2021年11月18日
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Reading Time: < 1 minute保険収載されています ワキガ手術 有毛部切除術とは
ワキの毛の生えている皮膚を切除する 有毛部切除術という 保険収載されています 手術法があります。ワキのアポクリン汗腺の数を減少させれば、ワキガ臭の抑制は期待できますが、皮膚が切除によって欠損しますので 醜い傷跡が残るだけでなく縫合創の拘縮が強くなり 上肢の挙上制限も起こりうるという大きなリスク、デメリットがあります。
手術費用は保険が適用されるので、自己負担が少なく抑えられます。この有毛部皮膚切除術は昭和の初期に行われていた 腋臭症の治療法でした。外科病院で実施され臭いが出る部分の皮膚を切って取り除くという単純な発想です。臭いは減少しますが、正常な機能を持つ皮膚を切除するわけですから当然、欠損部位は縮んで傷跡を治そうと生体反応が起こり拘縮という現象が起こります。いわゆる引きつれが起こりダウンタイムが長くなるだけでなく日常生活への制限や機能障害のリスクさえあった方法です。私が美容外科医になってから数例経験しています。いずれも患者様は高齢者の方で昔に腋臭症の治療を受けたが引きつれた部位を治してほしいとのご相談でした。
保険での腋臭症手術の適応
保険での腋臭症手術の適応は、下記のように定められています。『悪臭甚だしく他人の就業に支障を生じる事実が明らかであって、客観的に医療を加うべき必要がある場合は給付して差し支えない。軽度のものは給付外。』ですので、患者さんご本人が『気になる』かどうかは問題ではなく、他人がひどく悩まされる状態でないと本来は、保険での手術適応とはなりません。
1 皮弁法 6870点
2 皮膚有毛部切除術 3000点
3 その他のもの 1660点
1点は10円 上記に 初診料や薬剤費用、手術材料費用などが加わり3割負担であればその3割が手術費用となります。
手術時間は60分ほどですが、入院の必要はなく、日帰り手術が可能です。
単純切除ですから特別な手術手技や技術は不要です。
ダウンタイム
有毛部皮膚切除術は、昭和時代の治療であり令和では行うべき治療法ではありません。
術後の傷痕や機能障害を無視して 臭いの出る部分の皮膚組織を単純に切除してしまう極めて時代遅れな治療法です。
皮膚切除は大きな傷跡が残ること、瘢痕拘縮といった皮膚の可動域制限が起こる可能性もあり、
医学が進んだ現在におきましては絶対に行ってはいけない手技、治療法です。どうしてこのような時代錯誤の治療法が保険診療収載されているのか疑問です。現在では誰も行っていない治療といえます。
適応はあるのか?
保険収載にありましても実際行っている医療機関は国内にはまずないはずです。絶対に受けてはいけません。当院ではワキガの令和の治療法である EL法を推奨しております。https://sakae-clinic.com/skin_care/axillary_odor/
ダウンタイムが少ない永久的効果が期待できます優れたワキガ・多汗症治療法です。
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