2024年06月13日
ワキガ治療の麻酔(2)
Reading Time: < 1 minuteワキガの麻酔に関しましては以前でもブログで紹介させていただきました。
ワキガ治療の際に患者様へ伝えるべきリスクに麻酔の事も必ずお伝えする必要があります。
しかし、ほぼすべての医療機関では局所麻酔のリスクを患者様へお伝えすることは無いようです。
https://www.kin-ikyo-chuo.jp/files/resident/senior/program-anesth
局所麻酔薬 キシロカインのリスクを多くの医師がご存じないのです。
上記の表からもし2%のキシロカインを10ccも体内へ麻酔薬として急速に注入すると極量を超えてしまい命のリスクも。
実際に某美容外科クリニックで経験の浅い美容外科医がワキガの手術前の局所麻酔薬を20代の女性の患者様へ投与して死亡すると言った痛ましい死亡事故が発生しました。
局所麻酔薬で死亡事故?
ありえないことではありません。
昨今、若手美容外科 SNSでカリスマ化され 経験も知識も極めて乏しい 美容外科医がこういったリスクの教育も受けず過信して治療にあたるといった現況があります。
当院では現在、0.17%以下の濃度のキシロカインを濃度調整 アルカリ性の薬剤であるメイロンを混ぜてPH調整を行い疼痛時の痛みを抑制する 自家製の麻酔薬を調合しています。
ミラドライでは片ワキ 20cc以上 投与するケースも稀でなくもし2%のキシロカインを両脇に使用すれば命のリスクも…
有名美容外科だから安全
医師だから麻酔は安全
ではありません。
医学的知識も外科的知識もほとんどない 院長と称する美容外科医が リスク考えずに実施する局所麻酔はとても恐ろしい医療行為なのです。
しかも麻酔注射を終了した後は ミラドライ治療を全て看護師に任せ 麻酔後のキシロカイン中毒による症状の異変に気が付かないこともあります。
看護師はこのような知識や経験すらもちろん全くありません。
このようなリスクある医療行為も営利優先して行われては患者様の命が脅かされます。
患者様にはぜひ、局所麻酔も大きなリスクあることを治療前に知っていただきたいですね。