日本人のワキ臭に多い7つのタイプを解説
自分や他人のワキの臭いが気になり、仕事や勉強に集中できないといった悩みがある方は多いのです。
強烈なワキの臭いを発生させていることや他人のワキ臭が気になってしまい人とコミュニケーションを取ることに苦痛を感じているという方も少なくありません。
実は、日本人のワキ臭はさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴が違います。
まずは、7つある日本人特有のワキ臭の特徴を知り、正しい対策法をチェックしてみましょう。
男性を悩ますワキ臭のタイプ
毎日丁寧にワキを洗っているのに一日中臭いが気になるという男性も多いのではないでしょうか。
男性の多くが自分のワキの臭いに悩まされていますが、そのほとんどがミルクタイプに分類されます。
約4割もの男性がミルクのような臭いを発生させるミルクタイプに当てはまり、その次に酸っぱい臭いの酸タイプ、カレースパイスタイプと続きます。
この3つのワキ臭タイプに当てはまる男性が多く、自分のワキの臭いで悩んでいる約8割の人がこれらの臭いのせいで日常生活に支障を来してしまっているのです。
ワキ臭といってもタイプごとに臭いの強さには違いがあります。
たとえば、最も強い臭いを発生させているのはカレースパイスタイプとなっており、強烈なワキ臭を周囲に振りまいてしまうことから自分自身だけでなく他人にまで不快な思いをさせてしまうことも少なくありません。
次いで酸タイプ、ミルクタイプと臭いの強さは続きますが、さらに年代によっても臭いの強さは変化することがわかっています。
10代~20代の若い世代の場合、酸タイプ、カレースパイスタイプの臭いで悩んでいるのに対し、30代以降になるとミルクタイプのワキ臭で悩む男性が圧倒的に多くなります。
現在、自分のワキの臭いで悩んでいる日本人男性は10代~20代の若者に多く、日常生活に支障を来してしまうだけでなくコンプレックスになっているという方も少なくありません。
他人に迷惑をかけておらず自分だけがワキの臭いに悩んでいるのであれば、さほど大きな問題として捉えることはないでしょう。
しかし、驚くことに9割以上の方が他人に迷惑をかけてしまうようなワキ臭を発生させてしまっているというアンケート結果も出ています。
エレベーターや満員電車など人と人が密着するような空間の中にいると自分だけでなく、他人もワキ臭を感じられる程度の強い臭いを発生させてしまっていることもあり、自信を持って日常生活を送ることができないと悩んでしまう方が増えているのです。
現在、日本人が悩むワキ臭は、ミルクタイプや酸タイプ、カレースパイスタイプのほかにもカビタイプや蒸し肉タイプ、生乾きタイプ、鉄タイプの7つに分類されます。
臭いの感じ方や発生しやすい年代には違いがあるものの、正しい対策法を試すことで改善効果を期待できます。
ワキ臭は、アポクリン汗腺から汗が分泌され皮脂と混ざり合うことで雑菌が繁殖し強烈な臭いを発生させるのも特徴の一つです。
効率良くワキ臭を改善するには、まず臭いの原因となっている汗を抑えることがポイントです。
また、原因菌をしっかりと殺菌し、こまめに汗をシャワーで洗い流すことや消臭シートなどを使って臭いを拭き取ることも効果的な対策法なので試してみると良いでしょう。
体から腐った玉ねぎのような臭いを発生させてしまうのはなぜ?
仕事や勉強を頑張っているときに腐った玉ねぎのような臭いを体から感じるという経験をしたことはありませんか。
お世辞にも腐った玉ねぎは良い香りとはいえず、人によっては気分を悪くしてテンションが下がってしまうなど周囲に大きな迷惑をかけてしまうこともあります。
体から腐った玉ねぎのような臭いがする原因は、主に心的ストレスだと言われています。
たとえば緊張した場合や不安を感じるなど体に大きなストレスがかかると硫黄化合物のような腐った玉ねぎのような臭いを体から発生させてしまうのです。
このような検証結果は、2018年に大手化粧品メーカーでも検証され大々的に発表されました。
緊張や不安などによって大きなストレスを感じた際にジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタンという特有の臭いがするガスが発生されることがわかっており、この2つの成分を合わせてSTチオジメタンと呼んでいます。
STチオジメタンが体から発生してしまうことで周囲に不快感を与えてしまうなど、悪影響を及ぼしてしまうこともあるでしょう。
緊張や不安によってストレスを感じることで腐った玉ねぎのような強烈な臭いが体から発生されるということがわかった今、自分自身も周囲も気持ち良く日々を過ごすためにはストレスを溜め込まないのはもちろんのこと、緊張や不安を和らげられるようリラックスすることが大切です。
たっぷりと睡眠を取ることや適度な運動を心がけるなど体を労りながら上手にストレスを発散してみてはいかがでしょうか。
また、周囲に不快感を与えてしまう体から発生される悪臭は、腐った玉ねぎのような臭いだけではありません。
知らず知らずのうちに疲労が溜まるとおしっこのようなアンモニア臭を振りまいてしまうこともあるのです。
これは、疲労によって肝臓や腎臓の機能が低下することで引き起こされます。
通常であればアンモニアは体内で分解されますが、疲労が溜まりすぎてしまうと体内にアンモニアが残留しおしっこのような臭いを発生させます。
さらに疲労を溜めることや心理的ストレスを感じることで唾液の分泌がスムーズに行われなくなり、雑菌が繁殖しやすくなることがわかりました。
口腔内に雑菌が繁殖してしまうと口臭が気になるようになってしまうこともあります。
体から発生する悪臭は、ただ不清潔にしているからという理由だけで引き起こされているわけではありません。
不規則な生活が続き体が疲れている場合やストレスを感じることで体臭に悩まされてしまうこともあるので、自分を労わる時間を作ることも効果的な体臭対策になります。
ワキから鉛筆のような臭いがしたら要注意!
