2021年12月08日

プチ整形の 闇

Reading Time: < 1 minute ヒアルロン酸によるプチ整形が普及しています。 簡単、短時間、痛みなく変身・・・ 実際 ヒアルロンによる 隆鼻術、涙袋形成術、口唇形成術、顎形成術は広く実施され満足されています患者様も多く 美容外科手術しかなかった過去の時代と比較して美容医療が身近になった原因の一つです。 しかし、血管走行やヒアルロン酸の特性など基本的な解剖学などしっかり学んでいない医師がいきなり美容外科クリニック院長として数多くの患者様の施術を実施することになるとリスク回避ができないケースが出てきます。 動脈の走行の把握は常識ですが理解せず どこでもヒアルロン酸を注射するような手技の場合は リスクが大きく動脈塞栓による栄養血管支配領域の壊死が起こり視神経への栄養血管が塞栓を起せば失明という最悪の事態が引き起こされます。 実際に海外でも国内でもヒアルロンによるプチ整形の事例で失明が起こったケースが報告されています。 そのほとんどが美容外科医としての医師の経験不足、忙しい中で雑な施術が原因となっています。 簡単で大きな恩恵をもたらすプチ整形ですが、慎重に丁寧に施術を行っていただけます経験法豊富な美容外科医に受けられますことをお勧めします。   名古屋で 美容整形、 美容外科、 プチ整形 なら さかえクリニックへご相談ください。
2021年11月26日

ホクロ除去の麻酔

Reading Time: < 1 minuteホクロ除去を希望されます患者様は数多くご来院していただいております。 皆さん、ホクロ除去後の傷痕のこと以外に 治療中の痛みや麻酔の痛みを気にされます。 ホクロ除去には局所麻酔剤による局所麻酔を行います。 特に男性は女性と比較しまして痛みに弱いということもあり 当院では、極力麻酔時の痛みが軽減できるよう局所麻酔薬を院内製造しています。 一般的に局所麻酔薬はキシロカインという名称の塩酸リドカインという薬剤を注射器でホクロ除去部位へ注射して行います。 このキシロカインは、美容外科で使用されている濃度は0.5%、1.0%、2.0%がほとんどですが 薬剤が酸性のため濃度が高いほど生体のPHとの差があり注射時の局所麻酔剤の拡散痛が強く感じてしまうようです。 当院ではエピレナミンという血管収縮剤入りのキシロカインを0.2%ほどに薄まるように濃度調整を行っています。メイロンという重炭酸のアルカリ性のPHの薬剤を混ぜて局所麻酔麻酔剤が生体のPHに近づくように中性になるように調整しています。 これによって局所麻酔時の痛みは大幅に軽減されます。局所麻酔剤の調整法はまだ多くの美容外科医の中でも残念ながら知識として普及していません。私が指導させていただきました 美容外科医や美容皮膚科医の皆さんは、必ず局所麻酔剤をそのまま使用することなくメイロンでPH調整と濃度を薄めて使用しています。 また、注射時の針が太いほど 皮膚への刺入時の痛みは強くなります。部位のよって 30Gから34Gと極細の針を使用して麻酔を行いますので、通常の太さの針で局所麻酔を受ける時よりも大幅に痛みが軽減されます。 麻酔の方法や薬剤にも配慮して施術を行う事は医療としても重要です。自費での診療では高度な知識、技術、繊細な配慮が必要となります。美容目的でホクロの除去を行う時は、患者様にとりましても最高の美容医療サービスを受けていただくことが必須と考え診療を行っております。 まだ、麻酔薬を顔に注射するのが怖いと恐怖をお持ちの方はさらに高速で振動する医療用小型バイブレーター、振動発振器を使用して注射部位に近い皮膚に接触させて振動を起こし、痛覚閾値を低下させる特別な麻酔法を実施できます。
2021年11月23日

