行為を行っていると予想されます。 専門性や資格がない人たちにはリスクがわかりません。また失うものもないため過大な広告や施術を行いがちです。 エステティシャンには残念ながら国家資格はなく今日から私はエステティシャンとしてすぐに業務が可能なのです。 以前は脱毛には高度の知識と技術が必要でしたが昨今では光脱毛機器が出現して容易に誰でも施術可能となりました。 しかし、熱傷のリスクは高まり設定ミスをすると熱傷や色素沈着といったトラブルも生じます。 私のクリニックへもエステの脱毛でかなり大きな熱傷を引き起こされ治療に訪れる患者さまもいます。 エステの施術を否定するわけではありませんが、法は順守しなくては社会が成り立ちません。 営利のみを追求する大手エステチェーンの実態もおぞましいものです。 棒グラフで獲得したお客様の売り上げをエステティシャンで競わせ料金のつり上げ、半ば脅迫ともとれるようなトークでの強引な勧誘。 キャンペーンやお試しでお客さまを釣って高額なコースの契約を結ばせる。 特殊なビジネス交渉であり手口です。 先日も上場エステ企業 ラパルレに業務停止処分が下りました。 このエステもかなり強引で詐欺的な手法で売上を伸ばしていたようです。 業界のイメージをさらに悪くした事件と報道でした。 私が許せないのは自らを磨きたいという女性の心理を逆手にとってお金儲けの道具としてエステを利用したり美容外科や美容皮膚科治療にはリスクがあると嘘をついてエステの施術を勧めるエステティシャンが数多く存在することです。 美容外科の脱毛は痛くてトラブルも多く大きなリスクがあるとお客様へ虚偽の説明を行いエステの安全性や手軽さを強調して契約を結ぼうとするマニュアルの存在も確認しました。 このマニュアルには美容外科医の誹謗中傷ともとれる内容が列記されていました。全国の美容外科医がこのマニュアルを見たら大きな怒りをエステへ向けるのではないでしょうか。 そこにはエステティシャンとしてのプライドや気品はなくお金儲けの手段としてエステを隠れ蓑にしている実態が見え隠れします。 当局にも厳しく取り締まっていただき業界が正常化されていくことを願っております。 医師法では、強力な光やレーザーを毛根部に当てる脱毛行為を医師以外が行うことを禁じている。

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