2021年11月19日
性感染症 性病とは?
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Reading Time: < 1 minute「性感染症 性病」とは、キスやセックスなど、肉体的 性的な接触行為によって同性間や異性間で感染する疾患のことです。
他にも血液感染や母子感染などもあります。医療従事者の針刺し事故やウイルス性肝炎、AIDSの母より子供への母子感染。その多くが性的接触行為による感染で、性的活動が増えてくる年齢から急激に性感染症の数が増えてきます。
性的な接触行為は、性器間の接触だけを指すものではなく、オーラルセックスやアナルセックスも性的接触行為になります。性感染症の中には、ごくまれに、浴場などで感染者からの分泌液による体液が接触しただけでも感染する場合もあります。
過去には性感染症の事を「性病」と呼んでいましたが、法改正が行われた現在では、「性感染症」あるいは「STD(Sexually Transmitted Diseases)」「STI(Sexually Transmitted Infections)」と呼ばれています。
その種類は20以上もあり、いろいろな潜伏期・特徴・症状・感染経路がありますが、性感染症すべてに自覚症状があるわけではありません。自覚症状が無い性感染症もあることから感染した事実に気づかない人もいます。感染が分かった時には多くの人に感染させている可能性もあり、自覚症状が無いから安心とは言えず 行為があれば注意が必要です。性感染症の恐ろしいことは自覚症状なく感染が身体全体へ波及して女性なら不妊症の原因となったり神経が破壊されたり命の危機にまで至る可能性があることです。パートナーとの信頼関係も破壊されるばかりか家族崩壊のリスクもあります。感染の機会があれば必ず定期的な性感染症の検査をお勧めします。ただし、性感染症はそれぞれの潜伏期や感染直後や一定期間では検査しても偽陰性となることもあり 感染の可能性がある日からどの程度経過しているかも検査実施日には大切になります。検査の結果が陰性だから感染していないとは言えないのです。特に梅毒やHIV抗体に関しましては、感染初期には検査で陰性となっても実際は感染している可能性もあり注意が必要です。https://sakae-clinic.com/body-care/std/
2021年11月19日
ワキガ 稲葉式手術法
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2021年11月18日
ワキガ手術 保険適応とは?
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保険収載されています ワキガ手術 有毛部切除術とは
ワキの毛の生えている皮膚を切除する 有毛部切除術という 保険収載されています 手術法があります。ワキのアポクリン汗腺の数を減少させれば、ワキガ臭の抑制は期待できますが、皮膚が切除によって欠損しますので 醜い傷跡が残るだけでなく縫合創の拘縮が強くなり 上肢の挙上制限も起こりうるという大きなリスク、デメリットがあります。 手術費用は保険が適用されるので、自己負担が少なく抑えられます。この有毛部皮膚切除術は昭和の初期に行われていた 腋臭症の治療法でした。外科病院で実施され臭いが出る部分の皮膚を切って取り除くという単純な発想です。臭いは減少しますが、正常な機能を持つ皮膚を切除するわけですから当然、欠損部位は縮んで傷跡を治そうと生体反応が起こり拘縮という現象が起こります。いわゆる引きつれが起こりダウンタイムが長くなるだけでなく日常生活への制限や機能障害のリスクさえあった方法です。私が美容外科医になってから数例経験しています。いずれも患者様は高齢者の方で昔に腋臭症の治療を受けたが引きつれた部位を治してほしいとのご相談でした。 保険での腋臭症手術の適応 保険での腋臭症手術の適応は、下記のように定められています。『悪臭甚だしく他人の就業に支障を生じる事実が明らかであって、客観的に医療を加うべき必要がある場合は給付して差し支えない。軽度のものは給付外。』ですので、患者さんご本人が『気になる』かどうかは問題ではなく、他人がひどく悩まされる状態でないと本来は、保険での手術適応とはなりません。 1 皮弁法 6870点 2 皮膚有毛部切除術 3000点 3 その他のもの 1660点 1点は10円 上記に 初診料や薬剤費用、手術材料費用などが加わり3割負担であればその3割が手術費用となります。 手術時間は60分ほどですが、入院の必要はなく、日帰り手術が可能です。 単純切除ですから特別な手術手技や技術は不要です。ダウンタイム
有毛部皮膚切除術は、昭和時代の治療であり令和では行うべき治療法ではありません。 術後の傷痕や機能障害を無視して 臭いの出る部分の皮膚組織を単純に切除してしまう極めて時代遅れな治療法です。 皮膚切除は大きな傷跡が残ること、瘢痕拘縮といった皮膚の可動域制限が起こる可能性もあり、医学が進んだ現在におきましては絶対に行ってはいけない手技、治療法です。どうしてこのような時代錯誤の治療法が保険診療収載されているのか疑問です。現在では誰も行っていない治療といえます。適応はあるのか?