ワキガ治療 を看護師が担当する治療法

Reading Time: < 1 minuteワキガ手術は当然ですが、医師が行います。 しかし、最近、ワキガ治療を看護師が行ってトラブルがかなり起こっている事実があります。 手術以外のワキガ治療としまして ミラドライ、ビューホットなどがあります。最近ではHIFUといった超音波を使用した治療も行われるようになってきました。 これらの治療の共通点は、全て機器を使用して それぞれの専用プローブを患部へ押し当て照射する方法を採用しています。 このため手技としましては単純で看護師でも治療は可能といえます。 しかし、看護師は 医学を学んだわけではありません。看護学は学んでも皮膚科学や創傷治癒、美容医療の専門家ではないのです。看護師でも医師でもプローブを皮膚へ押し当てて照射するだけだから同じではないのです。 まず、個人差がありますので皮膚の状態や施術範囲、など個々の患者様の状態に応じて 出力、照射時間、範囲、など詳細にパラメーター設定が必要となり業者から渡されるマニュアル通りでは十分な結果が出ないばかりか きわめて重篤な皮膚損傷や熱傷、神経損傷も実際には医療事故として起こっています。 では、どうして看護師がワキガ治療を行うのか?理由は以下の事であることが想定されます。 1:施術時間が長時間になり医師の報酬を考えると割に合わない 2:手術は医師だが予約状況から看護師しか手が空いていない 3:業者の営業で看護師でもできる簡単な治療といわれ機器を購入した 4:価格競争になっていかに治療コストを下げるかを考えると看護師が施術を行わなければ経営が成り立たない 5:医師がワキガの事を何も知らない このため、看護師施術にはリスクだけでなく法的な問題もグレーなのです。 医療行為ですのでいくら医師の管理下にあってもワキガ治療行為を看護師が施術することは医師法上 確実に問題ないとは言えないはずです。 倫理的には絶対に ワキガ治療の看護師施術は NG行為。 この問題に関しまして長年メーカーにも進言しておりましたがことごとく無視され 恐れたことが起こりました。 ワキガ治療では無いのですが 看護師が医師の管理下ではない状態でシワ・タルミの高周波治療(報道ではレーザー治療となっていましたが)によって重度の熱傷を頸部に引き起こされ全治6か月の診断の美容医療トラブルが起こり業務上過失傷害で 某クリニックが家宅捜査を受けた報道が 実名入りでしかも その美容医療機器の名称まで報道されてしまいました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/98c0df8670df62a988c3d9b40ea6cdbff7afabcc 死亡事故以外で警察の捜査が医療機関へ入ることは異例な事件です。 この事件は氷山の一角であり、看護師施術によって数多くのトラブルが起こっているという現実があります。 当院へも看護師施術のトラブル後のご相談が多数寄せられています。 とても残念なことですが美容医療業界が看護師施術で単価を落としてPRを行い集客するビジネスシステムが構築されつつあります。 美容医療のクオリティを落とさないためにも 看護師が行うグレーゾーンの美容医療行為を見直す時期に来たのではないでしょうか。  
2021年11月17日

レーザー治療 で やけど?

Reading Time: < 1 minutehttps://www.mbs.jp/news/kansainews/20211115/GE00041054.shtml

