2024年07月07日
ホクロ、イボ除去には保険・医療費控除が適応に
Reading Time: < 1 minute美容目的ではないホクロ除去には保険が適応になります。
ホクロというのは俗称であり、広い意味、皮膚腫瘍の形態が含まれています。
イボも同様です。
一般的に ホクロは色素性母斑もしくは母斑細胞母斑
イボは、尋常性疣贅 というウイルス性の疾患を さします。
専門医の診断は視診だけでなく ダーマスコープという診断機器を用いて確実に 良性、悪性の診断を行ったうえで除去する方法や経過を考えて患者様へ説明します。
悪性が疑えば原則、バイオプシーか切除による除去を行って病理診断
この場合は切除手術費用、病理診断費用 すべて 保険、医療費控除の適応となります。
顔にあるホクロを美容目的で単純に除去する場合には残念ですが保険は適応されません。
しかし、母斑細胞母斑は良性腫瘍でもあり医療費控除の適応となる場合もあります。
体のホクロは原則としまして美容目的ではなく疾患としての良性腫瘍の除去のため 保険適応、医療費控除の対象になります。
お見積もりをさせていただきますのでお気軽にご相談ください。
切除法による完全除去できない場合にはホクロもイボも再発の可能性があります。
その可能性は30%ほどでしょうか。
特に盛り上がっていない色素が黒っぽく見えるホクロは真皮の深いところに色素が存在するため再発の可能性が高くなります。
当院では一つ一つのホクロを丁寧に診察して診断して除去を行います。
最も傷跡が残りにくいと考えられる治療法で丁寧に除去してケアを行っております。
年に何例も 前癌状態である日光性角化症や基底細胞がんなどを見つけることがあります。
ほかの医療機関でホクロと診断された方も多く、少しでも怪しい、疑いを持った場合には必ず病理検査を実施しております。もちろん検査費、治療費などすべて保険適応で医療費控除の対象です。
2021年11月23日
ホクロ除去 盛り上がった形状
Reading Time: < 1 minuteホクロ除去は、部位や大きさ ホクロの種類、形状などで治療法が異なります。
当然悪性を疑えば切除して 組織を病理学的検査によって 悪性の有無 と組織学的確定診断を行います。
一般的にダーマスコープで悪性所見が認められず明らかに良性のほくろまで全て切除による除去をしてしまうと切除後の傷痕がホクロ以上に目立ってしまうことも少なくありません。
形状は、
1:盛り上がったホクロ
2:やや盛り上がったホクロ
3:平坦なホクロ
に分類されますが、この中で盛り上がったホクロが 容易に除去可能で傷跡も残りにくいと言えます。
ホクロ除去にはすでに30年ほど前から炭酸ガスレーザー照射による蒸散法で施術が行われてきました。
レーザーと聴くと最先端のイメージがありますが 炭酸ガスレーザー機器自体のシステムは30年も前のシステムとほとんど原理は進化していません。
理論的なことも同じなのです。炭酸ガスレーザーだから綺麗に除去できるとは限りません。炭酸ガスレーザー照射を 取り放題 で安価でホクロ除去を行っています医療機関でただ照射されただけでホクロも除去されず熱傷痕だけで残ったケースのご相談が後を絶ちません。
炭酸ガスレーザーだから綺麗に除去できるということはありません。特に盛り上がったホクロでは 高周波による熱でホクロの組織を慎重にかつ緻密に蒸散させ熱傷後瘢痕を回避させ傷跡を目立たたないように除去する方法を当院では推奨します。
あえて炭酸ガスレーザー照射を行わない。もちろん技術的には高度な技術が必要となりますが とても綺麗にほとんどのケースで除去できて術後の傷跡も目立ちません。
平坦なホクロでは色素が真皮の深層や皮下組織まで及んで一度に完全に除去しようとしますと抉れるように 深い部分までの蒸散処置が必要となり瘢痕化しやすいため1回での完全除去は困難なことも少なくありません。
その点、盛り上がったホクロは盛り上がったホクロ組織をまず平坦まで蒸散させれば 綺麗に傷も治癒して傷跡が残りにくくなります。ホクロは専門医なら どの治療法がベストでケアが必要か術前に診断可能です。