一年中を通してワキのトラブルで悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
ちゃんと毎日体を洗って清潔にしているのにワキが臭いような気がする、季節に関係なく一年中を通して汗でワキの下が湿っているなど困ったトラブルを抱える方が増えています。
真夏の暑い季節にワキ汗が気になるという方も多いですが、中には年齢を重ねるごとに緊張やストレスで汗をかきやすくなったという方もいるでしょう。
汗が大量に流れてしまうだけでなく、中には臭いが気になるという方も少なくありません。
ワキ臭で悩んでいる方は、成人男性のほかにも女性や子どもなど年代や性別を問わず増加しています。
一般的にワキから強烈な臭いを発生させてしまうことをワキガと呼んでいますが、人によっては鉛筆の芯のような臭いだと感じる方もいるようです。
ワキガは、遺伝や体質だけでなく日常生活の乱れや疲労、加齢などが原因で引き起こされます。
人によって臭いの強さや感じ方には違いがありますが、強いワキ臭を発生させてしまうことで日常生活に影響を及ぼしてしまうのも辛い点です。
ワキガで悩む方の中には、腐った玉ねぎや酸っぱい臭いのほかにも鉛筆の芯のような臭いを感じるという方もいます。
日本人の多くがワキガで悩んでいますが、欧米人と比較してみると強い臭いを発生させてしまうケースはほとんどありません。
自分が周囲に悪臭を振りまいてしまっているのではないかと悩みすぎてしまうあまり、汗が大量に出て悪循環を及ぼしてしまうこともあるのです。
そのため、自分はワキガなのかも?と思っても深く思い詰めてしまうことはおすすめできません。
中には、ワキの臭いに敏感になってしまい、自ら自己臭症という精神疾患を引き起こしてしまった方もいます。
まずは、できる対策をし、大きな悩みになっているなら医師にアドバイスをもらうこともおすすめの方法です。
また、時には信頼できる家族や友人に相談してみることも間違いではありません。
自分がワキの臭いを気にしていても、家族や友人に自分の体臭について聞いてみるとさほど気にしていない場合もあります。
ワキガの中には、鉛筆の芯の臭いを感じるというケースもありますが、これは汗と一緒に鉄分が体内から出ているからと考えられるでしょう。
通常であれば汗が体外に排出される前に血液内にミネラルや鉄分が吸収されます。
しかし、疲労やストレスが溜まってしまうと正常にミネラルや鉄分が血液に吸収されず、そのまま汗として排出されてしまうこともあるので注意しなければいけません。
このような形で汗が出てしまうと皮脂や雑菌と混ざり、強い臭いを発生させます。
正常に汗が排出されないことで体臭に悩まされてしまうのも辛い点ですが、さらに鉄分不足につながり貧血やめまいを起こすこともあるので、体臭対策にプラスして健康対策を行うことも欠かせません。
貧血やめまいを起こしてしまうと体内の酸素を大量に使います。
その結果、酸素不足を改善しようと体内では乳酸を溜め込み、より強い体臭を発生させてしまうこともあるのです。
効果的な体臭対策をするには、まずはストレスに負けない健康な体を作ることもポイントです。
また、食生活を見直し貧血を予防することで酸素不足や乳酸のバランスを整えられるので、体臭の悩みを改善することにもつながります。
もし、鉛筆の芯のようなワキガ臭で悩んでいるのであれば、皮膚の雑菌を効率良く抑えてくれる対策法を積極的に試してみることもおすすめの方法です。
ワキガ対策に効果的なクリームを使用することやワキガ治療を専門的に行ってみることも効果的な改善策となります。
また、最近では手軽に試せる体臭対策や口臭対策になるサプリメントも数多く販売されています。手間や時間をかけずに気軽に対策できるので、まずやってみてもいいかもしれません。
執筆者

クリニック名 | さかえクリニック | ||||||||||||||||||||||||||||||
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住所 | 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-5-21 錦HOTEIビル2F | ||||||||||||||||||||||||||||||
院長 | 末武信宏 | ||||||||||||||||||||||||||||||
治療費用 | ■わきが・多汗症
※EL法は、別途血液検査 8,000円(税別)とニードル代(3回で20,000円(税別))が必要です。 ■すそワキガ
※EL法は、別途血液検査 8,000円(8,800円)とニードル代(3回で20,000円(22,000円))が必要です。 ■チチガ(乳輪ワキガ)
※EL法は、別途ニードル代(3回で20,000円(22,000円))が必要です。 ■ケツガ(お尻ワキガ) 別途見積もりが必要になります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
院長プロフィール | 順天堂大学医学部 非常勤講師 日本美容外科学会認定専門医(第219号) 第88回 日本美容外科学会 会長 プロボクシング トレーナー JBC認定(NO.31532) 国際抗老化再生医療学会 認定指導医 一般社団法人 先端医科学ウエルネスアカデミー(AMWA)副代表理事 ┗https://www.amwa.jp 一般社団法人 日本視覚能力トレーニング協会 監事 トップアスリート株式会社 代表取締役 ┗http://topathlete.co.jp 日本美容内科学会 理事 | ||||||||||||||||||||||||||||||
WEBサイト | https://sakae-clinic.com https://sakae-clinic.com/wakiga |