2021年12月09日
二重まぶた 埋没法の闇
Reading Time: < 1 minute二重瞼手術は、美容外科医として最初のころ 実技指導され実施する手術の一つです。手技が簡単と思われ 手軽に実施され初心者の美容外科医が手始めに行うケースも少なくありません。
埋没法は簡単だから・・・
埋没法はすぐ終わるから・・・
埋没法はリスクないから・・・
と。
しかし、現実は埋没法といっても
1:何点で留めるか?
2;粘膜面はすくうか、瞼板に糸をかけるか
3:糸の太さや材質は?
4:針の太さや材質は?
5:結紮部位に切開を加えるか?
6:結紮部位は何か所か?
7:糸を結ぶ強さは?
8:麻酔の量と内容は?
9:麻酔の注射針の太さは?
10:術前後の処置は?
11:術前の点眼麻酔の使用は?
・・・などなど
あらゆることに配慮して行う必要があります。
メスを使用しませんが手術ですから徹底した無菌・術前消毒が必要です。
麻酔一つ取りましてもキシロカインをそのまま注射すると痛みが強いためPH調整をメイロンというアルカリ性の薬剤を加えて行い注射時の痛みを軽減させる必要があります。
全てをしっかり実施できどのような目の状態にも個々に修正を加え適切に対応できる術式で実施できるスキルと経験が必要な手術が 二重瞼手術で フェイスリフト、鼻尖部形成などいわゆる美容外科手技の難易度が高いと考えられています手術と基本的な考えなどは一切変わりありません。
簡単だからと言って経験が少ない美容外科医が症例数自慢するが如く雑に実施されている現状があります。
二重まぶた手術 埋没法 丁寧に手術を行う経験豊かな美容外科医であれば 簡単ですよ・・・とは言わないはずです。最近は男性の方の二重まぶたの手術も増えてきました。
確実に永久的効果が期待できる保証された二重まぶた手術をご希望の場合は、是非 当院へご相談ください。
名古屋で 美容外科、美容整形、ワキガ治療、多汗症治療、二重まぶた手術、プチ整形、ホクロ除去、傷跡治療、しわ、たるみ治療なら さかえクリニックへご相談ください。
2021年12月08日
プチ整形の 闇
Reading Time: < 1 minute
ヒアルロン酸によるプチ整形が普及しています。
簡単、短時間、痛みなく変身・・・
実際 ヒアルロンによる 隆鼻術、涙袋形成術、口唇形成術、顎形成術は広く実施され満足されています患者様も多く 美容外科手術しかなかった過去の時代と比較して美容医療が身近になった原因の一つです。
しかし、血管走行やヒアルロン酸の特性など基本的な解剖学などしっかり学んでいない医師がいきなり美容外科クリニック院長として数多くの患者様の施術を実施することになるとリスク回避ができないケースが出てきます。
動脈の走行の把握は常識ですが理解せず どこでもヒアルロン酸を注射するような手技の場合は リスクが大きく動脈塞栓による栄養血管支配領域の壊死が起こり視神経への栄養血管が塞栓を起せば失明という最悪の事態が引き起こされます。
実際に海外でも国内でもヒアルロンによるプチ整形の事例で失明が起こったケースが報告されています。
そのほとんどが美容外科医としての医師の経験不足、忙しい中で雑な施術が原因となっています。
簡単で大きな恩恵をもたらすプチ整形ですが、慎重に丁寧に施術を行っていただけます経験法豊富な美容外科医に受けられますことをお勧めします。
名古屋で 美容整形、 美容外科、 プチ整形 なら さかえクリニックへご相談ください。
2021年03月01日
ホクロのご相談が増えました。
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Reading Time: < 1 minute新型コロナ感染が広がりマスクで顔を覆うことになり目元だけしか露出しなくなりました。
室内ではマスク着用を義務つけられている会社も少なくありません。
現在、ホクロ除去を行う 患者様が急増しています。
