2021/10/14
子供のすそわきが・わきが治療について
すそわきが・ワキガで悩む子どもが増加
ワキガやすそわきがと聞くと大人特有のデリケートな悩みの一つと考える方も多いかもしれません。
しかし近年では、ワキガの低年齢化が懸念されており、思春期を迎えた10代の若い世代でも大きな悩みになっているのです。
実はワキガやすそわきがを引き起こす原因は思春期と大きな関係があります。
すそわきがの発生源であるアポクリン汗腺は思春期に発達する性ホルモンと深い関係があり、ワキやデリケートゾーンから不快な臭いを発生しやすくなります。
現在、ワキガやすそわきがで悩んでいる中高生も少なくありません。
自信を持って日々を楽しく過ごすには、日常生活に支障を来してしまう前やコンプレックスになる前に適切なワキガ対策を講じることが大切といえるでしょう。
子どものワキガやすそわきがが増えている理由
子どもがワキガやすそわきがになってしまう原因はさまざまです。
たとえば遺伝や食生活の乱れも原因といえます。
遺伝によってワキガになってしまった場合、専門のクリニックで適切な治療を行うことが欠かせません。
しかし、食生活の乱れによって引き起こされているのであれば普段の食事を見直すことで改善効果を期待できます。
子どもの食生活の乱れは今や大きな問題となっており、親子で一緒に解決しなければいけません。
無理なダイエットをした場合やスナック菓子やジャンクフードでお腹を満たしてしまうとアポクリン汗腺から出る汗は脂肪分やたんぱく質でいっぱいになってしまいます。
脂肪分やたんぱく質が多く含まれた汗は、皮膚の表面で細菌が分解されるときに強い臭いを発生させワキガやすそわきがの悩みを引き起してしまうのです。
もし、子どもの食生活の乱れが気になるのであればバランスの良い健康的な食事に変え、肉中心のメニューから野菜をふんだんに使ったヘルシーなメニューにチェンジしてみるなど効果的な対策してみると良いでしょう。
子どものワキガはできるだけ早く対策しましょう
子どもがワキガやすそわきがの悩みを抱えているなら、できるだけ早く正しい対策を行うことをおすすめします。
思春期の子どもがワキガやすそわきがになってしまうと子ども自身がコンプレックスを持ってしまうだけでなく、周囲から「くさい」と指摘されてしまうこともあります。
子どもは素直な分、感じたことをストレートに相手に伝えてしまうことも少なくありません。
指摘した本人は深い意味を持たずに言葉を発していたとしても言われた本人は深く傷付きます。
ワキガやすそわきがは、遺伝や体質が原因で発症してしまう方もいますが、このような事情を理解することができない低年齢の子どもは悪意なくストレートな言葉で相手を傷付けてしまうこともあるのです。
ワキガやすそわきがの悩みを抱えている子どもは、自分は周囲に不快感を与える人間だと思ってしまうことや人と接することが怖くなってしまうなど、日常生活に支障を来してしまうこともあるので、できるだけ早く専門のクリニックで治療を始めることをおすすめします。
親はどう対処すべきか?
