わきがやすそわきがの保険診療

わきがやすそわきがでお悩みでしょうか？わきがは保険診療でも可能ってご存知でしょうか？

わきがやすそわきがを治療するには手術を受ける必要があると思います。しかし、よく見かける『簡単に治せて、傷も残らない』治療法というものは存在しません。

わきが・すそわきがの治療で大事なことは『片側ずつ』確実に治すことです。

わきがやすそわきがの悩み

■できるだけ確実な治療を受けたい…

■仕事や生活に支障がないようにしたい…

■恥ずかしいので周りに気がつかれたくない…

『片側ずつ』保険診療で治療するからこそ『確実な治療』の特長とは

• 十分な治療時間を受けることが可能で、確実にアポクリン腺が取れる

→両側の治療の場合、手術時間が限られ手抜き手術になりがちな面がある。

• 合併症が少ない

→両側の場合、安静度が保てず合併症のリスクが高まってしまう可能性が高い。

• 生活の制限が非常に少なく、仕事に影響しにくい。

わきが（腋臭症）とは？

わきが（腋臭症）とはその名の通り、 わきから臭いが発する状態のことを指します。

わきがやすそわきがの症状と原因

わきの下には2種類の分泌腺である『アポクリン腺』・『エクリン腺』と、『皮脂腺』があります。

このうち、アポクリン腺から出る汗自体は無臭なのですが、エクリン腺から出る汗と、皮脂腺からでる脂肪分が混ざり合い、さらに細菌によって分解されることで臭いを発します。