レーザー治療で全治6か月のやけど…被害者が医師らを刑事告訴 医療機器は国内未承認

という報道がありましたが いくつか間違いと 問題の焦点のズレが気になったので正確な表現で解説しました。 美容クリニックで死亡事故以外に家宅捜査や刑事事件として報道されるケースは異例です。 美容医療リスクマネジメントとしては、美容医療トラブル発生時の患者様へのフォローや患者様への対応に問題があったため さらに医療トラブル以上に問題が拡大したと考えられます。 まず、この美容医療トラブルは、レーザー治療で・・・やけど・・・とタイトルがありますが、文書内では高周波によるものと レーザーではなく高周波による美容治療の医療事故であることがわかります。 レーザーと高周波は全く異なります。 レーザーは単一波長の光 高周波は電気エネルギー つまり光と電気 全く異なるエネルギーの種類なのです。 レーザーは シミや入れ墨除去 など主として表皮もしくは真皮浅層へのアプローチの美容治療が主たる領域です。 しかし、高周波は表皮ではなく シワ、タルミ治療に使用されることが主であり真皮下ターゲットとした治療となります。 レーザーと高周波を混同しています。 さて次に 未承認機器 ということでJis●●社という医療メーカーの名称もニュース動画に映っており さらに使用したと想定されます機器 ULTRACell ?のパンフレットと思われる写真も写されていました。 これではまるでこの業者も問題と思われてしまいかねません。この業者が、看護師施術を謳って営業をかけてこの機器の売り込みを行っていたのであれば業者の責務も問われることがありますが常識的に考えてそのような推奨をすることはありえません。本来、医師が必ず行うべき医療行為の治療を看護師が行える医療機器ですと営業することは考えられません。 もちろん未承認機器はいかなる業者も国内では販売はできません。実際は、医師が個人の責任において個人輸入を行い 業者がその個人輸入代行を務めるというのが未承認美容医療機器購入の流れになります。 この場合は当然、リースはできませんので全て現金決済となります。 この報道では未承認機器を使用したから問題?というイメージが視聴者に持たれることを危惧しております。現在の美容医療の世界では美容治療を実施する際には未承認機器の使用することが多くを占めており 未承認機器 = 違法 ととらえられてしまうと美容医療サービスの多くは停止しなければならないのです。 未承認医療機器でも医師の責務において使用することは問題ありません。この医療機関の医師もこの機器を導入することは全く問題なかったはずです。 さて、この事件で問題視されているのが 看護師が施術 ということです。限りなくブラックに使いグレーなどと表現される医療行為です。 医師は最初に出力など指示していたようですが、看護師は流れ作業的?もしくは何かのマニュアルに沿って治療を進めていたはずです。この患者様の術直後の傷痕がネット上にありましたので拝見しましたが2-3度の熱傷。一部皮膚壊死と思われるほどの酷い熱傷部位が認められました。 熱傷は擦過傷や切創とは異なり治癒に時間もかかり瘢痕化しやすく瘢痕収縮なども起こりやすいのです。 術後の痛みも相当酷い状態であったことが想定されます。 看護師のスキルというより 医師が施術中も患者の状態など確認するべきでした。当然術後も。 術後に熱傷による皮膚損傷がわかった時点で、早期に熱傷に対する集中的な治療(私ならPRP療法やサイトカインによる皮膚再生療法と湿潤療法、冷却、炎症の抑制などを徹底的に行い毎日 創部のケアを考えます。)が必要だったはずです。 患者様へ その時の医学的な診断と治療などを詳細に説明し謝罪し できる限りの美容・再生医療を行えば傷跡の治癒促進だけでなく患者様の心の負担も軽減できたことが想定されます。 報道では医療機関への刑事告訴ということですので 医療トラブルの結果だけでなく医療機関の対応に不信感を持って激怒されていたことがわかります。 看護師施術 私はこの治療行為はグレーではなく ブラック つまり法的にも問題ではないかと考えております。倫理的には絶対にNGです。 安いからということで看護師施術を患者様が選択されたようですが 治療費を安くするから本来 医師が行うべき施術や治療を看護師に行わせるのは疑問です。 私は法的な専門家ではありませんが、美容外科医として30年以上美容医療を臨床で行ってきましたが 医師に代わって行う看護師施術ほど 問題が多く 恐ろしい結果を招くのではないかと常に危惧しておりました。 縁があります美容医療メーカーに対しましても過去に何度も看護師施術は問題が起こる、倫理的にも法的にも看護師施術は決して行うべきではないので絶対に美容医療機器を取り扱うメーカーとして営業トークで使用してはいけないと依頼させていただいていました。 快く納得して 看護師施術を勧めない美容医療業者様もあれば、反発され看護師にやらせて何が悪いといった態度をとるような美容医療業者も現実には存在します。 今回の事件は 決してこの医療機関がとんでもなく悪徳であるとか違法であるとか大きな問題を引き起こしたか とは思えません。この事件のような美容医療トラブルはほんの一部なのです。 私の元へは看護師施術によって もっと悲惨なトラブルの相談も数多くあります。 氷山の一角といった表現が適当かと思います。 この事件で、今後 美容医療業者もしっかりと襟を正し 看護師ではなく医師が責任を持って美容医療機器を操作して直接、美容医療治療を実施するようなサポートやビジネスをお願いしたいと思います。このクリニックの医師や看護師をかばうわけではありませんが、この事件を教訓として担当医や看護師を叩くのではなく美容医療は慎重に受けるべき 医師が責任を持って美容医療を担当できるきっかけになることが大切であると思います。 女性を幸福にすることが美容医療の目的ですから。
2021年11月15日