子どもがワキガになってしまうと親も深刻に悩んでしまうことでしょう。
しかし、親があまりにも深刻に捉えすぎて心配し続けてしまうと、ますます子どもは自分はダメな人間なんだと考え込んでしまうこともあります。
ワキガ対策として消臭クリームなどでケアすることもできますが、まずは通気性の良い消臭効果を期待できる下着に変えることや洗濯をこまめに行うほかにも野菜中心のバランスの良い食事に変えるなど、子ども本人がワキガであることを重く受け止めないような方法で対策していくと良いでしょう。
また、子どもが深く悩んでいるときには、ワキガは対策すれば改善できるということを伝え温かくサポートしてあげることも大切です。
しっかりとワキガやすそわきがに対する知識を持っていれば、過剰な反応をせず、支えてあげることができるでしょう。
早期解決を目指すなら専門のクリニックに相談してみましょう
現在、ワキガやすそわきがの情報はネットでも集めることができます。しかし、中には不安を煽るような情報もあるため、情報を集めれば集めるほど大きな悩みになってしまう方も少なくありません。
不安を解消しながら正しいワキガ・すそわきが対策を行いたいのであれば、効果的な治療を受けられる専門のクリニックに足を運んでみると良いでしょう。子どものワキガ治療を行うクリニックも増えており、数多くの患者様を診てきているので、豊富なデータを持ち合わせています。
そのため、しっかりした診断ができ、患者一人ひとりに合った治療法や対策法をアドバイスしてくれます。また、最新の治療を受けられるのも嬉しい点です。
もし子どもがワキガだと思った場合や悩んでいた場合には、まずしっかりと調べたうえでサポートをしてあげましょう。
もし症状が深刻な場合や子どもが悩んでいる場合には専門家に相談してみると良いでしょう。
専門家が悩みに対して丁寧にアプローチしてくれます。
こどものわきがのQ&A
こちらの質問はYahoo!知恵袋から質問を抜粋して、さかえクリニック院長の末武が回答しています。お子様のわきが治療にお役立てください。
子供のワキガ手術について教えてください。親がワキガだと必ず子供にも遺伝しますか。子供がワキガだった場合匂いが気になるのが中学生位からだと思うのですが、中学生からわきが手術は可能ですか?
腋臭症は片親が確実な腋臭症であれば50%の確率でお子様に遺伝すると考えられています。
手術の場合は中学生で行っても再発の可能性が極めて高く効果もとても悪いためお勧めできません。
手術を行えばならず安静固定が必要となります。大人では我慢できても中学生のお子様には辛いことです。
中学生の場合は一時的効果を期待するのであればボトックス注射もしくは永久的に効果を期待されるのであれば、日常生活や学業へ負担が少ない電気凝固法(EL法)をお勧めします。
メリットは、術後の痛みがほとんどないため、術直後からスポーツも可能、傷跡が残らない、当日の入浴も可能、術直後からほとんど臭いや汗が無くなり効果が実感できるという大きなメリットがあり痛みに弱いお子様でも手軽に治療を受けることができます。
出血したり患部が腫れたり痛んだりすることもありません。
息子がわきがです。こどものわきが治療にペアドライが良いとききました。こどものわきが治療におすすめな治療ランキングを教えてください。
子供は成人に比較して組織再生能力が高く、ワキガ・多汗症の治療成績が悪いことが考えられます。
ペアドライのような併用療法は確かに有効性がアップします。しかし、治療効果が上がれば併用療法はダウンタイムを考えなければならなくなり、お子様にはすぐにお勧めできる治療法ではありません。
治療ランキング(効果のみ、ダウンタイムは配慮しない)
1:EL法
2:広範囲皮下組織剥離後 剪除術(稲葉式など)
3:ペアドライ
4:医師が行うミラドライ
5:医師が行うビューホット治療
Q私がワキガです、息子もわきがの可能性があります。何歳ごろから治療を開始すればよいのでしょうか。
お子様の場合は、成人と比較しまして再生能力が強いこと、成長期ではさらに汗腺の数が増えることを考慮しまして、できれば中学生以降の治療をお勧めします。
だたし、特に女児の場合は小学4年生くらいから臭いが気になるケースもあり友人関係などご本人が悩まれたりする場合は、小学生4年生からでも治療を行う事があります。 この場合は、できる限り痛みを伴わない治療であること、短時間で終了する治療であること、
術後に直ぐにスポーツ可能で学業や習い事に支障がないこと、傷跡が絶対に残らないことを成人以上に配慮して行う必要があります。
残念ながら上記の条件を全て満たして お子様でも安全に治療を行える方法は、EL法といういわゆる電気分解法しか治療法の選択肢がありません。
