2022年04月10日
ホクロ 名医にお任せ
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2021年11月26日
ホクロ除去の麻酔
Reading Time: < 1 minuteホクロ除去を希望されます患者様は数多くご来院していただいております。
皆さん、ホクロ除去後の傷痕のこと以外に 治療中の痛みや麻酔の痛みを気にされます。
ホクロ除去には局所麻酔剤による局所麻酔を行います。
特に男性は女性と比較しまして痛みに弱いということもあり 当院では、極力麻酔時の痛みが軽減できるよう局所麻酔薬を院内製造しています。
一般的に局所麻酔薬はキシロカインという名称の塩酸リドカインという薬剤を注射器でホクロ除去部位へ注射して行います。
このキシロカインは、美容外科で使用されている濃度は0.5%、1.0%、2.0%がほとんどですが 薬剤が酸性のため濃度が高いほど生体のPHとの差があり注射時の局所麻酔剤の拡散痛が強く感じてしまうようです。
当院ではエピレナミンという血管収縮剤入りのキシロカインを0.2%ほどに薄まるように濃度調整を行っています。メイロンという重炭酸のアルカリ性のPHの薬剤を混ぜて局所麻酔麻酔剤が生体のPHに近づくように中性になるように調整しています。
これによって局所麻酔時の痛みは大幅に軽減されます。局所麻酔剤の調整法はまだ多くの美容外科医の中でも残念ながら知識として普及していません。私が指導させていただきました 美容外科医や美容皮膚科医の皆さんは、必ず局所麻酔剤をそのまま使用することなくメイロンでPH調整と濃度を薄めて使用しています。
また、注射時の針が太いほど 皮膚への刺入時の痛みは強くなります。部位のよって 30Gから34Gと極細の針を使用して麻酔を行いますので、通常の太さの針で局所麻酔を受ける時よりも大幅に痛みが軽減されます。
麻酔の方法や薬剤にも配慮して施術を行う事は医療としても重要です。自費での診療では高度な知識、技術、繊細な配慮が必要となります。美容目的でホクロの除去を行う時は、患者様にとりましても最高の美容医療サービスを受けていただくことが必須と考え診療を行っております。
まだ、麻酔薬を顔に注射するのが怖いと恐怖をお持ちの方はさらに高速で振動する医療用小型バイブレーター、振動発振器を使用して注射部位に近い皮膚に接触させて振動を起こし、痛覚閾値を低下させる特別な麻酔法を実施できます。
2021年11月23日
ホクロ除去 盛り上がった形状
Reading Time: < 1 minuteホクロ除去は、部位や大きさ ホクロの種類、形状などで治療法が異なります。
当然悪性を疑えば切除して 組織を病理学的検査によって 悪性の有無 と組織学的確定診断を行います。
一般的にダーマスコープで悪性所見が認められず明らかに良性のほくろまで全て切除による除去をしてしまうと切除後の傷痕がホクロ以上に目立ってしまうことも少なくありません。
形状は、
1:盛り上がったホクロ
2:やや盛り上がったホクロ
3:平坦なホクロ
に分類されますが、この中で盛り上がったホクロが 容易に除去可能で傷跡も残りにくいと言えます。
ホクロ除去にはすでに30年ほど前から炭酸ガスレーザー照射による蒸散法で施術が行われてきました。
レーザーと聴くと最先端のイメージがありますが 炭酸ガスレーザー機器自体のシステムは30年も前のシステムとほとんど原理は進化していません。
理論的なことも同じなのです。炭酸ガスレーザーだから綺麗に除去できるとは限りません。炭酸ガスレーザー照射を 取り放題 で安価でホクロ除去を行っています医療機関でただ照射されただけでホクロも除去されず熱傷痕だけで残ったケースのご相談が後を絶ちません。
炭酸ガスレーザーだから綺麗に除去できるということはありません。特に盛り上がったホクロでは 高周波による熱でホクロの組織を慎重にかつ緻密に蒸散させ熱傷後瘢痕を回避させ傷跡を目立たたないように除去する方法を当院では推奨します。
あえて炭酸ガスレーザー照射を行わない。もちろん技術的には高度な技術が必要となりますが とても綺麗にほとんどのケースで除去できて術後の傷跡も目立ちません。
平坦なホクロでは色素が真皮の深層や皮下組織まで及んで一度に完全に除去しようとしますと抉れるように 深い部分までの蒸散処置が必要となり瘢痕化しやすいため1回での完全除去は困難なことも少なくありません。
その点、盛り上がったホクロは盛り上がったホクロ組織をまず平坦まで蒸散させれば 綺麗に傷も治癒して傷跡が残りにくくなります。ホクロは専門医なら どの治療法がベストでケアが必要か術前に診断可能です。
2021年11月17日
ホクロ除去 後のケア
Reading Time: < 1 minuteホクロ治療で大切なことは、除去の方法以上に 施術後のケアです。
いくら綺麗に除去しましても ホクロ除去後の傷痕へのケアが不十分であったり不適切の場合は、除去後の傷痕が残るリスクが高くなります。
切除法にしても炭酸ガスレーザーでの除去にしても 高周波での蒸散法での除去にしても 必ずホクロ除去後には傷が生じます。
この傷を適切な方法でケアすることが 最終的なホクロ除去の結果として満足できるか、満足できないか決定されます重要事項となります。
炭酸ガスレーザーで綺麗にホクロ除去!!
という広告を拝見したことがありますが、本当でしょうか?
