2023年12月29日
当院内で作成する局所麻酔は痛みが軽減されるように麻酔薬のPhを中性に調整しています。
Reading Time: < 1 minute本日も院内で美容医療に使用します麻酔を作成しました。
ワキガ治療、ほくろ治療、二重瞼手術などさまざまな美容治療で局所麻酔薬は使用されています。
院内で作成する麻酔と一般の医療機関で使用する麻酔とで何が異なるのか?
結輪:圧倒的に注射する際の痛みが軽減されます。
理由:麻酔薬のPh自体が生体に近くなるためです。
局所麻酔薬は塩酸リドカインと言います。
名称からも酸性であることがわかりますね。
生体のPhは中性でPh7.35~7.45
麻酔薬とのPhの差が注射時の痛みとして感じられます。
当院では一定の割合のメイロン(アルカリ性溶液)を混ぜることによって酸性の麻酔薬である塩酸リドカインのPhを中性に調整しています。
塩酸リドカインは極量が実際の使用量と近く大量投与はリスクも大きいためできる限り低濃度、少ない量の使用が求められます。
美容外科医の中にはこの知識がない方もいますので是非、勉強していただきたいですね。
患者様にとって治療の時の痛み、麻酔の痛みも不安材料の一つ。
当院では極力患者様の痛みの不安を軽減するように努めております。