保険収載にありましても実際行っている医療機関は国内にはまずないはずです。絶対に受けてはいけません。当院ではワキガの令和の治療法である EL法を推奨しております。https://sakae-clinic.com/skin_care/axillary_odor/ ダウンタイムが少ない永久的効果が期待できます優れたワキガ・多汗症治療法です。2021年11月18日
ワキガ手術 剪除法とは?
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2021年11月17日
ホクロ除去 後のケア
Reading Time: < 1 minuteホクロ治療で大切なことは、除去の方法以上に 施術後のケアです。
いくら綺麗に除去しましても ホクロ除去後の傷痕へのケアが不十分であったり不適切の場合は、除去後の傷痕が残るリスクが高くなります。
切除法にしても炭酸ガスレーザーでの除去にしても 高周波での蒸散法での除去にしても 必ずホクロ除去後には傷が生じます。
この傷を適切な方法でケアすることが 最終的なホクロ除去の結果として満足できるか、満足できないか決定されます重要事項となります。
炭酸ガスレーザーで綺麗にホクロ除去!!
という広告を拝見したことがありますが、本当でしょうか?
レーザーなら綺麗に除去できる?というのはかなり過大な表現です。
色素細胞を選択的に除去して消失させる。これが究極なホクロ除去の極意です。
平坦なホクロで真皮の深い部分に色素が存在している 色素性母斑と呼ばれるホクロは 盛り上がったホクロよりも 完全除去が困難で 再発率も高くなります。
炭酸ガスレーザーで除去するということは熱をホクロという組織に集中的に加えてその熱エネルギーでホクロ組織を蒸散させることです。ホクロの構成成分は生体と同等と考えてもよいので 大まかに 水 60%、タンパク質 40%で構成されると想定されます。
この組織に熱が加われば 当然熱と接した皮膚の部分は熱傷となります。
この熱傷は真皮の浅い部分であれば 肉芽を生じず上皮化が速やかに行われ 傷跡もほとんど残ることが無く治癒します。
この上皮化をいかに早く推進させるケアを行うかが重要なホクロ除去後のケアポイントです。
最新創傷治癒理論では 創部を乾燥させない 湿潤療法でのケアが推奨されます。
当然、創部への消毒は禁忌。
創部はむしろ毎日洗浄したほうが良いでしょう。
当院では、ホクロ除去後には抗生剤軟膏塗布後に医療用創傷被覆材を創部へ貼ります。
この状態で3日間そのまま放置。
上皮化が進むと想定して3日後にはいったん 創傷被覆材を剥がして創部をシャワーで洗浄していただき もう3日間 創傷被覆材を貼っていただきます。
この最初のケアがとても傷を治す過程で重要となっていきます。
顔と異なり 背部や上肢のホクロ除去後の傷痕は治癒がかなり遅れます。
特に下肢は顔に比較すると3倍以上治癒して赤みが消失するまでの期間が必要です。
身体の部位により創傷過程が異なります。
専門医は経験上、どの部位の傷痕が治癒が早いか、遅いかしっかり理解してそのケアの指導を行っています。
https://www.sakae-clinic.com/wound/
傷痕の専門医だからこそホクロの傷痕ケアは重要といえるのです。
2021年11月17日
レーザー治療 で やけど?