レーザーなら綺麗に除去できる?というのはかなり過大な表現です。
色素細胞を選択的に除去して消失させる。これが究極なホクロ除去の極意です。
平坦なホクロで真皮の深い部分に色素が存在している 色素性母斑と呼ばれるホクロは 盛り上がったホクロよりも 完全除去が困難で 再発率も高くなります。
炭酸ガスレーザーで除去するということは熱をホクロという組織に集中的に加えてその熱エネルギーでホクロ組織を蒸散させることです。ホクロの構成成分は生体と同等と考えてもよいので 大まかに 水 60%、タンパク質 40%で構成されると想定されます。
この組織に熱が加われば 当然熱と接した皮膚の部分は熱傷となります。
この熱傷は真皮の浅い部分であれば 肉芽を生じず上皮化が速やかに行われ 傷跡もほとんど残ることが無く治癒します。
この上皮化をいかに早く推進させるケアを行うかが重要なホクロ除去後のケアポイントです。
最新創傷治癒理論では 創部を乾燥させない 湿潤療法でのケアが推奨されます。
当然、創部への消毒は禁忌。
創部はむしろ毎日洗浄したほうが良いでしょう。
当院では、ホクロ除去後には抗生剤軟膏塗布後に医療用創傷被覆材を創部へ貼ります。
この状態で3日間そのまま放置。
上皮化が進むと想定して3日後にはいったん 創傷被覆材を剥がして創部をシャワーで洗浄していただき もう3日間 創傷被覆材を貼っていただきます。
この最初のケアがとても傷を治す過程で重要となっていきます。
顔と異なり 背部や上肢のホクロ除去後の傷痕は治癒がかなり遅れます。
特に下肢は顔に比較すると3倍以上治癒して赤みが消失するまでの期間が必要です。
身体の部位により創傷過程が異なります。
専門医は経験上、どの部位の傷痕が治癒が早いか、遅いかしっかり理解してそのケアの指導を行っています。
https://www.sakae-clinic.com/wound/
傷痕の専門医だからこそホクロの傷痕ケアは重要といえるのです。
2021年11月17日
ホクロ切除の必要性
Reading Time: < 1 minuteホクロ除去は、ホクロ切除と炭酸ガスレーザー治療、電気分解法で行います。
ホクロ切除には、くりぬき法、切開法があります。
くりぬき法とは字のごとく、メスでホクロをくり抜いて除去する方法です。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
これはトレパンという器具を使用して行う事もありますが、メスを使用してホクロの縁から切除して、その跡を縫合せずに肉芽の盛り上がりと上皮化で治癒させる治療法です。
技術を必要としない点、特殊な器具を使用しなくても治療ができる点、短時間で治療が終了する点がメリットですが、いずれも医師側のメリットであり患者様へのメリットはほとんどありません。
悪性を疑わない限り行うべきではない治療法です。
切開法での切除は ホクロを含む正常な皮膚を紡錘形に切除して縫合する方法です。
メリットは確実にホクロが消失させることができ再発の可能性が無いこと、病理検査が容易に可能で悪性腫瘍とわかった後でも対応が可能。
ということです。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
デメリットは、傷跡がホクロの直径より大きく残ること、ダウンタイムがあり抜糸が必要となり通院が必ず必要であること。
悪性を疑った場合は必ず、この治療法を実施して切除されました皮膚腫瘍の病理検査を行い悪性でないことを確認して病理診断確定させます。
現在ではホクロの悪性、良性の診断はスクリーニングとしましてはダーマスコピーを使用して実施して、万が一悪性の可能性があることが疑われれば必ず腫瘍を切除除去して、病理診断を実施します。
外注のため検査結果が確定するまでおよそ1週間ほど必要となります。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
2021年11月16日
ホクロ除去の麻酔
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Reading Time: < 1 minuteホクロ除去の際に使用される麻酔は 原則としまして 塩酸リドカイン つまりキシロカイン https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00000332-003が使用されます。
エピレナミンという血管収縮剤が含有されたキシロカインを使用します。
エピレナミンは治療の時、血管を収縮させて出血を抑制する効果と キシロカインの有効時間を延長させる効果があります。
医学部の教科書には鼻先部位や指先には使用を禁忌と記載してありますが、現在では臨床的にはまず問題が起こることありません。(血管収縮により皮膚壊死が起こる可能性があると考えられていました。)
濃度は、0.5%〜2.0%の製剤が使用されることが多いのですが ホクロ除去では、0.5%で十分な濃度であり使用に問題がありません。
当院では、キシロカインを使用していますが、キシロカイン塩酸リドカインという名称通りPHが酸性 3.3〜5.0 で 生体内、特に真皮内に注射する時、この薬剤の拡散時にPHの差の薬剤性の痛みが生じます。
このためPH調整のためメイロンというアルカリ性の薬剤を混ぜてさらに濃度を下げ PHをできる限り生体に近い PH7.3程度にPH調整を行って自作しています。
実際の使用では従来のキシロカイン注射に比較して はるかに注射時の痛みが少なく 患者様の負担が減ることになりました。
また、注射を行う 針も 30Gから34G と極細の針での注射のため痛みがかなり軽減されます。
ホクロを多数除去する場合はホクロの数だけ注射が必要となるため必ず患者様への麻酔時の痛み緩和ケアが必要となります。
ホクロ除去の麻酔量は少なく簡単といっても 丁寧な注射で疼痛緩和が可能となります。
当院では極細の針の使用、PH調整した自作キシロカイン麻酔薬の使用によりホクロ除去を行っております。