レーザー治療によるやけどの刑事事件の背景

Reading Time: < 1 minutehttps://news.yahoo.co.jp/pickup/6409686 最近、美容クリニックでの施術トラブルの報道がありました。 この内容には間違いもあり 私見を述べさせていただきたいと思います。 レーザーでのトラブルとニュースで文章が記載されていますが実際はレーザーでしわやたるみの治療は殆んど行われていないため 高周波による電気エネルギーの治療であると予想されます。文章内にも高周波という言葉がありますが 高周波であればサーマクールのような単極の端子から熱エネルギーを発生させ真皮のコラーゲン生成を図りたるみやシワの治療を行うシステムが使用されていたのではないかと考えます。 しかし、現在では頸部のしわ、たるみ治療の主たるシステムはHIFUと呼ばれます超音波を高密度に焦点に集め熱を発生させて真皮や筋膜のタンパク変性を惹起させ引き上げる治療法になります。 ネットではHIFUによるトラブルではないのか?との記載も多くその真相は未だ不明です。 未承認機器の使用とありますが、未承認機器を美容治療で使用することは違法行為であ貼りません。むしろ国内では美容医療においては未承認機器での美容治療がその多くを占め もし未承認機器の美容医療器が違法となれば 美容クリニックの経営も美容診療も成り立たなくなってしまいます。 医師が個人の責任において未承認機器である美容医療機器を国外から輸入して治療を行っているのが日本の美容医療の現状でもあるのです。 未承認機器を使用したから悪い、未承認機器を使用したから警察の家宅捜査が入ったという印象になってしまう報道内容は危惧しております。 この事件の問題点は。 1:看護師が施術を行ったこと 2:看護師への指示や術後のチェックが確実に行われておらず医師の管理下で行われたとしても 不十分であたこと なのです。 警察が医療事故として死亡事故以外に医療機関へ家宅捜査に入ることは、異例であり 患者様からの被害届け、刑事告訴が診断書などを添えて具体的な証拠とともに警察へ提出されたことが想定されます。 もしくは、他にも同様な被害者が存在して同様のケースが複数存在するか、現在の患者様への医療機関の対応が極めて不適切だったことが想定されます。 いずれにしましても この問題は決して家宅捜査を受けた医療機関だけの問題だけではないと思います。 当院にも本来であれば医師が必ず施術すべきレーザー照射やHIFU照射を他医院で受けられ熱傷を受けられたトラブルの患者様のご相談も相当数あります。 いかなる施術でもリスクが少しでもあれば医師が必ず施術を行うべきであり その輸入代行業者やメーカーも看護師が治療を行う事前提で美容医療器販売を行うべきではないと考えています。グレーゾーンが多い美容医療をもっと社会的に安心して多くの方々が受けられるよう 今回の事件はしっかりと事実を注視していきたいですね。 当院では、開業以来、全ての施術を院長である私が責任を持ちまして最初から最後まで必ず施術を行っています。
2021年03月01日

ホクロのご相談が増えました。

Reading Time: < 1 minute新型コロナ感染が広がりマスクで顔を覆うことになり目元だけしか露出しなくなりました。 室内ではマスク着用を義務つけられている会社も少なくありません。 現在、ホクロ除去を行う 患者様が急増しています。 ホクロの除去は、炭酸ガスレーザー治療が有名ですが当院では 炭酸ガスレーザと比較して傷跡が残りにくく 短時間で確実に除去できる電子エネルギー での熱による 蒸散治療もしくはツリウムレーザー(Lavieen)によるホクロの組織の蒸散治療をお勧めしています。 >>ホクロ除去について ホクロ取り放題 定額制で施術を実施されます 医療機関では炭酸ガスレーザーを使用した除去が一般的ですが、かなり目立つ肥厚性瘢痕という傷跡が残る可能性も少なくなく慎重に検討が必要となります。 炭酸ガスレーザーでホクロ除去された肥厚性瘢痕状の傷跡のご相談でご来院されます患者様も少なくありません。 CO₂もしくは炭酸ガスレーザーホクロ除去は レーザーという名称で 最先端 のイメージがありますが、すでに臨床で使用されるようになって 25年以上。 ある意味 陳腐な治療でホクロを丁寧に除去する治療法としましては必ずしも第一選択として推奨されません。 実は私も25年以上前、当時 800万円ほどの定価で販売されていた日本赤外線工業社(ニーク)が開発した国産の炭酸ガスレーザーシステムを使用してホクロ除去を行っていました。 私が美容外科医として働き始めた当時は、ホクロ除去の治療法は切除が原則でしたのでレーザー光線を照射するだけでホクロが蒸発して消えて無くすことができる炭酸ガスレーザーシステムは画期的で魔法の機器のようでした。 傷跡は切開手術より目立ちにくく 25年以上前は瘢痕治癒もそれほど問題になりませんでした。 施術をレーザーで受ける 患者様もホクロのふくらみや色が改善すれば満足していた時代でした。 しかし、現在ではもっと綺麗に除去できるシステムがあるため炭酸ガスレーザーでの除去の肥厚性瘢痕などの傷痕の問題がクローズアップされてきたのです。 私も25年前の同じ治療方法を現在でも行うことには抵抗があります。 現在では、主に盛り上がったホクロはラジオ波による電子エネルギーによる熱でホクロの組織を蒸散させる治療法での除去を行っています。 平坦なほくろではツリウムという媒体のレーザー照射を行って組織を蒸散させ除去します。 ホクロの診断は、ダーモスコピーという機器で行います。 悪性を疑った場合は必ず切除もしくはくりぬき法で 患部を除去して病理検査を行い診断を確定させます。 確実に良性腫瘍の診断が得られた腫瘍、ホクロのみ切除は行わず電子エネルギーでの蒸散やツリウムレーザーでの治療を選択します。 アフターケアは、医療用シールを数日貼って 湿潤療法を行う処置を実施して、患部の消毒は行いません。 傷への消毒は消毒薬による組織障害作用で創傷治癒が遅れ感染のリスクも高まります。 ホクロを除去する理由の一番の理由は審美的目的ですが、占いで除去したほうがよいと勧められたり、痒みや痛みなどの症状がある場合のこともあります。 ホクロ除去は 全て傷が同じように治癒して目立たなくなるというわけではありません。 身体部位により傷跡が隆起して肥厚性瘢痕という状態になることもあり慎重に術前に検討が必要になります。 顔では口周り、下顎、頬骨の上が傷痕が目立ちやすい部位となります。 身体では肩、三角筋の上、胸骨上が目立ちやすくその理由は皮膚の緊張度が高く常に周囲に傷跡が引っ張られる状態になってしまうことです。 特にこれらの部位では肥厚性瘢痕という白く盛り上がって治癒するケースが少なくありません。切除手術も部位によっては殆んど傷跡を残さず治癒させることもできますので、ホクロがあまりにも大きい場合は手術を選択する必要もあります。 鼻先は すぐ下に軟骨があるため 切除は困難で 切除以外の治療法を選択する必要があります。 ホクロ除去は、美容外科手技としては難易度は高くありませんが術後のケアや術部位の選択など注意すべき点も多く 治療を受けられる前には リスクとベネフィットをよく担当医から説明を受けることをお勧めします。 contact@sakae-clinic.com tel:0120566680
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No.23