また、エクリン腺から汗が大量に出る状態を『多汗症』と呼びますが、腋臭症は多汗症を併発していることもあります。

わきが・すそわきがは保険適用で治療が可能

わきがやすそわきがは、その人本来の体質のように受け取られがちで放置されていることが多いです。

しかしわきがは、『腋臭症』という診断病名として認められている病気なのです。

そのため、医師の診察によりわきが・すそわきがの手術は保険適用可能な手術となります。

保険診療による手術となりますが、他院での術後の修正手術などは適応外となる事が多いのでご了承下さい。

わきがの治療法

保険診療が認められている『剪除法（皮弁法）』です。

『皮弁法』の手術の流れ

『皮弁法』とは、わきの中心をシワに沿って数センチほど切開した後、直接汗腺を取るという手術方式です。

様々な治療法の中でも 腋臭症に対する治療効果は最も高いと言われ、併発しやすい多汗症の治療としても効果があります。

また、手術には局部麻酔を使用しますので、手術中の痛みは伴いません。

1.切開

わきの下のしわに沿って皮膚を4ｃｍ前後切開します。

2.アポクリン腺の除去

切開部から皮膚をめくり、アポクリン腺を確認したら丁寧に取り残しの無いように切除します。

3.縫合

切開した部分を丁寧に縫合します。

その際に、皮膚の下に血が溜まらないようにドレーン（血を抜く管）を入れます。

4.固定

脇をガーゼでと包帯で固定します。

手術における注意事項

・手術予定日の前日・当日の飲酒はお控えください。

・手術後にワキを固定する為、ご来院の際は着脱のしやすい服装をおすすめ致します。

ゆとりのある前空きのシャツなどが好ましいです。

・手術当日は、車やバイクでのご来院はお控えください。

・手術後2週間は安静にして頂く必要がありますが、わきに直接刺激などを与えなければ、手術当日から日常生活を送ることは可能です。

重たいものを持たない仕事（軽作業）であれば、翌日からでも仕事ができます。

・抜糸までは激しい運動や飲酒は避けて頂くので、あらかじめご了承ください。

・デスクワークなどの刺激の少ない日常生活については、術後に行って頂いても問題ありません。

・シャワーは翌日から傷を避けて頂ければ問題ありません。

※患者様ごとに仕事や日常生活の制限が異なるため、詳細については診察時にご相談下さい。

手術後の経過は下記のようになります。

術後2日目：出血と皮膚の状態を診察し、ドレーン（血を抜く管）抜去します。

術後4～5日目：ガーゼ抜去します。ワキを含めて全身シャワー可能です。

術後7～10日目：抜糸をします。

※術後の再診の際に、反対側を手術する事により通院回数を減らす事も可能です。

（両側同時手術と通院回数がほとんど変わらない場合もあります）

初診時に担当医とご相談下さい。

当院のわきが治療

当院の治療には、下記の特長があります。

• 髪の毛よりも細い糸を使用することで、細かく丁寧な縫合をいたします
• 診療した院長が最適な手術方式を選択します
• 痛みを最小限に留める治療を行います

わきが手術(保険診療)に関するQ&A

手術後には、臭いはすぐ無くなりますか？

手術後の固定を外した段階では臭いはまだ残っています。

傷を治癒し始めてから2～3週間程度で、徐々に臭いが無くなっていきます。

手術後に傷跡は残りますか？

術後直後には傷は残ります。

ただし、時間の経過に伴い、ほとんど目立ちにくくなることが多いです。

術後３ヶ月程度で目立たなくなっていきます。

治療に痛みはありますか？

手術中は局所麻酔を使用しているため痛みはございませんが、術後すぐは若干の痛みが出る場合がございますので、その際には痛み止めの内服薬を処方いたします。

手術前に剃毛する必要はありますか？

手術前に剃毛していただくのが好ましいです。

手術後すぐにシャワーや入浴はできますか？

傷口以外の個所については、シャワーのみ手術翌日からご利用いただいても問題ございません。

（髪の毛は脇を締めて洗って頂きます。）

術後4～5日目にて、ガーゼを抜去致しますので、その際にはワキを含めて全身シャワーが可能です。

術後7～10日目には抜糸をさせて頂き、そこで入浴も可能となります。

手術後は日常生活に支障はありますか？

術後3日間は、安静にして頂き、脇を挙げる動作を控えて頂いております。

一般的な日常生活に支障はありませんが、飲酒や激しい運動、湯船での入浴などは避けて頂きます。

手術をご希望の患者様は、翌日が休日の時などに手術を検討されると、合併症などのリスクが少なく、術後経過がスムーズになるのでお勧めです。

入院する必要は無いのでしょうか？

当院の治療では入院する必要はございません。

当日手術後にご帰宅して頂くことが可能です。

術後、通院する必要はありますか？

術後の経過観察のため、必ず術後2日目に通院して頂きます。

その後、術後4～5日目にガーゼ抜去。

術後7～10日目に抜糸のために通院して頂きます。

術後経過が面倒とおっしゃられる患者様もいらっしゃいますが、どの再診も最低限必要な外来通院となります。

しっかりと汗腺を摘出する手術のため、その分だけ合併症のリスクはつきものです

（合併症が無いのは汗腺が取り切れていないことを意味します）。

合併症を最小限に抑えるため、必ず受診して下さい。

遠方からの受診は問題ありませんか？

当院では、全国（一部海外）から手術を受けに患者様がいらっしゃいます。

腋臭症・わきがの手術に関しては、合併症の多くは手術当日の安静不足によることがほとんどです。

注意して頂きたいのは、遠方から来院の場合、術後すぐの帰宅までに利用される交通手段として、電車（吊革につかまるなどの刺激の強い行為が伴うことが想定される）や、長距離歩行などはなるべくお控えください。

手術給付金について

生命保険会社や共済組合などの医療保険にご加入されている方で、医師の診察を受けて保険診療で手術を受けられた場合には、手術給付金が受けられることがあります。

生命保険に加入していても、本人による手続きがないと給付されません。

場合によっては、無料もしくはそれ以上に治療費が戻ってくることもあります。

医師の診断書が必要な場合は、受診時に必ずお伝えください。

ご加入の生命保険会社、共済組合などがあればご確認下さい。

手術給付金については、こちらのページでより詳細に説明させて頂きます>>

（『腋臭症手術（K008-1）』などが手術名となります）

当院には下記のようなお悩みを抱える患者様が多数来院されています。

思い当たることはありませんか？自分で自分の臭いに気付いたことはありませんか？

他人から臭いを指摘されたことはありませんか？わき毛が濃い方ではありませんか？

ワキの下の汗の量が多く、いつもベタベタしませんか？肉や乳製品、油っぽい食べ物が好きではありませんか？

ワキ毛に白い粉が付着しませんか？ご家族にわきがか、すそわきがで悩まれている人はいませんか？

耳垢が湿っていませんか？洋服のワキの部分が黄ばんだシミができませんか？

わきがやすそわきがは病気です。あなたは大丈夫ですか？