ホクロの除去は、炭酸ガスレーザー治療が有名ですが当院では 炭酸ガスレーザと比較して傷跡が残りにくく 短時間で確実に除去できる電子エネルギー での熱による 蒸散治療もしくはツリウムレーザー(Lavieen)によるホクロの組織の蒸散治療をお勧めしています。
>>ホクロ除去について
ホクロ取り放題 定額制で施術を実施されます 医療機関では炭酸ガスレーザーを使用した除去が一般的ですが、かなり目立つ肥厚性瘢痕という傷跡が残る可能性も少なくなく慎重に検討が必要となります。
炭酸ガスレーザーでホクロ除去された肥厚性瘢痕状の傷跡のご相談でご来院されます患者様も少なくありません。
CO₂もしくは炭酸ガスレーザーホクロ除去は レーザーという名称で 最先端
のイメージがありますが、すでに臨床で使用されるようになって 25年以上。
ある意味 陳腐な治療でホクロを丁寧に除去する治療法としましては必ずしも第一選択として推奨されません。
実は私も25年以上前、当時 800万円ほどの定価で販売されていた日本赤外線工業社(ニーク)が開発した国産の炭酸ガスレーザーシステムを使用してホクロ除去を行っていました。
私が美容外科医として働き始めた当時は、ホクロ除去の治療法は切除が原則でしたのでレーザー光線を照射するだけでホクロが蒸発して消えて無くすことができる炭酸ガスレーザーシステムは画期的で魔法の機器のようでした。
傷跡は切開手術より目立ちにくく 25年以上前は瘢痕治癒もそれほど問題になりませんでした。
施術をレーザーで受ける 患者様もホクロのふくらみや色が改善すれば満足していた時代でした。
しかし、現在ではもっと綺麗に除去できるシステムがあるため炭酸ガスレーザーでの除去の肥厚性瘢痕などの傷痕の問題がクローズアップされてきたのです。
私も25年前の同じ治療方法を現在でも行うことには抵抗があります。
現在では、主に盛り上がったホクロはラジオ波による電子エネルギーによる熱でホクロの組織を蒸散させる治療法での除去を行っています。
平坦なほくろではツリウムという媒体のレーザー照射を行って組織を蒸散させ除去します。
ホクロの診断は、ダーモスコピーという機器で行います。
悪性を疑った場合は必ず切除もしくはくりぬき法で 患部を除去して病理検査を行い診断を確定させます。
確実に良性腫瘍の診断が得られた腫瘍、ホクロのみ切除は行わず電子エネルギーでの蒸散やツリウムレーザーでの治療を選択します。
アフターケアは、医療用シールを数日貼って 湿潤療法を行う処置を実施して、患部の消毒は行いません。
傷への消毒は消毒薬による組織障害作用で創傷治癒が遅れ感染のリスクも高まります。
ホクロを除去する理由の一番の理由は審美的目的ですが、占いで除去したほうがよいと勧められたり、痒みや痛みなどの症状がある場合のこともあります。
ホクロ除去は 全て傷が同じように治癒して目立たなくなるというわけではありません。
身体部位により傷跡が隆起して肥厚性瘢痕という状態になることもあり慎重に術前に検討が必要になります。
顔では口周り、下顎、頬骨の上が傷痕が目立ちやすい部位となります。
身体では肩、三角筋の上、胸骨上が目立ちやすくその理由は皮膚の緊張度が高く常に周囲に傷跡が引っ張られる状態になってしまうことです。
特にこれらの部位では肥厚性瘢痕という白く盛り上がって治癒するケースが少なくありません。切除手術も部位によっては殆んど傷跡を残さず治癒させることもできますので、ホクロがあまりにも大きい場合は手術を選択する必要もあります。
鼻先は すぐ下に軟骨があるため 切除は困難で 切除以外の治療法を選択する必要があります。
ホクロ除去は、美容外科手技としては難易度は高くありませんが術後のケアや術部位の選択など注意すべき点も多く 治療を受けられる前には リスクとベネフィットをよく担当医から説明を受けることをお勧めします。
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