ミラドライ、ビューホットは痛みが強くまずお子様では術後の強い疼痛で精神的ダメージが大きくなります。 また成人には有効でも小児には効果がこれらの機器を使用する方法ではかなり悪くなり、多くの回数痛みに耐えながら治療を継続していく必要があります。
麻酔の量も多くなり確実に安全に治療を受けられるとは言えないのです。
EL法は短時間で治療が終了するため ミラドライ、ビューホット、手術と比較して、数十分の1の麻酔量で十分治療が可能で安全性が極めて高い方法になります。
Q:こどものわきがチェック方法についてです。耳垢が湿っていること以外にわかりやすいチェック方法は存在しないのでしょうか
耳垢以外での判断は、ご両親のいずれかがワキガ体質か否か。それと実際のお子様の臭いになります。
Q:両親がわきがではなく、その子供がわきがってことはあるんですか
ご両親がわきがでなくても、その祖父母にワキガの方がいましたらワキガの事もあり得ます。
いわゆる隔世遺伝になります。 ご両親いずれかワキガであれば50%の確率、両方ワキガの場合は90%ほどの確率でお子様がワキガとなります。
Q:剪除法後にわきが再発しました。傷は3センチ程で周辺は少し固くなっいます。ひきつれや痛みは無いようです。再手術や他の施術も考えていますが、再発しない良い手術はできますか?再手術も考え大きな病院に連れて行きましたが、再手術はリスクがあるのでお力になれませんと言われてしまいました。よい手術・治療法をおしえてください。
一度 手術を行った皮膚は 剥離して皮下組織に瘢痕ができています。 このための部位を再度剥がして手術することは大きなリスクとなります。 手術も初回の手術と比較して格段に困難となり、皮下組織を剥がすときも時間を要し、さらに削り取る部位を調整しないと広範囲の壊死を起してしまいます。
傷跡も残りやすく、術後の出血も多いため、より強い安静固定が術後に必要となり入院して行うべき手術となります。 この場合、再治療として最も有効で、ダウンタイム無く、安全かつ施術後に痛みを伴わなくできる治療がEL法という高周波の熱エネルギーで汗腺をタンパク凝固して破壊する電気凝固法になります。
手術で取り切れなかった部位のみ選択的に行う事も可能で、広範囲に毛穴に存在しるアポクリン汗腺を破壊できるのです。
EL法のメリットは手術以外のミラドライやビューホットで効果が認められなかった場合にも安全かつ有効に再治療を実施できることです。
施術後の固定や安静も不要で当日からの入浴やスポーツ、日常生活も可能です。
ピンポイントでの治療のため正常組織や手術で瘢痕化した組織へのダメージもほとんど無いことから再治療のリスクも痛みもありません。 ただし、看護師ではこの治療は実施できない、高度の技術が必要となるため専門医のみが施術可能で施術が受けられます医療機関が限られることが難点となります。
執筆者
クリニック名 | さかえクリニック | ||||||||||||||||||||||||||||||
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住所 | 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-5-21 錦HOTEIビル2F | ||||||||||||||||||||||||||||||
院長 | 末武信宏 | ||||||||||||||||||||||||||||||
わきが・すそわきが治療費用 | ■わきが・多汗症
※EL法は、別途血液検査 8,000円(税別)とニードル代(3回で20,000円(税別))が必要です。 ■すそワキガ
※EL法は、別途血液検査 8,000円(8,800円)とニードル代(3回で20,000円(22,000円))が必要です。 ■チチガ(乳輪ワキガ)
※EL法は、別途ニードル代(3回で20,000円(22,000円))が必要です。 ■ケツガ(お尻ワキガ) 別途見積もりが必要になります。 ■ムネガ 別途見積もりが必要になります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
院長プロフィール | 順天堂大学医学部 非常勤講師 日本美容外科学会認定専門医(第219号) 第88回 日本美容外科学会 会長 プロボクシング トレーナー JBC認定(NO.31532) 国際抗老化再生医療学会 認定指導医 一般社団法人 先端医科学ウエルネスアカデミー(AMWA)副代表理事 ┗https://www.amwa.jp 一般社団法人 日本視覚能力トレーニング協会 監事 トップアスリート株式会社 代表取締役 ┗http://topathlete.co.jp | ||||||||||||||||||||||||||||||
WEBサイト | https://sakae-clinic.com https://sakae-clinic.com/wakiga |