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美容クリニックを狙った悪質な潜入スタッフ

美容クリニックには多くのスタッフとしての勤務希望される方の応募や問い合わせがあります。 女性にとって憧れの職業になりつつあるのでしょうか。 しかし、中には美容クリニックをターゲットとした不当な金員を要求するためスタッフになろうとする者もいました。 Kは、クリニックでの受け付け、カウンセラー業務を希望した30代の女性でした。 面接時、印象が薄かったのですが、どうしても美容クリニックで勤務したいので何とか勤務できるチャンスを与えていただけないかという執拗な要望から オリエンテーションを行うことになりました。 オリエンテーションは、本人が希望する日数、時間でクリニックでの業務を実際、説明し、DVD供覧、受付業務を見学していただくことです。 オリエンテーションで業務内容を確認し継続勤務が可能かを明確にする機会です。 Kは、執拗にオリエンテーション日数を重ねる希望を出し何としてもクリニックで勤務したい旨を幾度も申し出ました。 当初は、大変、仕事にやる気があると考えていたのですが、オリエンテーション中にスタッフへ恐ろしい発言をするようになりました。 2週間ほど勤務した 前職場である 某美容クリニックの中傷や内情を暴露しだしたのです。しかも、自分が嫌がらせやいじめで退職に追い込まれたとんでもない 悪徳クリニックであると話しだしました。 前クリニックは許せない、悪徳だ、とんでもないことを行っているなど 執拗に話すようになりました。 具体的な経営情報や患者様の情報まで語りだし、Kには個人情報の遵守という概念が全くないことが判明しました。 当然、患者様のプライバシーや個人情報をいかなる企業よりも遵守する必要がある医療機関ではこのような人物の採用はあり得ないことです。 また、Kはオリエンテーション中、どうしても美容治療を受けたいと申し出て施術を行いました。 当然、治療費がかかるにもかかわらずKは支払う意思はなかったことが後日判明しました。 オリエンテーション後、Kに対し、採用はできない旨を伝えると態度が急変し、お前たちが丁寧に教えないから業務の理解ができない、お前たちスタッフが酷いなどと散々、悪態をついて帰りました。 数日後、Kから脅迫文がクリニックへ送付されてきました。 3日以内に給与(タイムカードも存在しなければ、時給など一切の取り決めもなく Kの希望通りの期日でオリエンテーションを行っていました。)を支払わなければ法的措置をとるとの内容でした。 第3者介在もにおわせていました。 その後、労働基準監督署から給与が支払われていない申し出がKからあったとの報告があり担当者と面談を行いました。 Kは、医療行為を看護師でもないにも関わらずに行ったなどととんでもない虚偽の報告を行っていたことが担当者の説明で判明しました。また、オリエンテーションにおいてもクリニックへ全く来ていない期日を勤務したと報告していたことも判明しました。 嫌がらせで労働基準監督署へ中傷を行ったのです。 労働基準監督署担当者もKの悪行には驚いていました。 まったくのでたらめな報告であるということが判明し、今後も同様の手口で被害にあう職場が出ないように要請しました。 前職場の院長へも直ちに連絡を行いK退職の経緯と事情を聴くことができました。 同様の手口でスタッフへ悪態をつき問題があったため退職になったとのことでした。 Kのあまりにも不当な行為に大きな危惧をもったため徹底した調査を進めると次々と新事実が出てきました。 クリニックへ下見としてカウンセリングで事前に訪れていたこと(スタッフが問いただしたところ本人は否定)、他の美容外科クリニックで手術をモニターとして受け、その結果に満足しないことを理由にその美容外科クリニックを中傷しモニターとしての責務を逃れていた・・・ 美容クリニックを狙った不当行為、利益を得るための常習者であることが関係者の情報から明確になりました。 内容証明郵便で直ちにKへ不当行為を行った場合は刑事告訴を行う旨を伝えたところ嫌がらせはなくなりました。さらなる中傷行為が出れば直ちに当局へ刑事告訴を行う準備を進めていました。 私たち3クリニック以外にもおそらく多くのクリニックが被害をKから受けていると予想されます。 クリニックの内部にオリエンテーション、スタッフ、モニターといった いろいろな形でもぐりこみ 内部情報を得て恐喝を行ったり不当な利益を得ることを計画的に行う者が存在することに驚いた事件でした。 患者様の個人情報を絶対に守るためにもこういった人物へは厳しい対応を行う方針が必要と考えます。
2019年06月08日

