2024年07月22日
日本美容外科学会認定専門医
 Reading Time:  < 1 minute美容外科学会に入会しまして38年目  美容外科医として働くようになって34年目になります。  私が、日本美容外科学会認定専門医(JSAS)を取得したのは33歳、当時日本最年少でした。専門医制度 | JSAS 現在、日本には同じ名称の学会が2団体存在しています。  形成外科医を中心として構成されました JSAPS  開業医を中心に構成されましたJSAS  この2つの学会の認定専門医が存在します。  優劣はわかりませんが、正直 最近のJSASの認定レベルは低いと言わざるを得ません。  技術と専門医のスキルがともなっていないように思います。  形成外科医は基本的な形成外科的スキル、知識はもちろん 基本的な臨床経験を積んでいて全体レベルは高いと思います。  しかし、JSASの専門医の中には 大手美容外科だけでわずかに美容外科手術の研修や臨床を行っただけで専門医を習得している医師も残念ですが存在します。  半年で院長  年収3000万円から2億円  未経験の医師にいきなりの好待遇  まともな研修制度があればこのような高額な収入は絶対に得ることができません。  営利を追求する美容外科クリニックで果たして正当な美容医療が実施されているか疑問です。  当院にも美容外科手術傷跡やトラブルの相談が数多く寄せられていますが、ほとんどは医師のスキル不足や営利優先で行った施術の結果によるもの。  少し前に人中短縮術がはやりましたが、この後遺症や傷跡で多くの患者様が苦しんでいます。  自分は正直、ありえない手術と考えております。  理由は、傷跡が確実に残る(医師の技術レベルが高くても)  口が動くために瘢痕かしたり、傷口に緊張力が加わって広がって目立つようになる  効果が無くなりやすい  と高額な手術費用を支払い醜い傷跡で生涯悩んでしまう結果に・・・  当院では人中短縮術の傷跡の皮膚再生治療で目立たないよう改善できる治療を実施しております。  お気軽にご相談ください。      
2024年06月04日
第112回日本美容外科学会に参加して(3)
 Reading Time:  < 1 minute今回、日本美容外科学会ではSNS関連の演題やセッションが設けられていました。  学術の場で PRやお金儲けの話?と少し場違いな感じがしましたが多くの医師の関心を集めていたことも事実です。  その中で悪徳美容外科クリニックグループによる犯罪行為が指摘されていたことには興味を惹かれました。  もちろんそのグループの美容外科医たちは学会へは参加しません。学術的なことは全く無縁で 犯罪グループだからです。派手はディスカウントPRを行い カウンセラーという無資格者の診察など医療行為。軟禁して高額なローンを強引に組ませる。無茶苦茶な手術をほとんど経験のない医師に行わせる…  多くの患者様が被害に遭われています。  この実態をご発表されていました。  犯罪美容外科医集団にこの言葉が届くと良いですね。
2024年06月03日
第112回日本美容外科学会に参加して(2)
 Reading Time:  < 1 minute5月30・31日はANAインターコンチネンタルホテルで第112回日本美容外科学会が開催され参加いたしました。  参加者が極めて多く立ち見が出る会場もありました。  残念なのは、参加者の質の悪さ。  医師でないコメディカル?中国からの参加者がかなりの数ご参加されていましたが、マナーがなっていませんでした。とても不快な思いをしたのは私だけではないはずです。  発表中、私語、禁止された撮影を当たり前のようにする、並んだ列への割り込み・・・  医師では絶対に行わない非常識行為がかなり目につきました。  参加者増大で学会盛況も良いのかもしれませんが質も大切です。  高額な参加費を支払って参加しています医師が優先されるべき。  発表もあまりにも企業に偏ったPRにも驚きました。エビデンスもほとんどない?・・・  極め付きは再生医療関連。  一番慎重に検討するべき分野の数がそのような議題は一切なく、メリットを誇大にした発表ばかり・・・  グレーゾーンのエクソソーム療法や幹細胞培養上清液点滴など メリットを発表する前に 標準化やエビデンスの話が一切ないことに 美容医療の闇を感じてしまいました。  これはもう学会ではないレベルのセッションです。  標準化やエビデンスが無いことを堂々とPRすることは学会の場でいかがなものでしょうか?  日本美容内科学会でのセッションはEBMに基づいた考えを理事長の青木晃先生がご発表されていました。 



2024年06月02日
第112回日本美容外科学会に参加して(1)
 Reading Time:  < 1 minute5月30・31日日本美容外科学会に参加しました。  
  
