2021年11月17日
ホクロ切除の必要性
Reading Time: < 1 minuteホクロ除去は、ホクロ切除と炭酸ガスレーザー治療、電気分解法で行います。
ホクロ切除には、くりぬき法、切開法があります。
くりぬき法とは字のごとく、メスでホクロをくり抜いて除去する方法です。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
これはトレパンという器具を使用して行う事もありますが、メスを使用してホクロの縁から切除して、その跡を縫合せずに肉芽の盛り上がりと上皮化で治癒させる治療法です。
技術を必要としない点、特殊な器具を使用しなくても治療ができる点、短時間で治療が終了する点がメリットですが、いずれも医師側のメリットであり患者様へのメリットはほとんどありません。
悪性を疑わない限り行うべきではない治療法です。
切開法での切除は ホクロを含む正常な皮膚を紡錘形に切除して縫合する方法です。
メリットは確実にホクロが消失させることができ再発の可能性が無いこと、病理検査が容易に可能で悪性腫瘍とわかった後でも対応が可能。
ということです。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
デメリットは、傷跡がホクロの直径より大きく残ること、ダウンタイムがあり抜糸が必要となり通院が必ず必要であること。
悪性を疑った場合は必ず、この治療法を実施して切除されました皮膚腫瘍の病理検査を行い悪性でないことを確認して病理診断確定させます。
現在ではホクロの悪性、良性の診断はスクリーニングとしましてはダーマスコピーを使用して実施して、万が一悪性の可能性があることが疑われれば必ず腫瘍を切除除去して、病理診断を実施します。
外注のため検査結果が確定するまでおよそ1週間ほど必要となります。
ホクロ治療直後の傷跡の状態