美容外科手術に隠された恐ろしい医療行為 その2

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~美容外科死亡事故の原因は? その実態を探る ディスカウントされた美容外科手術に隠された恐ろしい医療行為~

美容外科、美容皮膚科診療ほど価格が各クリニックにおいて差がある医療はありません。 ある美容外科では二重瞼手術が18万円、ある美容外科では9800円、ボトックス注射がある美容外科では1か所3000円、ある美容外科では3万円。 この差は何でしょうか? ローコスト・ロークオリティ美容外科ビジネスが本来の美容外科医療の未来を破壊しているような気がします。 PRP療法を3万円で行う。 キットが3万円以上するにもかかわらず・・・ この仕組みは、当然、キットの質を極限まで低下させ、本来行うような手順を踏まない。 歯科用の実際効果がないキットを使用したり単純な採血管を使用したりする美容外科クリニックが存在します。 もちろん、効果はほとんど望めません。 さらに大きなリスクが施術の裏には隠されているのです。 最近、クリニックにディスカウント美容医療を売りにしている急成長を遂げた美容外科クリニックでフラクセル2というシステムの施術を受けられ2週間以上も火傷のような赤味、腫れ、痛みが継続して本当につらい思いをされた患者さまが相談にご来院されました。 その患者さまの顔には色素沈着が存在して当然、期待された効果は全く感じられません。 雑誌広告でディスカウント価格につられて施術を受けられたことを後悔していました。 驚くことにその美容外科クリニックでは施術の説明も医師ではなく 看護師が行っているのです。 フラクショナルレーザーはダウンタイムも考えられ美容皮膚科診療でリスクも少なくない治療の一つです。 医師の管理下であっても医師の資格を持たない者が治療をフラクショナルレーザーを患者さまへ照射して行うことは医師法でも許されていません。 明らかな医師法違反行為。 施術費用をディスカウントして集客するために考え出された恐るべき行為です。 この施術と機器に関して 販売代行メーカーに問い合わせると なるべく医師に施術していただくように伝えています。・・・との回答。 なるべく ではなく絶対に医師が行うリスクのある治療ではないかと問いただすと担当者はまずいと思ったのか…まあ、そうですね。と言葉を濁しました。 フラクショナルレーザーの正しい照射を看護師が行えることは絶対にあり得ないことです。 なぜなら診断も行いながら照射を行い、その皮膚の反応を見たうえで設定パワーの変更や照射密度、パスの変更を絶対行うべき治療だからです。 いかなる看護師も皮膚の反応まで適切に診断を下して治療システムの操作ができる者はいないのです。 器械が売れればあとはどのような使用法、誰が使用しようと勝手。ではあまりにも酷いと考えるのは私だけでしょうか。 クリニックでの美容医療の質を落とさないようにするには責任をもって専門医が慎重に施術を患者さまを診察しながら丁寧に行う必要があります。 そうすると1日で診療を行うことができる患者さまの数が限られてきます。 当然、経営上 美容治療費が一定の額になってしまうのはやむをえません。 地元月刊誌に派手にディスカウントを謳った広告が多数掲載されていますが、当クリニックの方針としまして絶対に同様な広告やPRは行うべきではなく医療法第69条も遵守して過大な広告やPRは慎むべきと考えます。 地元医療崩壊が叫ばれる中、安易に美容医療へ医師が流入して未熟な経験で高額な報酬を得るため 質の低い美容治療を行うことを行政やメディアもしっかり警告する必要がある時期に来たと思います。 最近、特にディスカウント美容医療を受けトラブルを起こされ悩んでいる患者さまの相談が急増しました。 このコラムを読まれた患者さまが美容医療を受けられる前に慎重に考えられる時間をもっていただけましたら幸いです。 医療はディスカウント優位であってはいけません。 医療は患者さまに対して、絶えず身内にも行えるレベルでのサービスを常に提供し続けるべきと考えております。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 (特別コラム)