  学術的な発表を期待して参加しましたが残念ですが、企業のPRよりの問題ある?と考えられる演題発表や 昭和レベルの手術術式を同等と発表されている先生もおられがっかりすることも少なくありませんでした。  特に婦人科の小陰唇縮小術をご発表された演題に関しましては術式は昭和時代の術式であり創傷治癒を考慮して行われた術式でなく驚きました。  小陰唇縮小術に関するご発表では、細かく縫いましょう、中縫いしましょう・・・  ありえないことです。  小陰唇など粘膜面は細かく縫合する必要は一切ありません。理由は粘膜面の縫合であり治癒が皮膚よりも良好でできる限り縫合糸の跡が残らないように 比較的ラフに縫合すべきです。  細かければ細かいほど良いというのは縫合における間違いで 血流が悪くなりかえって縫合部の治癒が遅延することがあります。  またデザインから切開もいきなり行っており 縫合創の一致が微妙でした。  デザインが極めて難しい部位で デザイン、麻酔後は腸ヘラなどでクランプして切開を行えば創部は切開と同時に完璧に一致します。  フリーハンドで切開を行うべきではありません。  他にも基礎的な美容外科手技をしっかり学ばれていないことがわかる演題でとても残念でした。  学会ですので新し術式や標準的以上の術式をご発表いただきたかったですね。  患者様はこのような事実をご存じありません。  学会で発表した… 凄い!と思われるかもしれません。  質の高い学会を目指すのであれば演題も吟味が必要かもしれません。
 学術的な発表を期待して参加しましたが残念ですが、企業のPRよりの問題ある?と考えられる演題発表や 昭和レベルの手術術式を同等と発表されている先生もおられがっかりすることも少なくありませんでした。  特に婦人科の小陰唇縮小術をご発表された演題に関しましては術式は昭和時代の術式であり創傷治癒を考慮して行われた術式でなく驚きました。  小陰唇縮小術に関するご発表では、細かく縫いましょう、中縫いしましょう・・・  ありえないことです。  小陰唇など粘膜面は細かく縫合する必要は一切ありません。理由は粘膜面の縫合であり治癒が皮膚よりも良好でできる限り縫合糸の跡が残らないように 比較的ラフに縫合すべきです。  細かければ細かいほど良いというのは縫合における間違いで 血流が悪くなりかえって縫合部の治癒が遅延することがあります。  またデザインから切開もいきなり行っており 縫合創の一致が微妙でした。  デザインが極めて難しい部位で デザイン、麻酔後は腸ヘラなどでクランプして切開を行えば創部は切開と同時に完璧に一致します。  フリーハンドで切開を行うべきではありません。  他にも基礎的な美容外科手技をしっかり学ばれていないことがわかる演題でとても残念でした。  学会ですので新し術式や標準的以上の術式をご発表いただきたかったですね。  患者様はこのような事実をご存じありません。  学会で発表した… 凄い!と思われるかもしれません。  質の高い学会を目指すのであれば演題も吟味が必要かもしれません。
 
  
  学術的な発表を期待して参加しましたが残念ですが、企業のPRよりの問題ある?と考えられる演題発表や 昭和レベルの手術術式を同等と発表されている先生もおられがっかりすることも少なくありませんでした。  特に婦人科の小陰唇縮小術をご発表された演題に関しましては術式は昭和時代の術式であり創傷治癒を考慮して行われた術式でなく驚きました。  小陰唇縮小術に関するご発表では、細かく縫いましょう、中縫いしましょう・・・  ありえないことです。  小陰唇など粘膜面は細かく縫合する必要は一切ありません。理由は粘膜面の縫合であり治癒が皮膚よりも良好でできる限り縫合糸の跡が残らないように 比較的ラフに縫合すべきです。  細かければ細かいほど良いというのは縫合における間違いで 血流が悪くなりかえって縫合部の治癒が遅延することがあります。  またデザインから切開もいきなり行っており 縫合創の一致が微妙でした。  デザインが極めて難しい部位で デザイン、麻酔後は腸ヘラなどでクランプして切開を行えば創部は切開と同時に完璧に一致します。  フリーハンドで切開を行うべきではありません。  他にも基礎的な美容外科手技をしっかり学ばれていないことがわかる演題でとても残念でした。  学会ですので新し術式や標準的以上の術式をご発表いただきたかったですね。  患者様はこのような事実をご存じありません。  学会で発表した… 凄い!と思われるかもしれません。  質の高い学会を目指すのであれば演題も吟味が必要かもしれません。
 学術的な発表を期待して参加しましたが残念ですが、企業のPRよりの問題ある?と考えられる演題発表や 昭和レベルの手術術式を同等と発表されている先生もおられがっかりすることも少なくありませんでした。  特に婦人科の小陰唇縮小術をご発表された演題に関しましては術式は昭和時代の術式であり創傷治癒を考慮して行われた術式でなく驚きました。  小陰唇縮小術に関するご発表では、細かく縫いましょう、中縫いしましょう・・・  ありえないことです。  小陰唇など粘膜面は細かく縫合する必要は一切ありません。理由は粘膜面の縫合であり治癒が皮膚よりも良好でできる限り縫合糸の跡が残らないように 比較的ラフに縫合すべきです。  細かければ細かいほど良いというのは縫合における間違いで 血流が悪くなりかえって縫合部の治癒が遅延することがあります。  またデザインから切開もいきなり行っており 縫合創の一致が微妙でした。  デザインが極めて難しい部位で デザイン、麻酔後は腸ヘラなどでクランプして切開を行えば創部は切開と同時に完璧に一致します。  フリーハンドで切開を行うべきではありません。  他にも基礎的な美容外科手技をしっかり学ばれていないことがわかる演題でとても残念でした。  学会ですので新し術式や標準的以上の術式をご発表いただきたかったですね。  患者様はこのような事実をご存じありません。  学会で発表した… 凄い!と思われるかもしれません。  質の高い学会を目指すのであれば演題も吟味が必要かもしれません。


