キレーション療法

肌のケア キレーション療法
キレーション療法
内から有害なミネラルや老廃物を取り除く
キレーション療法とは、体内から有害なミネラルや老廃物を取り除く方法を用いたアンチエイジング療法です。ミネラルというと、身体に必要なものと思われていますが、からだに有害なものもあります。
それは、カドミウム・水銀・鉛・ヒ素・アルミニウムなどです。
私たちは、魚を食べることによって、あるいは、排気ガスやたばこの煙からと、少しづつ、からだの中にこれらの有害な重金属をためこんでしまっています。
そして、これらの有害な重金属は粒子が大きく、汗など身体からの排泄物で自然に排出されにくいのです。その排出に効果的なのが、キレーション療法です。
キレートの語源は、ギリシャ語でカニのハサミのことです。キレート剤は、カニがハサミで物を挟むような形で重金属と結合する薬剤なので、キレーション剤を点滴することで、有害な重金属が体外へ排出されます。
日本では、キレーションは鉱山で働く人たちや絵の具に含まれる亜鉛で中毒を起こす画家たちの鉛中毒の解毒剤として使用される以外にまだ、あまり普及していませんでしたが、近年、欧米で研究が進み、動脈硬化の発症予防や抗加齢医療の療法としてキレーション療法が期待されています。
キレーション療法
Ca-EDTAと呼ばれるキレート剤の他、各種ビタミンなどを含んだ、100mlほどの点滴を行います。
その間、約30分。
効果を得るためには、週1-2回の頻度で、10~20回。
その後は、月に1~2回の療法で、コンディションが維持されます。
キレーション療法が有効な病変・期待される症状の改善のリスト
  • 動脈硬化症
  • 心冠動脈疾患
  • 末梢血管疾患
  • 関節炎
  • 多発性硬化症
  • パーキンソン病
  • アルツハイマー氏病
  • 視覚・聴覚・嗅覚障害
  • 側副血行の増加
  • 血液粘度(血液ねばねば度)の低下
  • 細胞膜の機能の改善
  • 細胞内器官の機能の改善
  • 動脈の攣縮(れんしゅく)の軽減
  • フリーラジカル産生を減少
  • 老化の進行を抑制
  • 狭心症の減少
  • 壊疽の改善
  • 皮膚の色の改善
  • 糖尿病性潰瘍の改善
  • 筋肉運動の改善
  • 精力回復
静脈点滴は医師の治療行為です。
血管性疾患がある、有害金属の重大な蓄積など危険因子がある場合は施設の紹介を行っております。
キレーション療法の禁忌
腎臓に機能障害がある方や不整脈がある方、心臓に疾患がある方、65歳以上の高齢者は原則としてキレーション療法は行いません。
キレーションの考え方・方針
キレーション治療に関しては効果やリスクなど賛否両論があります。
国内の学会でも推進する医師、反対する医師が対立した意見を持っています。
海外ではほぼキレーションの効果、安全性は確立されておりますが、あくまでも対象を絞って慎重に行う範囲でのことです。
当クリニックでも慎重にキレーション導入を検討しておりましたが、対象を絞って適応と考えうる患者様に限り施行する方針です。
高齢者、血圧が不安定な患者様、循環器系のリスクを抱えている患者様、検査を受けられずにキレーションのみをご希望される患者様は原則として行いません。
動脈硬化が進んだ患者様へ積極的に治療目的で行うことにはリスク的見地からは疑問を持っております。
このため当院では適応とならない患者様が多数存在することをご了承ください。
いたずらにデトックスを目的として全てが治療対象のような考え方でキレーションを行うクリニックも存在しますが、キレーションには明らかにリスクがあり慎重に行うべきです。
当院ではこれまで世界で1例も死亡例が無いと確認されています、Ca-EDTAのキレーションを採用します。
しかし、この薬剤ですらショックや血圧の急激な低下を起こす可能性が無いわけではなく医師の管理下で慎重にゆっくり時間をかけて行う必要があるのです。
実際、キレーションのセミナーで薬剤の急速注入を受けた高齢の医師がショックを起こしたケースもあります。
濃度も最初から高濃度での点滴は行いません。
キレーション前には血圧測定、血液機能分析、一般検査など慎重に身体情報を得た上で行います。
血液機能分析では凝固血液で重金属汚染が身体に存在するか否かを判定できるため、キレーションの必要性や効果判定にビジュアルに対応できます。
キレーションのリスクを十分ご納得の上、受けられることをお薦めいたします。
デトックス効果でαリポ酸の注射はリスクもほとんど無く安全性、簡便性ではキレーションに勝ると考えております。

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