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~ 美容外科死亡事故の原因は?その実態を探る。ディスカウントされた美容外科手術に隠された恐ろしい医療行為~

!!!緊急コラム!!! 先日、大手美容外科チェーン S美容外科クリニックで死亡事故の報告を各メディアが報じました。昨年も2例の死亡事故、S美容外科ではこれまでにもすでに多くの美容外科手術による死亡事故が起こっています。 業界では有名な、マニュアル化された医療の質の徹底的な削減を行いディスカウント美容外科手術を行う有名クリニックグループです。 経験ある美容外科専門医は絶対に採用しませんし、学術的勉強会や意見交換は一切行わせないことでも有名です。 また、極端な雑な手術を行うことでも有名な美容外科クリニックです。 もちろん、この美容外科グループに所属する医師達が学会で発表したり学会参加を行っているケースはほとんどありません。 正当な美容外科医療を決して学ばせたり導入することはこの美容外科グループにとって不利益になるためです。 つまり患者さまのメリットではなく経営サイドのメリットのみを企業追求した ローコスト、ロークオリティ、収益獲得ビジネスモデルが出来上がっているのです。 この美容外科クリニックグループ出身で自ら美容外科を開業している医師達も同様の集客法や手術法で美容外科クリニックの運営を行うことが多いようです。 私のもとへは、S美容外科で手術を受けられた患者さまのみならずS美容外科出身医師に手術を受けて極めて不自然な状態になって修正に来られる患者さまも少なくありません。S美容外科で学んだり経験したことが最高ですべてであると認識して同様な美容外科手術を行う自称美容外科専門医。 自らをカリスマと称されている医師も出ているようです。 脂肪吸引手術では100人の手術を行って100人全員が本当に満足しているのでしょうか? S美容外科の経験が現在の美容外科手術水準と比較していかなるレベルでしょうか? 手を抜いてローコストにすることは、患者さまにとって金銭的メリット以外大きなリスクとなってのしかかります。 S美容外科は最高の技術と広告で派手にPRを繰り返していますが、最高の技術を持った医師が極端な低価格の手術費用でしっかりしたアフターケアを拒否して最低価格の医療材料のみを採用する美容治療を行うことはありません。 日本美容外科学会も日本美容外科医師会もこの美容外科クリニックを最高の技術を持っているとは決して評価しておりません。 S美容外科クリニックで大きなトラブルを起こされ修正を行うことになった患者さまを数多く私の友人の美容外科医たちも経験しております。 今回の脂肪吸引による70歳の女性の死亡事故。重く受け止めるべき事件です。 70歳という高齢に脂肪吸引を勧め行うことがはたして 正当か? アフターケアも無視する行為が正当か? 血液検査や心電計による検査など手術前に必要な検査が行われていたのか? 経験なる医師が厳重なる管理の下、適切な手術が行われたのか? S美容外科から 満足な回答が得られることはないような気がします。 S美容外科以外にも2009年、大きな事故がディスカウントを売りにした関東圏の美容外科グループで起こりました。 美容外科専門医も指導医も存在しないにも関わらず派手に広告でPRを行い集客し雑な麻酔行為を行い起こった事故のようです。 ディスカウント医療にメリットはあるのでしょうか? リスクを患者さまは本当に理解しているのでしょうか? これまで美容外科による医療事故の多くは価格競争で医療の質を落とした美容外科クリニックで起こっている事実があります。 おそらくS美容外科クリニックを含めてディスカウントしたローコスト美容外科手術を行っている美容外科クリニックの死亡事故の実態には驚くべき数と内容が隠されている可能性があります。 今後の美容外科の発展にも今一度、医療の質をしっかり見極め 我々美容外科専門医も患者さまの立場に立った安心できる医療を提供する必要がこれまで以上に要求されることでしょう。 美容外科医として正当な技術・知識そして経験、いかなるトラブルが起こっても確実に対処できる能力がなければ手術を控える謙虚さも必要ではないでしょうか。 美容外科は怖い、美容外科はとんでもない医療行為だ、美容外科医は反社会的医療だとの認識が広がらないことを願っております。
2019年06月08日

