ビューホットは安全?本当に有効?
ワキガ治療にビューホットという治療機器が使用されていますが、ミラドライ同様、治療後の再発や無効例、醜い施術後の熱傷性瘢痕でご相談に訪れます患者様は後を絶ちません。
本来なら理論的にも素晴らしい!と考えられる治療ですがどうしてでしょうか?
ビューホット治療は、ニードルを皮膚へランダムに刺して高周波を流し、その針の発する熱エネルギーで 汗腺を破壊するという治療ですが、大きな問題点が存在します。
現在では、この治療機器は国内では販売されていませんがどうしてでしょうか?
特許の問題?トラブルが多発したため?無効だったため?
その理由は明確にされていませんが、現在ではこの治療機器の販売は国内では現時点では行われておらず 過去の治療機器となっているようです。
ビューホットの問題点は、
1.看護師施術が多い。
2. 極めて醜いイボ状の熱傷痕が残るケースが少なくない。
3. 有効性がEL法と比較して劣る。
4. ワキ以外の治療部位には原則として不可
→ 手のひらや足の裏、乳輪部、デリケートゾーンなどワキ以外の治療部位にビューホットを受け イボ状の極めて醜い熱傷痕が残ってしまった患者様が多数ご来院されています。
5. 現在、国内で治療機器が販売されていない。
ミラドライ同様、メスを使用しない治療ということである程度普及しましたが 看護師施術やダウンタイムから実際は、お勧めできない治療です。
理論的にはEL法と類似しますが、EL法は専門医による高度な技術で毛穴のみへの針の挿入で出血も一切なく腫れもなく 施術後の痛みや傷跡も全くと言って良いほど皮膚へのダメージが少ない治療ですが、ビューホットはあまりにも皮膚へのダメージが大きな治療法です。
EL法はピンポイント →いわゆるライフルによるターゲットのみの破壊。
ビューホットは、マシンガンのようにランダム照射で汗腺だけでなく正常な他の皮膚組織も破壊されてしまう治療。
特に看護師施術でのトラブルが多く、ビューホットによる乳輪部への治療、いわゆるチチガへの治療で 3度の熱傷を起こされてしまい皮膚壊死になり醜い熱傷性瘢痕の患者様の傷跡治療を当院でも複数行っております。
メスを使わない・・・この謳い文句は必ずしも安全を約束する治療ではありません。
むしろメスを使わないことで 熱傷痕という極めて醜い傷や施術後の強い腫れや疼痛を引き起こしてしまう治療でもあることが正確に患者様へ伝わっていません。
ビューホットも理論的にはミラドライよりもはるかに優れていると思いますが、看護師が行っていたり、パワー設定が間違ってしまうと悲惨な結果になることも事実なのです。
ワキガ治療は、担当医の専門性や経歴、実績を十分にご確認の上、慎重にご検討ください。