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Reading Time: < 1 minutehttps://www.mbs.jp/news/kansainews/20211115/GE00041054.shtml
レーザー治療で全治6か月のやけど…被害者が医師らを刑事告訴 医療機器は国内未承認
という報道がありましたが いくつか間違いと 問題の焦点のズレが気になったので正確な表現で解説しました。 美容クリニックで死亡事故以外に家宅捜査や刑事事件として報道されるケースは異例です。 美容医療リスクマネジメントとしては、美容医療トラブル発生時の患者様へのフォローや患者様への対応に問題があったため さらに医療トラブル以上に問題が拡大したと考えられます。 まず、この美容医療トラブルは、レーザー治療で・・・やけど・・・とタイトルがありますが、文書内では高周波によるものと レーザーではなく高周波による美容治療の医療事故であることがわかります。 レーザーと高周波は全く異なります。 レーザーは単一波長の光 高周波は電気エネルギー つまり光と電気 全く異なるエネルギーの種類なのです。 レーザーは シミや入れ墨除去 など主として表皮もしくは真皮浅層へのアプローチの美容治療が主たる領域です。 しかし、高周波は表皮ではなく シワ、タルミ治療に使用されることが主であり真皮下ターゲットとした治療となります。 レーザーと高周波を混同しています。 さて次に 未承認機器 ということでJis●●社という医療メーカーの名称もニュース動画に映っており さらに使用したと想定されます機器 ULTRACell ?のパンフレットと思われる写真も写されていました。 これではまるでこの業者も問題と思われてしまいかねません。この業者が、看護師施術を謳って営業をかけてこの機器の売り込みを行っていたのであれば業者の責務も問われることがありますが常識的に考えてそのような推奨をすることはありえません。本来、医師が必ず行うべき医療行為の治療を看護師が行える医療機器ですと営業することは考えられません。 もちろん未承認機器はいかなる業者も国内では販売はできません。実際は、医師が個人の責任において個人輸入を行い 業者がその個人輸入代行を務めるというのが未承認美容医療機器購入の流れになります。 この場合は当然、リースはできませんので全て現金決済となります。 この報道では未承認機器を使用したから問題?というイメージが視聴者に持たれることを危惧しております。現在の美容医療の世界では美容治療を実施する際には未承認機器の使用することが多くを占めており 未承認機器 = 違法 ととらえられてしまうと美容医療サービスの多くは停止しなければならないのです。 未承認医療機器でも医師の責務において使用することは問題ありません。この医療機関の医師もこの機器を導入することは全く問題なかったはずです。 さて、この事件で問題視されているのが 看護師が施術 ということです。限りなくブラックに使いグレーなどと表現される医療行為です。 医師は最初に出力など指示していたようですが、看護師は流れ作業的?もしくは何かのマニュアルに沿って治療を進めていたはずです。この患者様の術直後の傷痕がネット上にありましたので拝見しましたが2-3度の熱傷。一部皮膚壊死と思われるほどの酷い熱傷部位が認められました。 熱傷は擦過傷や切創とは異なり治癒に時間もかかり瘢痕化しやすく瘢痕収縮なども起こりやすいのです。 術後の痛みも相当酷い状態であったことが想定されます。 看護師のスキルというより 医師が施術中も患者の状態など確認するべきでした。当然術後も。 術後に熱傷による皮膚損傷がわかった時点で、早期に熱傷に対する集中的な治療(私ならPRP療法やサイトカインによる皮膚再生療法と湿潤療法、冷却、炎症の抑制などを徹底的に行い毎日 創部のケアを考えます。)が必要だったはずです。 患者様へ その時の医学的な診断と治療などを詳細に説明し謝罪し できる限りの美容・再生医療を行えば傷跡の治癒促進だけでなく患者様の心の負担も軽減できたことが想定されます。 報道では医療機関への刑事告訴ということですので 医療トラブルの結果だけでなく医療機関の対応に不信感を持って激怒されていたことがわかります。 看護師施術 私はこの治療行為はグレーではなく ブラック つまり法的にも問題ではないかと考えております。倫理的には絶対にNGです。 安いからということで看護師施術を患者様が選択されたようですが 治療費を安くするから本来 医師が行うべき施術や治療を看護師に行わせるのは疑問です。 私は法的な専門家ではありませんが、美容外科医として30年以上美容医療を臨床で行ってきましたが 医師に代わって行う看護師施術ほど 問題が多く 恐ろしい結果を招くのではないかと常に危惧しておりました。 