美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No.20

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美容外科医の能力と美容外科手術縫合創のケア

美容外科医は、美容外科手術が上手だけではプロではありません。 美容外科手術でできてしまった縫合創をいかにキレイに治すことができるかという業務も必須です。 いわゆる最後の仕上げです。 傷跡を残さない縫合のプロは全ての外科系医師の中で最もプロフェッショナルなはずです。 しかし、本当に実際、美容外科医の多くは患者さまの傷跡に細心の注意を払ってケアしているでしょうか? 細かく縫合すれば縫合創がキレイになると考えている美容外科もいます。 細かく縫合してはいけない部位もあります。 細かすぎると縫合創の血流循環が悪化して縫合部位が開いてしまいかえって傷痕が汚くなることがあります。 手術後、縫合創へ念入りに消毒を行う美容外科医がいます。 消毒は傷への毒であり縫合創へ対して絶対に行ってはいけない行為です。 内科、精神科、小児科、皮膚科など外科系以外の科から転科してきた自称美容外科医に多い行為です。 縫合創への消毒行為により傷が開いて治癒が大きく遅れることがあります。 もっと、酷い行為は、ガーゼやソフラチュールを縫合創へ直接貼る行為です。 縫合創が乾燥して治癒が大きく遅れます。 ましてやガーゼやソフラチュールをはがすとき出血し痛み、傷口が開いてしまうリスクが高まります。 さらには、ステロイドクリームを縫合創へ塗りつける美容外科医。 クリームには界面活性剤という刺激物質が含有しており間違いなく傷が悪化します。 止めは、溶ける糸で縫合する美容外科医。 ありえない行為です。 特に包茎手術にもう来なくていいよ!と通院不要をうたい文句にする医療機関で行われています。 溶ける糸は抜糸不要だからです。 しかし、この糸が創部に残存することで確実に周囲の皮膚へ炎症を引き起こし縫合創は汚くなります。 常識的な知識とモラルを持ち合わせた美容外科医は絶対に使用しない縫合材料です。 美容外科手術後の縫合創の醜さで悩んでおられる患者さまは数多く存在します。 創傷ケアの知識も無い、知識があっても時間的ロス、費用的ロスを考えてあえて実行しない美容外科医も存在します。 高額な美容外科治療費をお支払いいただいている患者さまには最高レベルの縫合創のケアを受ける権利は当然に存在しますが、縫合創まで気を配っておられない場合が多いようですね。 今では多くの新しい被覆材が発売されておりこれらによって飛躍的に創傷治癒が高まります。 入浴制限も必要ありません。 手術後、1週間は入浴しないでくださいね。 ととんでもないことを伝える美容外科医。 48時間で縫合創は上皮化しますので3日目からは普通に入浴可能です。 創部は、シャワーで洗浄したほうが汚れも取れてかえって感染のリスクが低くなります。 入浴して感染を惹起したケースを私は一度も見たことがありません。 縫合創に消毒したり、ガーゼで縫合創を直接覆ったり、ソフラチュールを使用したり、長期の入浴制限をする美容外科医がいたら要注意です。 縫合創は自分で守らなくてはならないこともあります。 使用する糸、被覆材料、処置法、などなどで 手術の傷は驚くほど変化します。 是非、この縫合創のケアを手術を受ける患者さまの知識としても知っておいて欲しいです。 20年の美容外科医としての経験から正しい縫合創のケアの普及に今後も務めてまいりたいと思います。 https://www.sakae-clinic.com/wound/index.html

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