- HOME >
- ワキガ >
ミラドライ治療後の再発
ミラドライ治療後の再発
「ミラドライの治療直後はワキガ臭がほとんどなかったのに、数カ月経過してから、臭いが復活してきた」という声がよくあります。
このようなケースはミラドライ治療の再発や失敗ではなく、よく起きる現象です。
せっかくミラドライ治療を受けたのに、再発して、施術前と同じような臭い・汗の量に戻ってしまった、とついつい考えてしまいますが、それは勘違いです。
では、なぜミラドライの再発と思うのか?
なぜ、再発や失敗と勘違いしてしまうのか、それは以下のメカニズムが考えられます。
ミラドライ施術後の皮膚には、熱ダメージによる腫れがしばらく残ります。
そのとき、ミラドライの影響を受けなかった汗腺は、この腫れによって圧迫されるので、一時的に活動を停止します。
汗腺が活動を停止するため、脇汗がピタッと止まったような感覚が数カ月続きますが、その後、腫れがおさまり、止まっていた汗腺の活動が再開されます。
ミラドライ治療を受けた方は、発汗がない時期を経験します。そのため、本来であれば、ミラドライ治療前に比べると、発汗量は大きく減っているはずなのですが、
一度発汗のない状態を経験したゆえに、「治療前と変わらない状態に戻ってしまった」と錯覚してしまうのです。
つまり、焼灼・凝固された汗腺が復活して症状が再発したのではないというのがポイントです。
ミラドライの影響を受けず、生き残った汗腺の活動が腫れが引くと同時に再開したということです。
よって、再発して施術前と同じような臭い・汗の量に戻るということではありません。
それでも、「ミラドライ治療を受ける前と比べても、汗の量・ニオイが全然減らなかった!」と感じている場合は、照射レベルの不足や打ち漏れが原因で、汗腺がきちんと破壊されていなかった可能性が考えられます。
しかし、ミラドライにきちんと精通した医師による施術であれば、発生する可能性は限りなく低いです。
ミラドライ治療は「わきに機械を当てるだけ」というシンプルな施術に見えますが、当て方などその治療方法によっては、結果や効果に大きな差が出ます。
ヤケドなどの副作用のリスクを考慮しながら、高い治療効果を出すために適切な照射レベルは患者様によって異なるため、その見極めが重要となります。
そして、その見極めには、医師の十分な知識、技術、経験などが必要となります。
ミラドライの治療にしっかりと精通した医師・クリニックを選ぶことが必要です。
ミラドライの再発に関してはのQ&A
Question:シャツに汗シミができ、そこが変色してしまいます。わきがの人は自分で臭いに気付かないので不安です。そこでミラドライの治療を考えているのですが、治療すれば汗シミは改善されますか?また汗シミはなくなりますか?再発などはしますか?
ミラドライでもちろん改善する可能性はありますが、ミラドライの施術そのものより誰に施術を受けるかが重要です。
ミラドライ治療は、長期予後が確実ではありませんでしたが最近ではある程度効果の持続や結果がわかってきました。
もちろん効果がある治療ではありますが 以下の場合は殆んど効果が期待できずトラブルになっているケースも少なくありません。
・看護師が施術を行っている。
・小学生や中学生への施術
・機器を導入したばかりで専門医が担当していない
・ディスカウントを売りに集客している医療機関
汗ジミは、エックリン汗腺と皮脂腺を熱エネルギーで効率よく破壊できれば必ず減少しますが、強いエネルギーを加えれば 熱傷などのリスクが高まります。 その匙加減が難しいのです。これは、絶対に看護師ではできません。
経験豊富な専門医に受けるべきです。 ミラドライという機械での施術であれば全て結果が同じになるわけではなく 設定出力や照射時間、照射範囲などによっても大きな効果の差が出ます。
ミラドライ後って再発したりしますか?ミラドライを検討しています。私はおそらく重症まではいかないワキガです。
再発の可能性はあります。特に看護師が施術しているケースではその多くの患者様が再発を起こし再治療が必要となります。
いずれにしても1回で中等度以上の腋臭症を完治に導くのはミラドライでは困難と想定されます。
もちろん複数回行えば完治が期待できますが、患者様の経済的負担が大きくなります。
ミラドライの口コミをみると再発したというのをよく聞くのですが、わきが臭がひどくなることもありますか。
アポクリン汗腺がミラドライ治療によって増えたりすることはありません。
ミラドライの合併症でよく目にするのが、術後に粉瘤という毛穴の部分に一致したカプセルを伴った塊が出現してこの部分から臭いが出たりするケースがあります。 これを前より臭いが酷くなったと訴えてご来院されます患者様は過去にも少なからずいます。
わきがの専門の先生!ミラドライを導入してて行ったほうがよいクリニックは?基準などあれば教えてください。出力レベル8かダブル照射だとどちらの方がいいのでしょうか?レベル8の照射が良いという理由になりますか?
ミラドライを行っている医療機関を選択する時の基準は以下の通りです。
・看護師が施術を行わず医師が施術を行っている
・1回での完治を断言せず、複数回治療が必要になった場合の費用を前もって通知されている
・確実に完治する回数を最初から説明される
です。つまり有名クリニックだからではなく、誰に施術を担当していただくか?が大切なのです。
看護師施術ではまず効果が出ないばかりか熱傷などのリスクが起こっているケースもあります。
といっても医師が行えば必ず効果が期待でき安全に施術を受けられるわけでもありません。
1例の腋臭治療を経験したことが無い美容外科医がミラドライ治療を行い腋窩神経損傷や熱傷を引き起こしたケースが実際あります。
1例の腋臭症手術も行ったことが無い、見たことも治療したことが無い医師にはたとえミラドライであっても治療を受けることはお勧めできません。
執筆者
クリニック名 | さかえクリニック | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
住所 | 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-5-21 錦HOTEIビル2F | ||||||||||||||||||||||||||||||
院長 | 末武信宏 | ||||||||||||||||||||||||||||||
わきが・すそわきが治療費用 | ■わきが・多汗症
※EL法は、別途血液検査 8,000円(税別)とニードル代(3回で20,000円(税別))が必要です。 ■すそワキガ
※EL法は、別途血液検査 8,000円(8,800円)とニードル代(3回で20,000円(22,000円))が必要です。 ■チチガ(乳輪ワキガ)
※EL法は、別途ニードル代(3回で20,000円(22,000円))が必要です。 ■ケツガ(お尻ワキガ) 別途見積もりが必要になります。 ■ムネガ 別途見積もりが必要になります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
院長プロフィール | 順天堂大学医学部 非常勤講師 日本美容外科学会認定専門医(第219号) 第88回 日本美容外科学会 会長 プロボクシング トレーナー JBC認定(NO.31532) 国際抗老化再生医療学会 認定指導医 一般社団法人 先端医科学ウエルネスアカデミー(AMWA)副代表理事 ┗https://www.amwa.jp 一般社団法人 日本視覚能力トレーニング協会 監事 トップアスリート株式会社 代表取締役 ┗http://topathlete.co.jp | ||||||||||||||||||||||||||||||
WEBサイト | https://sakae-clinic.com https://sakae-clinic.com/wakiga |