縁があります美容医療メーカーに対しましても過去に何度も看護師施術は問題が起こる、倫理的にも法的にも看護師施術は決して行うべきではないので絶対に美容医療機器を取り扱うメーカーとして営業トークで使用してはいけないと依頼させていただいていました。 快く納得して 看護師施術を勧めない美容医療業者様もあれば、反発され看護師にやらせて何が悪いといった態度をとるような美容医療業者も現実には存在します。 今回の事件は 決してこの医療機関がとんでもなく悪徳であるとか違法であるとか大きな問題を引き起こしたか とは思えません。この事件のような美容医療トラブルはほんの一部なのです。 私の元へは看護師施術によって もっと悲惨なトラブルの相談も数多くあります。 氷山の一角といった表現が適当かと思います。 この事件で、今後 美容医療業者もしっかりと襟を正し 看護師ではなく医師が責任を持って美容医療機器を操作して直接、美容医療治療を実施するようなサポートやビジネスをお願いしたいと思います。このクリニックの医師や看護師をかばうわけではありませんが、この事件を教訓として担当医や看護師を叩くのではなく美容医療は慎重に受けるべき 医師が責任を持って美容医療を担当できるきっかけになることが大切であると思います。 女性を幸福にすることが美容医療の目的ですから。2021年11月17日
ホクロ切除の必要性
Reading Time: < 1 minuteホクロ除去は、ホクロ切除と炭酸ガスレーザー治療、電気分解法で行います。
ホクロ切除には、くりぬき法、切開法があります。
くりぬき法とは字のごとく、メスでホクロをくり抜いて除去する方法です。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
これはトレパンという器具を使用して行う事もありますが、メスを使用してホクロの縁から切除して、その跡を縫合せずに肉芽の盛り上がりと上皮化で治癒させる治療法です。
技術を必要としない点、特殊な器具を使用しなくても治療ができる点、短時間で治療が終了する点がメリットですが、いずれも医師側のメリットであり患者様へのメリットはほとんどありません。
悪性を疑わない限り行うべきではない治療法です。
切開法での切除は ホクロを含む正常な皮膚を紡錘形に切除して縫合する方法です。
メリットは確実にホクロが消失させることができ再発の可能性が無いこと、病理検査が容易に可能で悪性腫瘍とわかった後でも対応が可能。
ということです。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
デメリットは、傷跡がホクロの直径より大きく残ること、ダウンタイムがあり抜糸が必要となり通院が必ず必要であること。
悪性を疑った場合は必ず、この治療法を実施して切除されました皮膚腫瘍の病理検査を行い悪性でないことを確認して病理診断確定させます。
現在ではホクロの悪性、良性の診断はスクリーニングとしましてはダーマスコピーを使用して実施して、万が一悪性の可能性があることが疑われれば必ず腫瘍を切除除去して、病理診断を実施します。
外注のため検査結果が確定するまでおよそ1週間ほど必要となります。
ホクロ治療直後の傷跡の状態
2021年11月16日
ホクロ除去の麻酔
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Reading Time: < 1 minuteホクロ除去の際に使用される麻酔は 原則としまして 塩酸リドカイン つまりキシロカイン https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00000332-003が使用されます。
エピレナミンという血管収縮剤が含有されたキシロカインを使用します。
エピレナミンは治療の時、血管を収縮させて出血を抑制する効果と キシロカインの有効時間を延長させる効果があります。
医学部の教科書には鼻先部位や指先には使用を禁忌と記載してありますが、現在では臨床的にはまず問題が起こることありません。(血管収縮により皮膚壊死が起こる可能性があると考えられていました。)
濃度は、0.5%〜2.0%の製剤が使用されることが多いのですが ホクロ除去では、0.5%で十分な濃度であり使用に問題がありません。
当院では、キシロカインを使用していますが、キシロカイン塩酸リドカインという名称通りPHが酸性 3.3〜5.0 で 生体内、特に真皮内に注射する時、この薬剤の拡散時にPHの差の薬剤性の痛みが生じます。
このためPH調整のためメイロンというアルカリ性の薬剤を混ぜてさらに濃度を下げ PHをできる限り生体に近い PH7.3程度にPH調整を行って自作しています。
実際の使用では従来のキシロカイン注射に比較して はるかに注射時の痛みが少なく 患者様の負担が減ることになりました。
また、注射を行う 針も 30Gから34G と極細の針での注射のため痛みがかなり軽減されます。
ホクロを多数除去する場合はホクロの数だけ注射が必要となるため必ず患者様への麻酔時の痛み緩和ケアが必要となります。
ホクロ除去の麻酔量は少なく簡単といっても 丁寧な注射で疼痛緩和が可能となります。
当院では極細の針の使用、PH調整した自作キシロカイン麻酔薬の使用によりホクロ除去を行っております。
2021年11月16日
乳輪の臭い チチガ治療法
Reading Time: < 1 minuteワキガ・多汗症の治療のご相談の中に 乳輪部の臭いが気になる患者様も少なくありません。
乳輪ワキガ(チチガ)殆んどの患者様がワキガと併発されていますが 臭いが出る範囲が小さいため他人や自分ご自身があまり気にならないことが多いようです。 実際には治療の絶対数も少なく ワキガの患者様との治療を受けられる比率は10分の一以下です。 しかし、パートナーからの指摘やホルモンバランスの異常から急に臭いが気になってご相談にご来院される患者様も少なくありません。 昔はチチガ、チチワキガ、乳輪ワキガと呼ばれるこの部分の臭いの治療法は外科的にも困難でほとんど実施されていませんでしたが現在では ・ミラドライ ・ビューホット ・BOTOX注射 ・EL法 といった非観血的治療法 つまりメスを使用しない 治療法が主たる治療法です。 しかし、永久的効果が期待でき 一切 ダウンタイム無く治療が可能な治療法はEL法のみです。 乳輪部の臭いは乳頭部や乳輪部よりも乳輪部の縁である皮膚の毛穴から発生することがほとんどです。 これはアポクリン汗腺は毛穴に一致して存在するため産毛の部分が臭い発生ポイントでもあります。アポクリン汗腺から分泌された物質を皮膚常在菌が分解して ワキガ臭となります。 この部分を選択的に皮膚へのダメージを抑制して治療が可能なEL法のみが確実な効果が期待でき傷跡も残らない 最善の治療法といえます。 治療時間は片方で5分程度で術後の痛みは全くありません。 当日の入浴も可能で日常生活への制限も無く安全に実施できる治療法です。
2021年11月15日
レーザー治療によるやけどの刑事事件の背景
Reading Time: < 1 minutehttps://news.yahoo.co.jp/pickup/6409686
最近、美容クリニックでの施術トラブルの報道がありました。
この内容には間違いもあり 私見を述べさせていただきたいと思います。
レーザーでのトラブルとニュースで文章が記載されていますが実際はレーザーでしわやたるみの治療は殆んど行われていないため 高周波による電気エネルギーの治療であると予想されます。文章内にも高周波という言葉がありますが 高周波であればサーマクールのような単極の端子から熱エネルギーを発生させ真皮のコラーゲン生成を図りたるみやシワの治療を行うシステムが使用されていたのではないかと考えます。
しかし、現在では頸部のしわ、たるみ治療の主たるシステムはHIFUと呼ばれます超音波を高密度に焦点に集め熱を発生させて真皮や筋膜のタンパク変性を惹起させ引き上げる治療法になります。
ネットではHIFUによるトラブルではないのか?との記載も多くその真相は未だ不明です。
未承認機器の使用とありますが、未承認機器を美容治療で使用することは違法行為であ貼りません。むしろ国内では美容医療においては未承認機器での美容治療がその多くを占め もし未承認機器の美容医療器が違法となれば 美容クリニックの経営も美容診療も成り立たなくなってしまいます。
医師が個人の責任において未承認機器である美容医療機器を国外から輸入して治療を行っているのが日本の美容医療の現状でもあるのです。
未承認機器を使用したから悪い、未承認機器を使用したから警察の家宅捜査が入ったという印象になってしまう報道内容は危惧しております。
この事件の問題点は。
1:看護師が施術を行ったこと
2:看護師への指示や術後のチェックが確実に行われておらず医師の管理下で行われたとしても 不十分であたこと
なのです。
警察が医療事故として死亡事故以外に医療機関へ家宅捜査に入ることは、異例であり 患者様からの被害届け、刑事告訴が診断書などを添えて具体的な証拠とともに警察へ提出されたことが想定されます。
もしくは、他にも同様な被害者が存在して同様のケースが複数存在するか、現在の患者様への医療機関の対応が極めて不適切だったことが想定されます。
いずれにしましても この問題は決して家宅捜査を受けた医療機関だけの問題だけではないと思います。
当院にも本来であれば医師が必ず施術すべきレーザー照射やHIFU照射を他医院で受けられ熱傷を受けられたトラブルの患者様のご相談も相当数あります。
いかなる施術でもリスクが少しでもあれば医師が必ず施術を行うべきであり その輸入代行業者やメーカーも看護師が治療を行う事前提で美容医療器販売を行うべきではないと考えています。グレーゾーンが多い美容医療をもっと社会的に安心して多くの方々が受けられるよう 今回の事件はしっかりと事実を注視していきたいですね。
当院では、開業以来、全ての施術を院長である私が責任を持ちまして最初から最後まで必ず施術を行っています。